サポートされる標準マッピングにリストされているマップを移行する場合は、この手順に従います。カスタムマップまたは非標準マップを使用している場合 は、カスタムマッピングまたは非標準マッピングを使用して N2L サービスを設定する方法を参照してください。
LDAP サーバーの設定が終わったら、inityp2l スクリプトを実行して、プロンプトに従って構成情報を入力します。inityp2l は構成を行い、標準および auto.* マップのためのマッピングファイルを設定します。
詳細は、Oracle Solaris 11.2 でのユーザーとプロセスのセキュリティー保護 の割り当てられている管理権利の使用を参照してください。
# inityp2l
NIS マスターサーバーで inityp2l スクリプトを実行して、プロンプトに従います。指定が必要な情報のリストは、NIS から LDAP への移行サービスの設定を参照してください。
詳細は、inityp2l(1M) のマニュアルページを参照してください。
NISLDAPmapping ファイルにリストされたすべてのマップの配備に必要な情報がすでに DIT 内に存在する場合、DIT は完全に初期化されています。
DIT が完全に初期化されている場合は、手順 5 をスキップして、Step 6 に進んでください。
この手順は、DIT が完全に初期化されていない場合にのみ実行します。
# cd /var/yp # make
詳細は、ypmake(1M) のマニュアルページを参照してください。
# svcadm disable network/nis/server:default
# ypserv -IR
ypserv が終了するまで待ちます。
# svcadm enable network/dns/client:default # svcadm enable network/nis/server:default
これで、N2L サービスが標準マップを使用して設定されました。手順 6 を行う必要はありません。
DIT が完全に初期化され、手順 5 をスキップした場合に限って、次の手順を実行してください。
# svcadm disable network/nis/server:default
# ypserv -r
ypserv が終了するまで待ちます。
# svcadm enable network/dns/client:default # svcadm enable network/nis/server:default