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Oracle® Solaris 11.3 でのシステムおよび接続されたデバイスのセキュリティー保護

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更新: 2017 年 3 月
 
 

ウイルススキャンについて

データは、各種スキャンエンジンを使用するスキャンサービス vscan によってウイルスから保護されます。スキャンエンジンとは、外部ホストに常駐するサードパーティーのアプリケーションであり、ファイルで既知のウイルスを調べます。ファイルがウイルススキャンの候補となるのは、そのファイルシステムが vscan サービスをサポートし、そのサービスが有効になっていて、ファイルのタイプが対象外になっていない場合です。そして、ファイルが最新のウイルス定義でまだスキャンされていない場合、またはファイルが最後にスキャンされた以後に変更されている場合、ファイルのオープンおよびクローズ操作中にウイルススキャンが実行されます。

vscan サービスは、複数のスキャンエンジンを使用するように構成できます。vscan サービスで 2 つ以上のスキャンエンジンを使用することをお勧めします。ウイルススキャンの要求は、使用できるすべてのスキャンエンジンに配信されます。表 9に、最新のパッチを使って構成された場合にサポートされるスキャンエンジンを示します。

表 9  ウイルス対策スキャンエンジンソフトウェア
ウイルス対策ソフトウェア
ICAP のサポート
Symantec Critical System Protection 5.2.9
Symantec Protection Engine 7.0
サポートされています
SPARC でのみサポートされています
Trend Micro Deep Security Agent 9.0 SP1
Trend Micro Deep Security Agent (DSA) 8.0 SP1
サポートされています
x86 でのみサポートされています
McAfee VirusScan Command Line scanner (VSCL) 6.06
McAfee Anti-Malware Engine 5800
McAfee Anti-Malware Engine 5700
サポートされています
サポートされています
x86 でのみサポートされています