次の例では、root
ユーザー以外のユーザーによるユーザー領域アプリケーションのトレースを有効にする方法を示します。
# chmod 666 /dev/dtrace/helper
または、acl
パッケージがシステムにインストールされている場合は、ACLルールを使用して特定のユーザーにアクセスを制限します。次に例を示します:
# setfacl -m u:guest:rw /dev/dtrace/helper
注意
DTraceがプローブ・ポイントを参照するには、ユーザーがプログラムの実行を開始する前にデバイス上のモードを変更する必要があります。
また、/etc/udev/rules.d/10-dtrace.rules
などのudev
ルール・ファイルを作成し、システムが起動するたびにデバイス・ファイルのアクセス権を変更することもできます。
次の例は、udev
ルール・ファイルに次の行を追加してデバイス・ファイルのモードを変更する方法を示しています:
kernel=="dtrace/helper", MODE="0666"
次の例は、udev
ルール・ファイルに次のような行を追加して、デバイス・ファイルのACL設定を変更する方法を示しています:
kernel=="dtrace/helper", RUN="/usr/bin/setfacl -m u:guest:rw /dev/dtrace/helper"
システムを再起動せずにudev
ルールを適用するには、start_udev コマンドを実行します。