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Oracle® Solaris 11.3 でのシステム管理のトラブルシューティング

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更新: 2016 年 11 月
 
 

システムのハングが発生した場合の対処

ソフトウェアプロセスに問題がある場合、システムは完全にクラッシュせずに凍結、つまりハングすることがあります。ハングしたシステムから回復するには、次の手順に従ってください。

  1. システムがウィンドウ環境を実行している場合は、次の推奨事項に従ってください。これらのリストで問題が解決できなかった場合は、手順 2 に進みます。

    • コマンドを入力しているウィンドウの中に、ポインタがあることを確認します。

    • 間違って Control-S キー (画面を凍結する) を押した場合は、Control-Q キーを押します。Control-S キーはウィンドウだけを凍結し、画面全体は凍結しません。ウィンドウが凍結している場合は、他のウィンドウを試します。

    • 可能であれば、ネットワーク上の他のシステムからリモートでログインします。pgrep コマンドを使用して、ハングしているプロセスを見つけます。ウィンドウシステムがハングしているように見える場合は、そのプロセスを特定して強制終了します。

  2. Control-\ キーを押すことによって、強制的にプログラムの実行を終了し、(場合によっては) コアファイルを書き込みます。

  3. Control-C キーを押すことによって、実行されている可能性があるプログラムを中断します。

  4. リモートからログインして、システムをハングさせているプロセスを特定して強制終了します。

  5. リモートからログインして、root 役割になってからシステムをリブートします。

  6. システムがまだ応答しない場合は、強制的にクラッシュダンプしてリブートします。詳細は、Oracle Solaris 11.3 システムのブートとシャットダウン の クラッシュダンプを強制してシステムをリブートするを参照してください。

  7. システムがまだ応答しない場合は、電源を切ってから数分待ち、もう一度電源を入れます。

  8. システムがまったく応答しない場合は、ご購入先にお問い合わせください。