このセクションでは、パフォーマンスアナライザおよび関連ツールのこのリリースでの新機能の概要を示します。詳細は、パフォーマンスアナライザのヘルプを参照してください。
簡略化したハードウェアカウンタプロファイリング
プロセッサ固有の新しいヘルプには、主要なハードウェアカウンタの概要が表示されます (SPARC のみ)
新しいダイアログボックス「ハードウェアカウンタの選択」には、カウンタについての詳細な説明が表示されます。さらに、カウンタをフィルタリングしたり、カウンタをより簡単に追加したりできます。
適切なプロファイルレートを自動的に選択するための新しい auto オプション。
サポートされているハードウェア用のデフォルトのハードウェアカウンタセットが更新されました。
サポートされているプラットフォーム用のメモリー領域プロファイリングのビューが更新されました。(x86 システムでは、メモリー領域プロファイリングには Oracle Solaris 11.3 以上が必要です)
ハードウェアカウンタを選択するためのワークフローが簡略化されました
Java プロファイリングの機能強化
Java ガベージコレクタのイベントに関する情報が、概要およびタイムラインに表示されるようになりました。
関数、ソース、バイトコード、およびマシンコードに対するパフォーマンスメトリックの起因関係が改善されました。
メトリックの表示方法の機能強化
ほとんどのデータビューで、メトリックの表示方法が向上しており、データの表示方法をより便利に制御できます。
データ列は、包括的メトリックおよび排他的メトリックをより明確に表示するようにグループ化されます。
列ヘッダーの上部隅にコントロールが提供され、それをクリックして、メトリックを構成したり、ビューからまとめて削除したりできます。
以前「概要」画面にあったメトリックの表示の時間や割合を選択するためのコントロールは、列ヘッダーコントロールで使用できるようになりました。
タイムラインの機能強化
時間範囲をルーラーから選択できるようになりました。
時間または行によるフィルタリングに、ルーラーのコンテキストメニューからアクセスできるようになりました。
実験の比較の機能強化
パフォーマンスアナライザのメインウィンドウの新しい「比較」パネルでは、ボタンを使用して、比較対象データの表示モードを絶対、デルタ、および比率の間で切り替えられます。
詳細は、「実験の比較」を参照してください。
呼び出しツリーの機能強化
「呼び出しツリー」ビューには新しい「すべてコピー」オプションがあり、呼び出しツリーをテキスト形式でコピーして、それをテキストファイル内にペーストできます。
リモートアナライザの機能強化
リモートアナライザでは、複数の認証方式をサポートするようになりました。
リモートアナライザに表示されるエラーメッセージが改善され、そのパフォーマンスが向上しました。