Oracle® Solaris 11.2 ディレクトリサービスとネームサービスでの作業: LDAP

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更新: 2014 年 7 月
 
 

NIS から LDAP への移行コマンド、ファイル、およびマップ

2 つのユーティリティー、2 つの構成ファイル、および 1 つのマッピングが N2L の移行に関連付けられています。

表 8-2  N2L のコマンド、ファイル、およびマップの説明
コマンド/ファイル/マップ
説明
/usr/lib/netsvc/yp/inityp2l
NISLDAPmapping および ypserv 構成ファイルの作成を支援するユーティリティー。このユーティリティーは、これらのファイルを管理するための汎用ツールではない。熟練したユーザーであれば、inityp2l の出力をテキストエディタを使って検証したりカスタマイズしたりすることで、N2L 構成ファイルの管理や、カスタムマッピングの作成を行うことも可能。inityp2l(1M) のマニュアルページを参照してください。
/usr/lib/netsvc/yp/ypmap2src
標準の NIS マップをほぼ同等の NIS ソースファイルに変換するユーティリティー。ypmap2src の主要な用途は、N2L の移行サーバーから従来の NIS への変換。ypmap2src(1M) のマニュアルページを参照してください。
/var/yp/NISLDAPmapping
NIS マップエントリと、LDAP 内の同等のディレクトリ情報ツリー (DIT) エントリの間のマッピングを指定する構成ファイル。NISLDAPmapping(4) のマニュアルページを参照してください。
/var/yp/ypserv
NIS から LDAP への移行用デーモンの構成情報を指定するファイル。ypserv(4) のマニュアルページを参照してください。
ageing.byname
NIS から LDAP への移行の実行時に、DIT でのパスワード有効期限情報の読み取りおよび書き込みのために yppasswdd によって使用されるマッピング