Oracle® Solaris Studio 12.4: 概要

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更新: 2014 年 12 月
 
 

コマンド行での dbx

dbx を起動するための dbx コマンドの基本構文です。

dbx [options] [program-name|-] [process-ID]

dbx セッションを開始して、デバッグするプログラム test をロードするには:

% dbx test

dbx セッションを開始して、プロセス ID 832 ですでに実行されているプログラムに接続するには:

% dbx - 832

dbx セッションが開始されると、dbx がデバッグ対象プログラムのプログラム情報をロードします。dbx は次に、準備状態となって待機し、C または C++ プログラムの main() 関数など、プログラムのメインブロックを表示します。(dbx) コマンドプロンプトが表示されます。

(dbx) プロンプトにコマンドを入力できます。一般に、まず stop in main などのコマンドを入力してブレークポイントを設定してから、run コマンドを入力してプログラムを実行します。

(dbx) stop in main
(4) stop in main
(dbx) run
Running: quote_1 
(process id 5685)
(dbx)

ブレークポイントで実行が停止したとき、stepnext などのコマンドを入力してコードをシングルステップ実行したり、print および display を入力して式と変数を評価したりできます。

dbx ユーティリティーのコマンド行オプションの詳細は、dbx(1) のマニュアルページを参照してください。

コマンドリファレンスセクションを含む dbx の使用方法についての詳細は、Oracle Solaris Studio 12.4: dbx コマンドによるデバッグ を参照してください。(dbx) コマンド行に help と入力しても、dbx コマンドやその他のトピックについて知ることができます。

新機能および変更された機能のリストについては、Oracle Solaris Studio 12.4 リリースの新機能 を参照してください。

現在のリリースの dbx の既知の問題、制限事項、および互換性の問題については、Oracle Solaris Studio 12.4: リリースノート を参照してください。