パフォーマンスアナライザは、アプリケーションの動作をユーザーが把握できるようにすることで、コード内で問題となっている領域を見つけることができます。パフォーマンスアナライザは、システムリソースをもっとも多く使用している関数、コードセグメント、およびソース行を識別します。パフォーマンスアナライザは、単一スレッド、マルチスレッド、およびマルチプロセスのアプリケーションのプロファイルを作成でき、プロファイリングデータを提供することで、アプリケーションのパフォーマンスを改善できる場所を特定するのに役立てることができます。
パフォーマンスアナライザは一連のコマンドおよびツールで構成されています。具体的には、ユーザーレベルのプログラム上のプロファイリングデータを収集する collect ユーティリティー、Oracle Solaris カーネル上のプロファイリングデータを収集する er_kernel ユーティリティー、プロファイリング情報をテキスト形式で表示する er_print ユーティリティー、プロファイリング情報をグラフィカルに表示するパフォーマンスアナライザ GUI などがあります。
スレッドアナライザは、マルチスレッドの問題に的を絞ることが可能な関連ツールです。
詳細は、Oracle Developer Studio 12.5: パフォーマンスアナライザおよびOracle Developer Studio 12.5: パフォーマンスアナライザチュートリアルを参照してください。