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Oracle® Solaris 11.3 ソフトウェアの追加と更新

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更新: 2017 年 3 月
 
 

イメージの更新の概要

パッケージ FMRI またはパターンを指定せずに、あるいはパターンとしてアスタリスク文字 (*) を使用して pkg update コマンドを使用すると、使用可能な更新があるすべてのインストール済みパッケージが、インストール済みパッケージの依存関係およびパブリッシャーの構成によってシステムに課せられた制約で許可される最新バージョンに更新されます。

許可される最新バージョンに更新したくない場合は、Updating to a Version Older Than the Newest Version Allowedで説明されているオプションを参照してください。

  • 更新されたインストール済みパッケージによって必要となる新しい依存関係でないかぎり、新しいパッケージはインストールされません。

  • インストール済みパッケージが更新されるのは、構成済みパブリッシャーによって提供される更新バージョンが、更新されるイメージの制約に適合する場合に限られます。制約は、パッケージ依存関係のほかに、Configuring Installed Imagesに記載されている、ユーザーが制御可能な次のような構成によって課されます。

    • 特定のバージョンにロックされたパッケージ

    • イメージに設定されたファセットとバリアント

    • 構成されたパッケージの署名プロパティー

    • パブリッシャーの検索順序およびスティッキネス

  • 必要ないずれかのパッケージをインストールできない場合、パッケージは一切更新またはインストールされません。Troubleshooting Package Installation and Updateを参照してください。

システムをアップグレードすることは、ブート可能なイメージを更新することを意味します。Images and Boot Environmentsに記載されているように、システムは複数のブート可能なイメージを持つことができます。

現在のイメージに非大域ゾーンがインストールされている場合、これらのゾーンも更新されます。Working with Non-Global Zonesを参照してください。

更新には強力な権限が必要です。詳細は、Installation Privilegesを参照してください。

pkg update コマンドのすべてのオプションの完全な一覧については、pkg(1) のマニュアルページを参照してください。