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Oracle® Solaris 10 ゾーンの作成と使用

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更新: 2016 年 11 月
 
 

flarcreate を使用して特定のデータを除外する方法

ZFS データセットの境界にないデータをアーカイブから除外するには、cpio または paxflarcreate とともに使用する必要があります。–L archiver オプションを使用すると、ファイルをアーカイブする方法として cpio または pax を指定できます。

この手順例では、ターゲットの Oracle Solaris 11 システムにフラッシュアーカイブを配置するために NFS を使用しますが、ほかの方法でファイルを移動することもできます。

この手順を実行するには、大域管理者または大域ゾーン内で必要な権利プロファイルを持つユーザーである必要があります。

  1. 管理者になります。

    詳細は、Oracle Solaris 11.3 でのユーザーとプロセスのセキュリティー保護 の 割り当てられている管理権利の使用を参照してください。

  2. アーカイブするソース Oracle Solaris 10 システムにログインします。
  3. ディレクトリをルートディレクトリに変更します。
    # cd /
  4. ソースシステムで flarcreate を使用して s10-system という名前のフラッシュアーカイブイメージファイルを作成し、そのアーカイブをターゲットの Oracle Solaris 11 システムに配置します。
    source-system # flarcreate -S -n s10-system -x /path/to/exclude -L cpio /net/target/export/archives/s10-system.flar
    Determining which filesystems will be included in the archive...
    Creating the archive...
    cpio: File size of "etc/mnttab" has
    increased by 435
    2068650 blocks
    1 error(s)
    Archive creation complete.

    ヒント  -  場合によっては、flarcreate の実行時に cpio コマンドからのエラーが表示されることがあります。もっとも多いのは、「File size of etc/mnttab has increased by 33」のようなメッセージです。これらのメッセージがログファイルまたはシステム状態を反映するファイルに関連するものであれば、無視してもかまいません。必ずすべてのエラーメッセージを確認してください。