Oracle® Solaris Cluster 4.2 リリースノート

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更新: 2014 年 9 月
 
 

Oracle Solaris 11.1 および Oracle Solaris 11.2 上の Oracle Solaris Cluster 4.2 では NFS リソースおよび HASP リソースが zfs recv で失敗する (17365301)

問題のサマリー: この問題は、ZFS ストレージプール (zpool) を管理する SUNW.HAStoragePlus (HASP) リソースと、この zpool から ZFS ファイルシステムの NFS 共有を管理する SUNW.nfs リソースを使用して構成されたシステムで発生することがあります。詳細は、SUNW.nfs(5) のマニュアルページを参照してください。

別のシステムからのスナップショットを使用して、HASP によって管理されている同じ zpool 上の個別の ZFS サブボリュームへの大規模な zfs send および zfs recv が実行された場合、Oracle Solaris 11.1 または Oracle Solaris 11.2 上で実行されている Oracle Solaris Cluster 4.2 では NFS リソースと HASP リソースの両方が失敗することがあります。

回避方法: Oracle Solaris Cluster リソースの下でアクティブに管理されているファイルシステムのデータレプリケーションを開始する前に、次のいずれかを行います。

  • 次のコマンドを実行して NFS リソースを無効にします。

    # clresource disable nfs-resource-name
  • 次のコマンドを実行して NFS リソースのモニタリングを無効にします。

    # clresource unmonitor nfs-resource-name

データレプリケーションが正常に完了したら、NFS リソースをモニター状態およびオンライン状態にします。