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Oracle® Solaris 10 ゾーンの作成と使用

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更新: 2016 年 11 月
 
 

Oracle Solaris 10 ゾーンの SVR4 パッケージおよびパッチ

solaris10 ブランドゾーンでのパッケージおよびパッチの使用について

SVR4 パッケージのメタデータは、ゾーンの内部で使用可能であり、パッケージおよびパッチのコマンドは正常に動作します。正常に動作させるためには、アーカイブを作成する前に、パッチ 119254-75 (SPARC) または 119255-75 (x86/x64) (または以降のバージョン) を Oracle solaris 10 システムにインストールする必要があります。パッチのソフトウェアダウンロードサイトは、My Oracle Support (https://support.oracle.com) です。ダウンロードの説明を表示して、イメージをダウンロードするには、「パッチと更新 (Patches & Updates)」タブをクリックします。パッチに関する追加情報については、サポートプロバイダにお問い合わせください。

solaris10 ブランドゾーンは完全ルートゾーンであるため、すべてのパッケージ操作およびパッチ操作は、マニュアルページおよびその他のドキュメントで説明されているとおりに機能します。パッケージまたはパッチのカーネルコンポーネントはインストールに使用されません。SVR4 パッケージは、現在のゾーンにのみインストールされます。solaris10 および native ゾーンで使用される SVR4 パッケージについては、System Administration Guide: Oracle Solaris Containers-Resource Management and Oracle Solaris Zonesの第 25 章「ゾーンがインストールされている Solaris システムでのパッケージについて (概要)」および第 26 章「ゾーンがインストールされている Solaris システムでのパッケージとパッチの追加および削除 (タスク)」を参照してください。これは、このガイドの Oracle Solaris 10 バージョンです。

システムのリリースレベルについては、Oracle Solaris 10 ゾーンの紹介を参照してください。

リモートからのパッケージ操作およびパッチ操作の実行について

パッチ操作が Oracle Solaris 10 ゾーン内から開始された場合、リモートシステムが別の solaris10 ゾーンであれば、パッチ操作は正常に動作します。ただし、リモートシステムがミニルート、または solaris10 ゾーンではない Oracle Solaris 10 システムである場合、この操作では未定義の結果が生成されます。同様に、パッチツールを使用して、Oracle Solaris 10 ゾーンではなくミニルートまたは物理システムから Oracle Solaris 10 ゾーンにパッチを適用すると、未定義の結果が生成されます。

一般に、patchadd および patchrm ツールでは、管理者はパッチ操作の実行時に代替ルートを指定できます。この機能により、管理者はリモートシステム (NFS 経由で root ディレクトリを表示できる Oracle Solaris 10 ミニルートおよび Oracle Solaris 10 物理システムなど) にパッチを適用できます。たとえば、Oracle Solaris 10 システムのルートディレクトリがローカルシステムの /net/a-system ディレクトリに NFS マウントされている場合は、ローカルシステムからリモートの Oracle Solaris 10 システムにパッチを適用できます。

リモートシステムにパッチ 142900-04 (または以降のバージョン) をインストールするには、次の手順に従います。

# patchadd -R /net/a-system 142900-04

詳細は、man pages section 1M: System Administration Commandsの次のマニュアルページを参照してください。

  • patchadd (1M ) 、–R および –C オプション

  • patchrm (1M)