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Oracle® VM Server for SPARC OpenStack Nova ドライバおよびユーティリティー 1.0 管理ガイド

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更新: 2016 年 9 月
 
 

VM 配備の問題のトラブルシューティング

エラー: No valid host was found

VM の配備が失敗した場合、no valid host was found エラーメッセージが表示されることがあります。使用可能なリソースとこのイメージの配備に必要なハイパーバイザタイプに基づいてノードが要求を満たすことができるべきである場合でも、この問題は、配備の部分的な失敗の可能性があります。

根本原因を判別するには、/etc/nova/nova.conf ファイルで debug=trueverbose=true を設定して、コンピュートノードがデバッグモードになっていることを確認します。

デバッグモードが無効になっている場合、次の行を /etc/nova/nova.conf ファイルに追加します。

debug=true
verbose=true

nova-compute サービスを再起動します。

nova# svcadm restart nova-compute

コンピュートノードごとに、そのコンピュートノードのログで DEBUG: run_method: spawn() を検索して、コンピュートノードが要求を受信したかどうかを判別します。アクティブなコンピュートノードでこのコマンドを実行します。

nova# tail -f `svcs -L nova-compute` | grep "DEBUG: run_method: spawn()"

次のような行が表示される場合、要求はコンピュートノードに達しており、ユーザーは、問題が発生している可能性がある場所を特定しています。

2016-07-07 13:48:58.319 29186 DEBUG nova.virt.ldoms.driver [req-1440679a-771d-4e21-aca7-7b42f6a35648 d225a5a7434f4685a9f47326a2e5ff9f 3255d9556a354e8589b9a0a8475d7c0e - - -] DEBUG: run_method: spawn() spawn /usr/lib/python2.7/vendor-packages/nova/virt/ldoms/driver.py:954

spawn() が発生した場合、問題のデバッグを続行します。Nova コンピュートサービスの問題のトラブルシューティングを参照してください。

No valid host found エラーが表示されても、spawn() 行が表示されない場合、問題はクラウドコントローラで発生している可能性があります。この障害のデバッグを続行するには、その他の OpenStack の問題のトラブルシューティングを参照してください。