Oracle Solaris Studio には、アプリケーション内のエラーの検出に役立つ dbx デバッガが付属しています。
dbx は、対話型でソースレベルの、コマンド行ベースのデバッグツールです。これを使用して、C、C++、または Fortran プログラムを制御下に置いた状態で実行し、停止したプログラムの状態を調べることができます。dbx により、プログラムの動的な実行をすべて制御でき、パフォーマンスデータとメモリーの使用状況の収集、メモリーアクセスのモニタリング、およびメモリーリークの検出も行えます。
dbx では次のタスクを実行できます。
クラッシュしたプログラムのコアファイルを調べる
ブレークポイントを設定する
プログラムをステップ実行する
呼び出しスタックを調べる
変数と式を評価する
実行時検査を使用して、メモリーアクセスの問題とメモリーリークを検出する
修正と継続を使用して、ソースファイルを変更して再コンパイルし、プログラム全体を再構築せずに実行を継続する
dbx デバッガは、コマンド行で、Oracle Solaris Studio IDE 経由でグラフィカルに、または dbxtool という別個のグラフィカルインタフェース経由で使用できます。
それぞれのユーザーインタフェースで dbx を使用する方法については、次のセクションを参照してください。