Oracle VM Server for SPARC OpenStack コンピュートノード構成を検証するには、この手順を使用します。
リブート時に、サーバーは nova-compute サービスを自動的に起動します。DLM が有効になっている場合、Nova ドライバは、その利用可能ゾーン内で自動的に DLM クラスタを構成して参加させます。nova.conf ファイルで dlm_nfs_server プロパティーが IP アドレスに設定されている場合、DLM は有効になっています。
サービスとドライバの起動または再起動時には、次のような行がログに表示されます。
nova# tail -f `svcs -L nova-compute` 2016-07-07 15:20:14.011 1098 DEBUG nova.service [req-d8973f20-af93-4de6-9732-9e4a0ab6c61a - - - - -] Creating RPC server for service compute start /usr/lib/python2.7/vendor-packages/nova/service.py:188 2016-07-07 15:20:14.013 1098 INFO oslo_messaging._drivers.impl_rabbit [req-d8973f20-af93-4de6-9732-9e4a0ab6c61a - - - - -] Connecting to AMQP server on 10.0.68.21:5672 2016-07-07 15:20:14.026 1098 INFO oslo_messaging._drivers.impl_rabbit [req-d8973f20-af93-4de6-9732-9e4a0ab6c61a - - - - -] Connected to AMQP server on 10.0.68.21:5672 2016-07-07 15:20:14.033 1098 DEBUG nova.service [req-d8973f20-af93-4de6-9732-9e4a0ab6c61a - - - - -] Join ServiceGroup membership for this service compute start /usr/lib/python2.7/vendor-packages/nova/service.py:206 2016-07-07 15:20:14.033 1098 DEBUG nova.servicegroup.drivers.db [req-d8973f20-af93-4de6-9732-9e4a0ab6c61a - - - - -] DB_Driver: join new ServiceGroup member 10.0.68.22 to the compute group, service = <nova.service.Service object at 0xea967cf0> join /usr/lib/python2.7/vendor-packages/nova/servicegroup/drivers/db.py:59
5 分後に AMQP への接続と DB_Driver: join new ServiceGroup member メッセージが表示されない場合、nova-compute サービスが実行中であることを確認して、コンピュートノードの構成を検証します。Oracle VM Server for SPARC OpenStack コンピュートノードの構成リファレンスを参照してください。
これが構成の問題である場合、EXCEPTION または ERROR で始まる例外が起動ログの前半に表示されます。
これが構成の問題ではない場合、管理ネットワークの MTU がすべての場所で同じであること、NTP が構成されていること、および名前解決が正しく動作していることを確認します。
DLM パッケージがインストールされている場合、および DLM が有効になっている場合にのみ、この検査を実行してください。
nova# dlmcli STATUS
クラスタのステータスは、次のいずれかの値になります。
UNCONFIGURED
CONFIGURING
READY
クラスタのステータスが READY ではない場合、数分待って、ステータスを再検査します。クラスタのステータスが READY ではないことが再検査で示された場合、クラスタは正しく構成されていない可能性があります。Nova ドライバからのログ出力についてを参照してください。