Go to main content
Oracle® Solaris 11.3 リンカーとライブラリガイド

印刷ビューの終了

更新: 2015 年 10 月
 
 

リンカーとライブラリのアップデートおよび新機能

この付録では、Oracle Solaris OS のリリースに追加された更新内容と新機能の概要について説明します。

Oracle Solaris 11.3 リリース

  • ld(1) には、非実行可能ヒープおよびスタックをオブジェクト単位で制御する –z nxheap および –z nxstack オプションが用意されています。elfedit(1) は、関連する DT_SUNW_NXHEAP および DT_SUNW_NXSTACK 動的セクションエントリの簡易編集ができるように変更されました。表 53 および表 54 を参照してください。

  • Mapfiles は、入力セクションおよびファイル名を globregular expression、または literal text パターンと組み合わせて、入力名の部分文字列を含む出力セクション名を生成できます。MATCH および MATCHREF 式 を参照してください。

  • 共有オブジェクトは、オブジェクトおよびシンボルごとのレベルで弱いフィルタとして機能できます (弱いフィルタの生成を参照)。

  • FILTER mapfile ディレクティブでは、標準、補助、および弱いオブジェクトレベルのフィルタを、–F (標準フィルタ) や –f (補助フィルタ) コマンド行オプションを使用する代わりに mapfile から宣言できます。FILTER ディレクティブを参照してください。

  • SYMBOL_SCOPE および SYMBOL_VERSION mapfile ディレクティブに FILTER 属性を指定すると、標準、補助、および弱いシンボルレベルのフィルタをシンボルごとに定義できます。FILTER 属性を参照してください。

  • RESERVE_SEGMENT mapfile ディレクティブは、メモリー予約の宣言を提供します。LOAD、NOTE、NULL、および RESERVE_SEGMENT ディレクティブを参照してください。