DIT が作成されたら、情報ツリーにデータを移入します。データは、/etc ファイルを含むすべてのシステムから継承されます。したがって、このタスクはサーバー上ではなく、これらのシステム上で実行する必要があります。情報ツリーにデータを投入する方法は、LDAP データ生成の計画で説明した計画によって異なります。
データが情報ツリーに入力されるファイルの例を次に示します。
aliases
auto_*
bootparams
ethers
group
hosts
同様に、/etc 内の権限関連ファイル (user_attr、~/security/auth_attr、~/security/prof_attr、および ~/security/exec_attr など) からの情報も情報ツリーに追加されます。
情報ツリーにデータを移入するには、ldapaddent コマンドを使用します。また、ツリー上にロードしているデータが含まれる /etc ファイルまたはデータベースも指定します。高いパフォーマンスを実現するために、一部のファイルは順番にロードする必要があります。ファイルとそのロード順序は、次のとおりです。
passwd
shadow
networks
netmasks
bootparams
ethers
オートマウンタ情報をロードする際は、ファイルまたはデータベース名で auto_* の名前付け形式 (auto_home など) が使用されることに注意してください。