Oracle® Solaris Cluster 4.3 リリースノート

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更新: 2016 年 7 月
 
 

インストールの問題

Oracle VM Server for SPARC テンプレートを使用してインストールされた場合、すべてのブートディスクに対して同じ DID デバイスが作成される (23755653)

問題のサマリー: ファイルまたは ZFS ボリューム (zvol) に基づくブートディスクを使用している場合、Oracle Solaris Cluster の Oracle VM Server for SPARC テンプレートを配備したあと、ブートディスクの DID 番号がすべてのノード上で同じになります。このようなデバイスは、そのあと、定足数デバイスの構成などの特定の操作で誤って使用可能と見なされることがあります。

回避方法: 配備されるすべてのターゲットドメイン上でブートディスクとして raw ディスクデバイスを構成します。例:

# /opt/ovmtutils/bin/ovmtdeploy -d osc43 \
-o /domains/osc43 -k -s  -c 8 \
-e net0,net2,net3 \
-v /dev/rdsk/c0t5000CCA00AC0E10Cd0s2 \
osc-template-location

パブリックネットワーク構成で IPv6 だけを使用しているときに scinstall が失敗する (16355496)

問題のサマリー: パブリックネットワークで IPv6 アドレスだけが構成されている場合は、クラスタの構成中に scinstall が失敗します。2 番目のノードが不明なホストであるというエラーメッセージが表示されることがあります。

回避方法: scinstall 構成のためにのみ IPv4 アドレスを構成します。クラスタが形成されたら、IPv4 アドレスは削除してもかまいません。

solaris10 ブランドゾーンで非対話的なデータサービスインストールを行う場合に、データサービス名を特定することが困難である (15804349)

問題のサマリー: clzonecluster install-cluster コマンドを使用して –s オプションでエージェントをインストールする場合、指定するエージェント名を特定することは困難です。

回避方法: clzonecluster install-cluster -d dvd -s {all | software-component[,…]} options zone-cluster コマンドを使用して solaris10 ブランドのゾーンクラスタを作成するときは、–s オプションで次のクラスタコンポーネントを指定できます。

  • geo

  • 9ias

  • apache

  • container

  • dhcp

  • dns

  • ebs (SPARC のみ)

  • hadb

  • ids

  • iws

  • kerberos

  • livecache

  • mqi

  • mqs

  • mys

  • n1ge

  • n1sps

  • nfs

  • obiee (SPARC のみ)

  • oep

  • ohs

  • opmn

  • oracle

  • pax (SPARC のみ)

  • PeopleSoft (SPARC のみ)

  • PostgreSQL

  • rac

  • s1as

  • s1mq

  • saa (SPARC のみ)

  • sag (SPARC のみ)

  • sap

  • sapdb

  • sapnetw

  • sapwebas

  • siebel (SPARC のみ)

  • smb

  • sybase

  • TimesTen

  • tomcat

  • wls

  • xvm (SPARC のみ)