Oracle® Solaris Studio 12.4: 概要

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更新: 2014 年 12 月
 
 

C/C++/Fortran ライブラリ

Oracle Solaris Studio コンパイラは、オペレーティングシステムのネイティブライブラリを利用します。Oracle Solaris オペレーティングシステムは、C 実行時ライブラリ libc や C++ 実行時ライブラリ libCrun を含む多数のシステムライブラリを備えており、これらは /usr/lib にインストールされています。intro(3) のマニュアルページでは、各ライブラリについて説明し、各ライブラリの詳細情報を示す追加のマニュアルページの参照先を示しています。このページを表示するには man intro.3 と入力します。

/usr/lib システムライブラリをリンクするには、コンパイラで適切な –l オプションを使用します。たとえば、libmalloc ライブラリをリンクするには、リンク時に cc および CC コマンド行で –lmalloc を指定します。

Fortran、C、および C++ の実行時ライブラリは、オペレーティングシステムで提供されているライブラリに加えて、Oracle Solaris Studio でも提供されています。そのようなライブラリの例としては、libsunmath および libmopt 数学ライブラリがあります。

Fortran 実行時ライブラリは、オペレーティングシステムではなく Oracle Solaris Studio で提供されます。

Fortran プログラムでは、C インタフェースを持つ Oracle Solaris の /usr/lib ライブラリも使用できます。C-Fortran インタフェースの詳細は、『Fortran プログラミングガイド』を参照してください。

ライブラリのリンクについての詳細は、Oracle Solaris ドキュメントの『リンカーとライブラリ』を参照してください。