更新マネージャーは、すべてのインストール済みパッケージを、システムの制約で許可された最新バージョンに更新します。この制約は、インストール済みパッケージの依存関係およびパブリッシャーの構成によってシステムに課せられるものです。この機能は、次の方法で実行される機能と同じ働きをします。
パッケージマネージャー GUI で、「更新」ボタンを選択するか、「パッケージ」-「更新」メニューオプションを選択します。
packagemanager コマンドを使用します。
$ packagemanager --update-all
pkg コマンドを使用します。
$ pkg update
次のいずれかの方法で更新マネージャーを開始します。
更新が利用可能な場合、ステータスバーに通知が表示されます。通知で指示されている場所をクリックします。更新マネージャーアイコンは、3 つの箱が積み重なったものです。
「システム」->「システム管理」->「更新マネージャー」を選択します。
$ pm-updatemanager
更新マネージャーパッケージ package/pkg/update-manager は、cron ジョブ /usr/lib/update-manager/update-refresh.sh を生成します。
30 0,9,12,18,21 * * * /usr/lib/update-manager/update-refresh.sh
SMF サービス svc:/application/pkg/update がオンラインのとき、この cron ジョブは、構成されたパブリッシャーから利用可能な更新パッケージを定期的に確認します (次に示すプロセスの最初の 2 手順)。更新パッケージが利用可能な場合、デスクトップのツールバーに通知が表示されます。通知アイコンを選択すると、更新マネージャー GUI が開きます。
「更新」ウィンドウが表示され、更新処理が始まります。
システムはすべてのカタログをリフレッシュします。
システムはすべてのインストール済みパッケージを評価し、パッケージの更新が利用可能かどうかを調べます。
更新が利用可能なパッケージがない場合、「有効な更新はありません」というメッセージが表示され、処理は停止します。
パッケージの更新が利用可能な場合、更新されるパッケージの一覧が確認のために表示されます。これは、「キャンセル」ボタンをクリックして更新を中止する最後の機会です。
更新を続けるには「続行」ボタンをクリックします。
システムはすべてのパッケージの更新をダウンロードし、インストールします。
次のパッケージの更新が利用可能な場合、これらのパッケージが最初に更新されます。その後、ほかのパッケージが更新されます。
package/pkg package/pkg/package-manager package/pkg/update-manager
デフォルトでは、各パッケージは、最初にインストールされたときの取得元であるパブリッシャーから更新されます。元のパブリッシャーが非固定の場合、パッケージの新しいバージョンがこのイメージと互換性があるものであれば、別のパブリッシャーからのパッケージをインストールできます。パブリッシャーを固定または非固定として設定するには、パッケージマネージャーの「パブリッシャーの管理」ウィンドウまたは pkg set-publisher コマンドを使用します。
更新処理中にエラーが発生した場合、「詳細」パネルが展開され、エラーの詳細が表示されます。問題が発生した段階の隣に、エラーステータスのインジケータが表示されます。
更新されるパッケージとイメージポリシーに応じて、新しい BE が作成されることがあります。
更新に伴ってシステムが新しい BE を作成した場合、デフォルトの BE の名前を編集できます。
再ブートして新しい BE にブートする必要があります。新しい BE はブート時のデフォルトの選択肢になります。現在の BE は、代替のブート選択肢になります。
システムをすぐに再起動するには「今すぐ再起動」ボタンをクリックします。
システムをあとから再起動するには「あとで再起動」ボタンをクリックします。
pm-updatemanager(1) コマンドでは、次のオプションがサポートされています。
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