Oracle® Solaris Cluster 4.3 リリースノート

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更新: 2016 年 7 月
 
 

このリリースで変更されたコマンド

このリリースでは、次のコマンドが変更されました。

  • Oracle Solaris Cluster 4.3.4 リリースの時点で、Geographic Edition に対する Oracle Data Guard モジュールの replication_mode プロパティーは使用されなくなり、geopg コマンドから削除されています。Oracle Solaris Cluster 4.3 ドキュメント内のこのデータレプリケーションコンポーネントプロパティーの記述は無視してください。

    Oracle Solaris Cluster 4.3.4 への更新のあと、以前のバージョンで replication_mode プロパティーを使用して作成された保護グループの再構成は必要ありません。このプロパティーは Geographic Edition コマンドによって無視され、構成の出力には一覧表示されなくなりました。この変更は保護グループの動作に影響を与えません。

  • Oracle Solaris Cluster 4.3.4 ソフトウェアでは、SUNW.LogicalHostname リソースタイプのバージョン 6 が導入されました。SUNW.LogicalHostname リソースタイプのバージョン 6 を使用して作成されたリソースや、このバージョンにアップグレードされたリソースには次の変更が適用されます。

    • Global_zone  プロパティーは、デフォルトで False に設定されます。

    • Global_zone_override プロパティーはサポートされなくなりました。RGM メソッドは、そのリソースグループが構成されているゾーンで実行されます。

  • Oracle Solaris Cluster 4.3.4 ソフトウェア以降では、SUNW.oracle_server リソースタイプに Active_data_guard 拡張プロパティーが追加されています。この拡張プロパティーの特性は次のとおりです。

    Active_data_guard (ブール型)

    フィジカル・スタンバイ・インスタンスが Oracle Active Data Guard によってさらに管理されるかどうかを示します。管理されるデータベースインスタンスが Oracle Active Data Guard 構成内に存在する場合は、このプロパティーを TRUE に設定します。Active_data_guard 拡張プロパティーを使用して構成された SUNW.oracle_server リソースがスタンバイクラスタ上で再起動された場合、Oracle データベースは読み取り専用モードで起動されます。

    デフォルト: False

    範囲: なし

    調整可能: 無効の場合

  • clnode コマンドの –G global-devices-file-system オプションは使用されなくなり、clnode コマンドから削除されました。クラスタにノードを追加すると、グローバルデバイス名前空間の lofi デバイスからファイルシステムが自動的に作成されます。クラスタからノードを削除すると、そのノード上の lofi デバイスから作成されたファイルシステムが削除されます。