IDE とは別ですが、同様のデバッグウィンドウおよびエディタを備えたグラフィカルツールである dbxtoolを経由して dbx を使用することもできます。IDE と異なり、dbxtool はプロジェクトを使用しないため、C、C++、または Fortran の実行可能ファイルまたはコアファイルのデバッグに使用できます。
dbxtool を起動するには、次を入力します。
% dbxtool executable-name
実行可能ファイル名を省略して、代わりに dbxtool 内から指定することもできます。
IDE の場合と同様、dbxtool のツールバーボタンをクリックするか、「デバッグ」メニューのオプションを使用して、dbx にコマンドを発行できます。「デバッガコンソール」ウィンドウで (dbx) プロンプトにコマンドを入力することもできます。
次の図では、dbxtool で quote_1 プログラムに対して dbx が実行されています。「デバッガコンソール」ウィンドウが選択され、(dbx) プロンプトと、ユーザーの選択に応じて dbxtool によって入力されたコマンドが表示されています。
dbxtool の使用方法については、dbxtool (1) のマニュアルページまたは dbxtool の統合ヘルプを参照してください。Oracle Solaris Studio 12.4: dbxtool チュートリアル では、dbxtool の使用方法を説明しています。