Oracle® Solaris Studio: 12.4 インストールガイド

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更新: 2014 年 12 月
 
 

Oracle Solaris 10 および Linux プラットフォームのインストーラ、アンインストーラ、install_patches ユーティリティーのコマンド行オプション

この付録では、パッケージインストーラとアンインストーラのすべてのオプションについて説明します。

グラフィカルインストーラのコマンド行オプション

次のコマンド行オプションは、グラフィカルインストーラを起動するときに有効です。

--current-zone-only
現在のゾーンのみにインストールします。インストーラを大域ゾーンで実行する場合、このオプションを使用すると、インストールする製品はそのゾーンでのみ使用可能になります。
--help
オプションに関する情報を表示します。
--ignore-arch
システムアーキテクチャーの確認を無効にします (Oracle Solaris システムのみ)
--javahome directory
インストーラを実行するときに directory 内の JDK を使用します。インストーラがシステムの標準の場所で JDK を見つけられない場合に、このオプションを使用して JDK の場所を示す必要があります。
--libraries-only
実行時ライブラリのみをインストールします。
--locale locale
指定した locale を使用して、インストーラのデフォルトロケールをオーバーライドします。有効なロケールは、en (英語)、ja (日本語)、zh (簡体字中国語) です。
--nfs-server
NFS サーバーインストールモードを使用します。インストーラはサーバーに必要な Oracle Solaris パッチが存在しているかどうかを確認せず、/usr/bin ディレクトリにシンボリックリンクを作成しません。
--output output_file
インストーラのすべての出力を、指定したファイルに書き込みます。
--record state_file.xml
コマンド行インストーラを使用して別のシステムでインストールを繰り返せるように、グラフィカルインストーラにインストーラセッションを記録します。このオプションは、製品コンポーネントのサブセットを複数システムにインストールする場合に特に役立ちます。
--tempdir directory
デフォルトで、インストーラは一時データを /tmp ディレクトリに抽出します。十分な空き容量がシステムの /tmp ディレクトリにない場合、インストーラ用の別のディレクトリを指定できます。
--verbose
詳細な出力をコンソールに書き込みます。

コマンド行インストーラのコマンド行オプション

次のコマンド行オプションは、solarisstudio.sh コマンド行インストーラを起動するときに有効です。

--create-symlinks
Oracle Solaris Studio 12.4 ソフトウェアおよびマニュアルページへのシンボリックリンクを、/usr/bin ディレクトリと /usr/share/man ディレクトリに作成します。
--current-zone-only
現在のゾーンのみにインストールします。インストーラを大域ゾーンで実行する場合、このオプションを使用すると、インストールする製品はそのゾーンでのみ表示されます。
--extract-installation-data directory
インストールデータを抽出し、インストールを実行しません。
--generate-desktop-distr
デスクトップオペレーティングシステム用に構成された IDE (コードアナライザをインストールする場合はそれも) の配布を含む zip ファイルを生成します。-desktop-distribution.zip という zip ファイルが、Oracle Solaris Studio インストールの lib ディレクトリに置かれます。
--help
オプションに関する情報を表示します。
--ignore-arch
システムアーキテクチャーの確認を無効にします (Oracle Solaris システムのみ)
--install-components component_name,component_name,...
指定されたコンポーネントだけをインストールします。有効な component_name は、c-and-cpp-compilerscode-analyzer-tooldbx-debuggerdbxtooldlight-observability-tooldmakefortran-compileroicperformance-and-thread-analysis-toolsperformance-library、および studio-ide です。
--installation-location directory
Oracle Solaris Studio ソフトウェアを、デフォルトのインストールディレクトリ /opt ではなく、指定したディレクトリにインストールします。
--javahome directory
インストーラを実行するときに directory 内の JDK を使用します。インストーラがシステムの標準の場所で JDK を見つけられない場合に、このオプションを使用して JDK の場所を示す必要があります。
--libraries-only
実行時ライブラリのみをインストールします。
--locale locale
指定した locale を使用して、インストーラのデフォルトロケールをオーバーライドします。有効なロケールは、en (英語)、ja (日本語)、zh (簡体字中国語) です。
--nfs-server
NFS サーバーインストールモードを使用します。インストーラはサーバーに必要な Oracle Solaris パッチが存在しているかどうかを確認せず、/usr/bin ディレクトリにシンボリックリンクを作成しません。
--non-interactive
コマンド行モードでインストーラを起動します。
--print-components-description
-install-components オプションに使用できるコンポーネント名を一覧表示します
--silent-logs-dir directory
インストーラのログファイルを、指定したディレクトリに書き込みます。
--state state_file .xml
グラフィカルインストーラによって記録された状態ファイルを再生して、インストールセッションをメッセージを表示せずに繰り返します。このオプションを使用すると、コマンド行モードで製品コンポーネントのサブセットをインストールできます。
--tempdir directory
デフォルトで、インストーラは一時データを /tmp ディレクトリに抽出します。十分な空き容量がシステムの /tmp ディレクトリにない場合、インストーラ用の別のディレクトリを指定できます。
--use-alternative-root directory
デフォルトのルートディレクトリ / ではなく、指定したルートディレクトリにインストールします。代替ルートとして使用するディレクトリのフルパスを指定します。このオプションは、Oracle Solaris 10 を実行するシステムでのみ有効です。
--verbose
詳細な出力をコンソールに書き込みます。

アンインストーラのコマンド行オプション

次のオプションは、uninstall.sh アンインストーラを起動するときに有効です。

--force-uninstall
/.nbi ディレクトリを削除せずに、Oracle Solaris Studio 12.4 パッケージとインストールディレクトリを削除します。
--javahome directory
アンインストーラを実行するときに directory 内の JDK を使用します。このオプションは、アンインストーラがシステムの標準の場所で JDK を見つけられないときに、それを指定するために必要になります。
--locale locale
指定した locale を使用して、アンインストーラのデフォルトロケールをオーバーライドします。有効なロケールは、en (英語)、ja (日本語)、zh (簡体字中国語) です。このオプションはグラフィカルアンインストーラでのみ有効です。
--non-interactive
アンインストーラをコマンド行モードで実行し、インストール済みのソフトウェアコンポーネントをアンインストールします。
--output output_file
アンインストーラのすべての出力を、指定したファイルに書き込みます。このオプションはグラフィカルアンインストーラでのみ有効です。
--tempdir directory
デフォルトで、アンインストーラは一時データを /tmp ディレクトリに抽出します。十分な空き容量がシステムの /tmp ディレクトリにない場合、アンインストーラが使用する別のディレクトリを指定できます。
--use-alternative-root directory
デフォルトのルートディレクトリ / ではなく、指定したルートディレクトリからアンインストールします。このオプションは、コマンド行アンインストーラにのみ、かつ Oracle Solaris を実行するシステムでのみ有効です。
--verbose
詳細な出力をコンソールに書き込みます。

install_patches.sh ユーティリティーのコマンド行オプション

次のオプションは、install_patches.sh ユーティリティーを起動するときに有効です。

-G
パッチを現在のゾーンのパッケージにのみ追加します。ユーティリティーを大域ゾーンで実行する場合、このオプションを使用すると、パッチはそのゾーンでのみ使用可能になります。
-p
Oracle Solaris Studio 製品のパッチをインストールします (ある場合)。このオプションを指定し、使用可能なパッチがない場合、そのことを示すメッセージが表示されます。
-l locale
指定した locale を使用して、ユーティリティーのデフォルトロケールをオーバーライドします。有効なロケールは、en (英語)、ja (日本語)、zh (簡体字中国語) です。
-R directory
パッチを、デフォルトのルートディレクトリ / ではなく、指定したルートディレクトリにインストールします。代替ルートとして使用するディレクトリのフルパスを指定します。
-h
オプションに関する情報を表示します。