Oracle® Solaris Cluster 4.2 リリースノート

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更新: 2014 年 9 月
 
 

マルチグループ操作中にいずれかの保護グループに対する操作が失敗すると、マルチグループ内のその他の保護グループに対する保留中の操作をまったく実行することなく、マルチグループ操作がエラーで終了する (18270451)

問題のサマリー: マルチグループ操作 (起動、停止、スイッチオーバー、およびテイクオーバー) は、そのマルチグループ内の保護グループに対する必要な操作を実行します。マルチグループはこのような操作を、操作のタイプや、マルチグループで指定された保護グループ間の依存関係に応じて並列または順番に実行します。このような保護グループ操作のいずれかが失敗すると、保留中の操作をまったく実行することなく、マルチグループ操作がエラーで終了します。マルチグループ操作では、保護グループに対する操作がいつ開始および終了したかを示すメッセージが出力されます。また、ユーザーにも操作の失敗がすべて報告されます。

回避方法: マルチグループ操作によって報告される失敗メッセージに加え、個々の保護グループのステータスをチェックして、リクエストされた操作が実行されたかどうかを確認します。保護グループに対する操作が失敗する原因になった問題をすべて修正します。次に、geopg コマンドを使用して、このような保護グループに対する個々の保護グループ操作を実行します。