dbx を起動するための dbx コマンドの基本構文です。
dbx [options] [program-name|-] [process-ID]
dbx セッションを開始して、デバッグするプログラム test をロードするには:
% dbx test
dbx セッションを開始して、プロセス ID 832 ですでに実行されているプログラムに接続するには:
% dbx - 832
dbx セッションが開始されると、dbx がデバッグ対象プログラムのプログラム情報をロードします。dbx は次に、準備状態となって待機し、C または C++ プログラムの main() 関数など、プログラムのメインブロックを表示します。(dbx) コマンドプロンプトが表示されます。
(dbx) プロンプトにコマンドを入力できます。一般に、まず stop in main などのコマンドを入力してブレークポイントを設定してから、run コマンドを入力してプログラムを実行します。
(dbx) stop in main (4) stop in main (dbx) run Running: quote_1 (process id 5685) (dbx)
ブレークポイントで実行が停止したとき、step や next などのコマンドを入力してコードをシングルステップ実行したり、print および display を入力して式と変数を評価したりできます。
dbx ユーティリティーのコマンド行オプションの詳細は、dbx(1) のマニュアルページを参照してください。
コマンドリファレンスセクションを含む dbx の使用方法についての詳細は、Oracle Solaris Studio 12.4: dbx コマンドによるデバッグ を参照してください。(dbx) コマンド行に help と入力しても、dbx コマンドやその他のトピックについて知ることができます。
新機能および変更された機能のリストについては、Oracle Solaris Studio 12.4 リリースの新機能 を参照してください。
現在のリリースの dbx の既知の問題、制限事項、および互換性の問題については、Oracle Solaris Studio 12.4: リリースノート を参照してください。