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Oracle® Solaris 11.3 でのシステムおよび接続されたデバイスのセキュリティー保護

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更新: 2017 年 3 月
 
 

vscan プロパティーを変更する方法

特定のスキャンエンジンのプロパティーや vscan サービスの一般プロパティーを変更できます。多くのスキャンエンジンではスキャンできるファイルのサイズが制限されているため、vscan サービスの max-size プロパティーをスキャンエンジンの最大許容サイズ以下の値に設定する必要があります。その際、最大サイズよりも大きく、そのためにスキャンされないファイルをアクセス可能にするかどうかを定義します。

始める前に

VSCAN Management 権利プロファイルが割り当てられている管理者になる必要があります。詳細は、Oracle Solaris 11.3 でのユーザーとプロセスのセキュリティー保護 の 割り当てられている管理権利の使用を参照してください。

  1. vscanadm show コマンドを使用して現在のプロパティーを表示します。
    # vscanadm show
    max-size=1GB
    max-size-action=allow
    timeout=30
    ...
  2. タイムアウト値を設定します。

    スキャン時間がこのタイムアウト値を超えると、ファイルへのアクセスが拒否されます。

    # vscanadm set -p timeout=60
  3. ウイルススキャンの最大サイズを、たとえば 128M バイトに設定します。
    # vscanadm set -p max-size=128M
  4. そのサイズのせいでスキャンされないファイルへのアクセスが拒否されるように指定します。
    # vscanadm set -p max-size-action=deny

    詳細は、vscanadm(1M) のマニュアルページを参照してください。