静的方法は、–d n オプションが使用された場合に選択され、また、このモードを使用すると、再配置可能オブジェクトと静的実行プログラムを作成できます。この場合、再配置可能オブジェクトとアーカイブライブラリの入力形式だけが受け入れられます。–l オプションを使用すると、アーカイブライブラリが検索されます。
再配置可能オブジェクトを作成するには、–r オプションを使用します。
$ ld -r -o temp.o file1.o file2.o file3.o ....
静的実行可能ファイルを作成するには、–r オプションを指定せずに –d n オプションを使用します。
$ cc -dn -o prog file1.o file2.o file3.o ....
–a オプションを使用して、静的実行可能プログラムの作成を指示できます。–r オプションを指定せずに –d n を使用した場合は、–a オプションと同じです。