問題のサマリー: Oracle Solaris 11.2 では、1 つの冗長な物理 IB ネットワークパスまたはポートで障害が発生した場合、Oracle Solaris Cluster のプライベートネットワークを使用するソケット直接プロトコル (SDP) が失敗することがあります。
Oracle Solaris 11.2 は、デフォルトでは、SDP トラフィックに対して IPMP および APM に基づいた HCA で管理されたフェイルオーバーをサポートします。Oracle Solaris Cluster 環境では、インターコネクトは IPMP の下で管理されていないため、InfiniBand のリンク障害が発生した場合は SDP トラフィックの透過的な自動復旧が必要です。
回避方法: 自動復旧機能を有効にし、HCA で管理されたフェイルオーバーのサポートを無効にするには、/etc/system ファイルに次の行を追加します。
set sdpib:sdp_ip_path_verify=0
変更を有効にするには、ブートアーカイブを更新してノードをリブートします。