IPS には、2 つのグラフィカルユーザーインタフェース (GUI) ツールが含まれます。
パッケージマネージャーでは、パッケージおよびパブリッシャーに対するほとんどの操作と、ブート環境 (BE) に対する一部の操作を実行できます。Oracle Solaris OS および IPS のテクノロジーに不慣れな場合、パッケージマネージャーを使用すると、パッケージをすばやく識別してインストールできます。
更新マネージャーは、利用可能な更新があるイメージ内のすべてのパッケージを更新します。
パッケージマネージャーは、コマンド行から実行できるタスクのサブセットを提供します。
パッケージの一覧表示、検索、インストール、更新、削除
パッケージソースの追加と構成
BE のアクティブ化、名前変更、削除
次のいずれかの方法でパッケージマネージャーを開始します。
ツールバーの「パッケージマネージャー」アイコンをクリックします。「パッケージマネージャー」アイコンは回転する矢印の付いたボックスです。
デスクトップの「パッケージマネージャー」アイコンをダブルクリックします。
「システム」->「システム管理」->「パッケージマネージャー」を選択します。
$ packagemanager &
パッケージマネージャーの完全なドキュメントについては、「パッケージマネージャー」メニューバーの「ヘルプ」->「内容」を選択してください。
packagemanager(1) コマンドでは、次のオプションがサポートされています。
|
Web インストール処理の詳細は、パッケージマネージャーのヘルプを参照してください。
パッケージマネージャーでは、クリック 1 つで簡単に実行できる Web インストール処理を使用したパッケージのインストールがサポートされています。Web インストール処理では .p5i ファイルが使用されます。.p5i ファイルには、パブリッシャーと、それらのパブリッシャーからインストール可能なパッケージを追加するための情報が格納されます。.p5i ファイルの情報は、Web インストール処理によって読み取られて使用されます。
システムにインストールしたパッケージをほかのユーザーがインストールできるようにするために、Web インストール処理を使用して、それらのパッケージファイルのインストール命令をエクスポートすることができます。Web インストール処理が作成する .p5i ファイルは、インストールするパッケージとパブリッシャーのインストール命令で構成されます。
パッケージマネージャーの「パブリッシャー」ドロップダウンメニューから、.p5i ファイルに含めるパッケージのパブリッシャーを選択します。
パッケージマネージャーのパッケージリストペインで、インストール命令を配布するパッケージを選択します。
「ファイル」->「選択項目をエクスポート」を選択して、「エクスポート選択項目の確認」ウィンドウを表示します。
「OK」ボタンをクリックして選択項目を確認します。「選択項目をエクスポート」ウィンドウが表示されます。
.p5i ファイルのデフォルトの名前が表示されます。このファイル名は変更できます。
.p5i 拡張子を変更しないでください。
.p5i ファイルのデフォルトの場所が表示されます。この場所は変更できます。
「保存」ボタンをクリックして、ファイルの名前と場所を保存します。
Web インストール処理を使用すると、.p5i ファイルからパッケージをインストールできます。デスクトップ上のファイルまたは Web サイト上のファイルを使用できます。
$ packagemanager ./wifile.p5i
.p5i ファイルが置かれている Web サーバーでこの MIME タイプが登録済みの場合、.p5i ファイルへのリンクをクリックするだけです。
.p5i ファイルが置かれている Web サーバーでこの MIME タイプが未登録の場合、.p5i ファイルをデスクトップに保存してそのファイルを選択します。
「インストール/更新」ウィンドウが表示されます。ウィンドウ上部のラベルは「パッケージマネージャー Web インストーラ/次のものがシステムに追加されます:」です。インストールされるパブリッシャーとパッケージの一覧が表示されます。
指定されたパッケージパブリッシャーがシステムでまだ構成されていない場合、「パブリッシャーを追加」ウィンドウが表示されます。パブリッシャーの名前と URI はすでに入力されています。
追加するパブリッシャーがセキュアなパブリッシャーである場合、SSL 鍵と証明書が必要です。システム上の「SSL キー」と「SSL 証明書」を参照して指定します。
パブリッシャーが正常に追加されると、「パブリッシャーを追加しました」ダイアログが表示されます。
無効なパブリッシャーからのパッケージが .p5i ファイルに含まれている場合、Web インストールでは「パブリッシャーの有効化」ダイアログが開きます。このダイアログを使用してパブリッシャーを有効にし、パッケージをインストールできるようにします。
「インストール/更新」ウィンドウは、パッケージマネージャーの「インストール/更新」オプションを選択した場合と同じ表示になります。
すべてのパッケージがインストールされると、アプリケーションは閉じます。