Oracle® Solaris 11.2 でのネットワークのセキュリティー保護

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更新: 2014 年 9 月
 
 

IPsec パケットのフロー

Figure 6–1 は、アウトバウンドパケットで IPsec が呼び出された場合に、IP パケットがどのように処理されるかを示しています。フロー図は、認証ヘッダー (AH) とカプセル化されたセキュリティーペイロード (ESP) エンティティーがどこでパケットに適用されるかを示しています。以降のセクションでは、これらのエンティティーの適用方法とアルゴリズムの選択方法について説明します。

Figure 6–2 は、IPsec インバウンドプロセスを示しています。

図 6-1  アウトバウンドパケットプロセスに適用された IPsec

image:フロー図は、アウトバウンドパケットがまず ESP によって、次に AH によって保護されていることを示しています。次にパケットは、トンネルまたは物理インタフェースに送られます。

図 6-2  IPsec をインバウンドパケットプロセスに適用

image:フロー図は、IPsec がまず AH ヘッダーを処理して、次にインバウンドパケットの ESP ヘッダーを処理することを示しています。十分に保護されていないパケットは、振り落とされます。