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Oracle® Solaris 11.3 でのシステムおよび接続されたデバイスのセキュリティー保護

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更新: 2017 年 3 月
 
 

だれが su コマンドを使用しているかをモニターする方法

sulog ファイルには、ユーザーから root に切り替えるために使用される su の試行だけでなく、ユーザー切替え (su) コマンドのすべての使用が記録されます。

このファイルへの su ログの記録は、デフォルトで、 /etc/default/su ファイルの次のエントリで有効になっています。

SULOG=/var/adm/sulog

始める前に

root 役割になる必要があります。詳細は、Oracle Solaris 11.3 でのユーザーとプロセスのセキュリティー保護 の 割り当てられている管理権利の使用を参照してください。

  • /var/adm/sulog ファイルの内容を定期的にモニタリングします。
    # more /var/adm/sulog
    SU 12/20 16:26 + pts/0 stacey-root
    SU 12/21 10:59 + pts/0 stacey-root
    SU 01/12 11:11 + pts/0 root-rimmer
    SU 01/12 14:56 + pts/0 jdoe-root
    SU 01/12 14:57 + pts/0 jdoe-root

      ここには、次のような情報が表示されます。

    • コマンドが入力された日時。

    • 試行に成功した場合。プラス記号 (+) は成功を示し、マイナス記号 (-) は失敗を示します。

    • コマンドが実行されたポート。

    • ユーザー名と切り替えたユーザー ID。

トラブルシューティング

??? を含むエントリは、su コマンドの制御端末を識別できないことを示しています。通常、デスクトップが表示される前の su コマンドのシステム呼び出しには、??? が含まれます。たとえば、SU 10/10 08:08 + ??? root-root です。ユーザーがデスクトップセッションを開始すると、ttynam コマンドは、次のように制御端末の値を sulog に返します。 SU 10/10 10:10 + pts/3 jdoe-root

次のようなエントリは、su コマンドがコマンド行で呼び出されなかったことを示している場合があります。SU 10/10 10:20 + ??? root-oracle。Trusted Extensions のユーザーが GUI を使用して oracle 役割に切り替えた可能性があります。