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Oracle® Solaris 11.3 ソフトウェアの追加と更新

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更新: 2017 年 3 月
 
 

IDR カスタムソフトウェア更新のインストール

IDR (Interim Diagnostic or Relief) 更新は、特定の問題に関するカスタムの一時的な回避方法や診断を提供します。IDR はパッチではなく、一般にすべてのお客様が使用できるものではありません。IDR は、最終修正を提供できるようになるまで、問題の暫定的な回避方法を提供することがあります。また、IDR は、特定の問題に関連する診断データを収集することがあります。IDR によって問題が軽減されている場合でも、永続的な解決方法が使用可能になったらすぐに、永続的な解決方法に移る必要があります。IDR は SRU では提供されません。ただし、問題の永続的な修正が、後続の SRU で提供されることはあります。SRU については、Applying Support Updatesを参照してください。

IDR によって対処された問題が更新で修正されていない場合、IDR はシステムの更新を防ぎ、IDR が削除されないようにします。たとえば、IDR が system/network パッケージを変更し、SRU が system/network パッケージを更新する場合、IDR によって対処された問題に対する修正が SRU で提供されていないと、更新は失敗します。

IDR によって対処された問題に対する修正が SRU で提供されている場合、その SRU にはその IDR の置換用パッケージも含まれており、IDR は更新中に自動的に削除されます。置換用 IDR パッケージにより、明示的に IDR を削除せずに SRU に更新できます。

IDR は p5p という拡張子を持つパッケージアーカイブファイルとして配布されます。パッケージアーカイブは、パブリッシャーの情報と、そのパブリッシャーによって提供された 1 つ以上のパッケージを含むファイルです。