x64 がサポートされるようになりました。表 17、特殊セクション、再配置型、スレッド固有変数へのアクセス、およびスレッド固有ストレージの再配置のタイプを参照してください。
ファイルシステムの再構成により、多数のコンポーネントが /usr/lib から /lib に移動されました。これにより、リンカーと実行時リンカー両方のデフォルト検索パスが変更されました。リンカーが検索するディレクトリ、実行時リンカーが検索するディレクトリ、およびランタイムセキュリティーを参照してください。
システムアーカイブライブラリが提供されなくなりました。したがって、静的にリンクされた実行可能ファイルは作成できなくなりました。静的実行可能ファイルを参照してください。
crle(1)の –A オプションにより、代替依存関係をより柔軟に定義できるようになりました。
リンカーおよび実行時リンカーは、値が指定されていない環境変数を処理します。環境変数を参照してください。
dlopen(3C)とともに、明示的な依存関係の定義として使用されるパス名は、すべての予約トークンを使用できるようになりました。Chapter 11, 動的ストリングトークンによる依存関係の確立を参照してください。予約トークンを使用するパス名は、新ユーティリティー moe(1)で評価されます。
dlsym(3C)と新しいハンドル RTLD_PROBE によって、インタフェースが存在するかどうかを確認する最適な方法が提供されました。dlopen() の代替手段の提供を参照してください。