電源切断、リモート (Oracle ILOM Web インタフェース)
ロケータインジケータをリモートでオンにする (Oracle ILOM CLI)
このセクションには、電源モード、サーバーのシャットダウン、およびサーバーのリセットに関する情報が含まれています。
全電力モードは、サーバーの通常の操作モードです。サーバーが全電力モードに入ると、電源はすべてのサーバーコンポーネントに供給され、サーバーがブートし、オペレーティングシステム (OS) が機能します。サーバーがスタンバイ電源モードの場合に、サーバーのフロントパネルの電源ボタンを押すと、全電力モードを利用できます。さらに、Oracle ILOM からサーバーの電源を投入して全電力モードにすることもできます。サーバーが全電力モードで稼働し始めると、電源 OK およびサービスプロセッサ (SP) のインジケータが常時点灯になります (サーバーのブートプロセスと正常動作状態のインジケータを参照してください)。
スタンバイ電源は非動作モード (OS がブートしない) であり、SP の実行に必要なコンポーネントにのみ低電力が供給されます。スタンバイ電源モードに切り替えるには、AC 電源ケーブルをサーバーの背面に接続しますが、フロントパネルの電源ボタンは押しません。電源切断方法のいずれか (次を参照) を使用して操作可能な全電力モードからサーバーの電源を切断することにより、スタンバイ電源モードに切り替えることもできます。スタンバイ電源モードになると、SP のブート中に SP のインジケータがすばやく点滅します。SP のブートが完了するとインジケータが常時点灯し、電源 OK インジケータが点滅します (サーバーのブートプロセスと正常動作状態のインジケータを参照してください)。
正常なシャットダウン (通常のシャットダウンとも呼ばれる) は、ユーザーに警告し、ファイルを閉じ、ファイルシステムを準備するため、サーバーをスタンバイ電源モードにシャットダウンするもっとも安全な方法です。正常なシャットダウンを実行するには、サーバー OS、Oracle ILOM、またはサーバーのフロントパネルの電源ボタンを使用します。
サーバーの即時シャットダウン (緊急シャットダウンとも呼ばれる) は、データの損失がないか許容可能であることがわかっている状況でのみ使用してください。即時シャットダウンでは、ユーザーに警告せず、ファイルを正常に閉じず、スタンバイ電源モードへのシャットダウンに備えて、ファイルシステムを準備しません。
サーバーの全電力モードからスタンバイ電源モードへのシャットダウンは、サーバーから完全に電源を切断することにはなりません。スタンバイ電源モードにあるサーバーは、低電力状態です。この低電力状態は、Oracle ILOM を実行するサービスプロセッサ (SP) の維持には十分です。サーバーの電源を完全に切断するする唯一の方法は、電源コードを抜くことです。
ウォームリセットは、サーバーのリブートまたは再起動です。サーバーの電源を全電力モードからスタンバイ電源モードに入れ直し、全電力モードに戻します。たとえば、ウォームリセットは、ソフトウェアまたはファームウェアの更新後、または Oracle System Assistant や BIOS 設定ユーティリティーを起動する場合に必要になることがあります。
サーバーのコールドリセットは、完全な電源切断の状態からのサーバーの再起動です。コールドリセットは、システムの問題を解決するために必要な場合があります。コールドリセットを実行するには、サーバーをスタンバイ電源モードにし、完全な電源切断を実行 (上記参照) して、電源からサーバーを切断し、30 - 60 秒待ってから、サーバーを電源に接続します。
関連項目: