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SPARC T7 シリーズサーバープロダクトノート

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更新: 2017 年 6 月
 
 

追加のプロセッサモジュールが搭載されたサーバーのアップグレード後に、保存された LDOMs 構成がブートに失敗する (22012359、22161099)


注 -  Oracle は LDOMs 構成での名前付きデバイスバインディングの使用をお勧めしません。

この問題は、追加のプロセッサモジュールでサーバーをアップグレードしたあとに、名前付きリソースバインディングを使用する既存の LDOMs 構成でリブートしようとすると SPARC T7-4 サーバーで発生します。リブート時に出荷時のデフォルトモードが誤って選択されます。サーバーは回復モードでブートし、以前の LDOMs 構成で指定された名前付きリソースバインディングは無視されます。

回復方法

プロセッサモジュールを追加する前に LDOMs 構成を記録していた場合は、「回避方法」に従って LDOMs 構成を再生成します。

古い構成にただちにアクセスする必要がある場合は、次のステップに従います。

  1. PM1 からプロセッサモジュールを取り外して、サーバーをブートします。

    取り外し手順については、『SPARC T7-4 サーバーサービスマニュアル』を参照してください。

    サーバーは、名前付きリソースバインディングも含め、以前の構成に戻ります。

  2. LDOMs 構成の CPU とメモリーバインディングに固有のレコードを作成します。

  3. プロセッサモジュールを PM1 に取り付けて、サーバーをブートします。

    取り付け手順については、『SPARC T7-4 サーバーサービスマニュアル』を参照してください。

  4. LDOMs 構成を再生成します。

  5. LDOMs 構成を保存して、それをデフォルトのブート構成にします。

以降のリブートでは、保存された LDOMs 構成が使用されます。

回避方法

LDOMs 構成を再生成します。

  1. ILOM で、サーバーのブート構成を工場出荷時のデフォルトに設定します。

  2. プロセッサモジュールを PM1 に取り付けます。

    取り付け手順については、『SPARC T7-4 サーバーサービスマニュアル』を参照してください。

  3. サーバーを工場出荷時のデフォルト構成にリブートします。

  4. 目的の LDOMs 構成を作成します。

  5. LDOMs 構成を保存して、それをデフォルトのブート構成にします。

以降のリブートでは、保存された LDOMs 構成が使用されます。