リリース ノート

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BEA AquaLogic Service Bus リリース ノート

このドキュメントは、以下のトピックで構成されています。

注意 : BEA AquaLogic™ Service Bus ドキュメントを含む、BEA の全製品のマニュアルは、BEA Products のドキュメント Web サイトで利用できます。

 


BEA AquaLogic Service Bus について

BEA AquaLogic Service Bus は、異なるサービス間の対話を接続、管理、および中継するエンタープライズ クラスのサービス バスです。AquaLogic Service Bus を使用すると、サービスのコンフィグレーション、統合、およびデプロイメントを迅速に行うことができ、SOA における共有サービスの管理を簡略化することができます。

AquaLogic Service Bus はポリシー駆動で、サービス クライアント (サービス コンシューマ) とビジネス サービス (サービス プロバイダ) の間の疎結合を可能にします。また、セキュリティ制御、モニタ、サービス レベル アグリーメント (SLA) の適用を 1 か所で行うことができます。サービス統合の関係を変更すると、コードではなくコンフィグレーションを通じて動的に実装されるため、セキュリティ、サービスの場所、可用性、データ フォーマット、モニタ、転送、通信などに関するサービス アーキテクチャを進化させたり、カスタマイズすることができます。

AquaLogic Service Bus は、会社のメッセージング構成の一部として、多数のアプリケーションおよびシステムで共用でき、場合によっては (異なるチームによって構築された) サービス実装を異なる部署にまたがって適用することも可能です。AquaLogic Service Bus では、管理機能とサービス実装が分離されているため、ビジネスの要求に応じて実装だけを動的に進化させることができ、コストのかかるインフラストラクチャの開発作業は不要です。

AquaLogic Service Bus の概念とアーキテクチャの詳細については、『BEA AquaLogic Service Bus 概念とアーキテクチャ』を参照してください。

 


AquaLogic Service Bus 2.6 の新機能

AquaLogic Service Bus 2.6 は、以下の主要な領域において新機能と拡張機能を実装しています。

プロキシ サービスからの RDBMS へのアクセス

AquaLogic Service Bus 2.6 では、BEA XQuery エンジンの新しい XQuery 関数を使用したデータベース検索関数が追加されています。この関数を使用して、メッセージへの情報の追加、ルーティングの決定、プロキシ サービスの動作のカスタマイズを行うことができます。

プロキシ サービスからデータベースへの読み込みアクセスを行うために、カスタム EJB またはカスタム Java コードを作成したり、AquaLogic Data Services Platform などの独立したデータベース製品を使用する必要はありません。execute-sql() 関数を使用してデータベースへの JDBC 呼び出しを実行することで、データベース読み込みを簡単に実行できます。指定した地域の税率を取得する単純なクエリや、複雑な結合を使用して、基になる複数のデータベース テーブルから注文の現在の状態を取得するクエリなど、任意の SQL クエリが有効です。

『AquaLogic Service Bus ユーザーズ ガイド』の「AquaLogic Service Bus でのメッセージ フローの作成」にある「XQuery を使用したデータベースへのアクセス」を参照してください。

AquaLogic Data Services Platform のネイティブ転送

AquaLogic Service Bus 2.6 では、ネイティブ Data Services Platform (DSP) 転送を使用して AquaLogic Data Services Platform Data のサービスを呼び出すための一方向または双方向の通信を最適化できます。これにより、WebLogic Workshop および Java Web Services (JWS) を使用して Web サービスとしてエクスポーズするよりもデータ サービスへのアクセスが効率的かつ柔軟になり、セキュリティや ID の伝播もサポートされます。

DSP 転送の詳細については、『Accessing Data Services Via AquaLogic Service Bus 2.6』を参照してください。

カスタム セキュリティ資格

AquaLogic Service Bus のクライアントの ID を認証するには、基本認証、クライアント証明書 (双方向 SSL)、および Web サービス セキュリティという複数の方法があります。2.6 では、転送レベルとメッセージ レベルの着信要求に対するクライアント指定のカスタム認証がサポートされています。カスタム認証資格は、トークン形式またはユーザ名トークンとパスワード トークンの組み合わせで指定可能です。

AquaLogic Service Bus では、以下の認証をサポートしています。

カスタム認証メカニズムは、単独で使用するか、または Web サービスのメッセージ レベル セキュリティと組み合わせて使用できます。

『AquaLogic Service Bus セキュリティ ガイド』の「カスタム認証のコンフィグレーション」を参照してください。

UDDI からのサービスの自動同期

2.6 では、AquaLogic Service Bus 内のサービス定義と UDDI 内のサービス定義の同期を (双方向で) 維持できます。

AquaLogic Service Bus でサービスを作成または変更した後、サービスを UDDI レジストリに自動的にパブリッシュできます。また、UDDI からビジネス サービスの定義をインポートできます。2.6 では、元のサービスが UDDI で変更された場合に AquaLogic Service Bus のビジネス サービスを自動更新する機能 (ユーザによる操作は不要) が追加されました。または、UDDI レジストリ内のサービスが変更されたときは同期するかどうかの承認をユーザに求めるように、AquaLogic Service Bus Console をコンフィグレーションすることもできます。

『AquaLogic Service Bus ユーザーズ ガイド』の「UDDI」および AquaLogic Service Registry のドキュメントを参照してください。

EJB サービスのコンバータ クラス JAR

EJB 転送は、WebLogic Server JAX-RPC スタックを使用して、Java と XML のバインディングを実行します。JAX-RPC スタックは、XML Bean などの高度な Java オブジェクトをサポートする高性能のエンジンです。Java 型がスタックによって認識されない場合、これらの Java 型をサポートできるようにするための拡張メカニズム (コンバータ クラスを使用) が提供されます。AquaLogic Service Bus 2.6 では、EJB サービスに対するコンバータ クラスの使い方が簡単になりました。コンバータ クラスを含む JAR ファイルを AquaLogic Service Bus リソースとして登録し、その後これらのクラスを使用して、パラメータおよび戻り値の型を (XML にマップ可能な) Java クラスにマップできます。これまでのリリースでは、コンバータ クラスを EJB クライアント JAR (クライアント スタブを含む JAR) にパッケージ化する必要がありました。『AquaLogic Service Bus ユーザーズ ガイド』の「EJB 転送」を参照してください。

UNIX プラットフォームを使用する場合の制限については、「確認済みの問題と解決された問題」の CR306913 を参照してください。

SOAP 1.2 サービスのサポート

AquaLogic Service Bus 2.6 では、SOAP 1.2 Web サービスがサポートされるようになりました。これにより、SOAP 1.1 メッセージを受信し、SOAP 1.2 ビジネス サービスを呼び出すために必要になったときに、SOAP 1.2 メッセージに変換することができます。または、その逆の場合の変換もできます。次の表に、各種プラットフォームでの SOAP 1.1 サービスおよび SOAP 1.2 サービスのサポート状況を示します。

プラットフォーム
SOAP 1.1
SOAP 1.2
WebLogic Platform
8.1 SP4-SP6、9.0、9.1、9.2
IBM WebSphere MQ 6.0
X
Microsoft .NET 1.1
X
Microsoft .NET 2.0
Apache Axis 1.2.1
X

リソースのカスタマイズ

2.6 では、サービス定義、WSDL、スキーマ、XQuery などの設計時リソースをカスタマイズするための複数の API をエクスポーズするプログラミング インタフェースが提供されています。サポートされる API を使用して、リソースやフォルダおよびプロジェクトの移動、名前変更、クローン作成、または削除と、リソースを含む ZIP ファイルのロードを実行できます。一般的な使用例として、プロトタイプとなるプロキシ サービスから複数のコピーを作成し、各コピーをプログラムで変更するという用途があります。

2.6 には、以下の新しい API が追加されました。

詳細については、『AquaLogic Service Bus ユーザーズ ガイド』の「AquaLogic Service Bus API」を参照してください)。

自動デプロイメント

Java プログラムや Java スクリプトを使って、アプリケーションのデプロイメントを自動化したり、コンフィグレーションをステージング環境からプロダクション環境に移行したりすることができます。

デプロイメント時に多数のカスタマイズ オプションを適用できます。さまざまな環境変数を使用して、環境を移行する際の設定を保持または調整することが可能です。

次の URL の ALSBConfigurationMBean インタフェースを参照してください。


http://edocs.bea.com/alsb/docs26/javadoc/com/bea/wli/sb/management/configuration/ALSBConfigurationMBean.html

インポートのカスタマイズには ALSBImportPlan を使用します。ALSBImportPlan の詳細については、次の URL を参照してください。


http://edocs.bea.com/alsb/docs26/javadoc/com/bea/wli/sb/management/importexport/ALSBImportPlan.html
デプロイメント API の詳細については、
『AquaLogic Service Bus デプロイメント ガイド』の「デプロイメント API の使用」を参照してください。

AquaLogic Service Bus 2.6 Console では、デプロイメントのカスタマイズ オプションが拡張されました。『AquaLogic Service Bus Console の使い方』の「システムの管理」にある「環境値の検索と置換」および「カスタマイズ ファイルの作成」を参照してください。

カスタム オペレーション コンソール

AquaLogic Service Bus Console では、オペレータ (IntegrationOperator) ロールのユーザが実行するタスクを支援するために対話機能が改善されました。これにより、操作関連の機能や設定をコンソールで簡単に操作できるようになりました。オペレータは、新しいスマート検索機能を使ってリソースを簡単に検索できます。また、SLA アラート、パイプライン アラート、ログ、レポートをモニタしたり、トレースやサービスを有効および無効にすることもできます。

2.6 では、メトリックの通知がコンソール上の場合と JMX モニタリング API を使用した場合とで区別されるようになったため、SLA アラートとパイプライン アラートとの識別が容易になりました。アラート (SLA およびパイプライン)、レポート、ログ記録を制御する新しいサービス レベルおよびグローバル フラグが導入されました。これにより、SLA アラートが無効なときでも、モニタを有効にすることができます。従来のリリースよりも多くの特権がオペレータ ロールの AquaLogic Service Bus ユーザに与えられ、操作設定の編集、新規 SLA アラート ルールの作成、およびアラート送り先リソースの作成および編集を行うことができるようになりました。

コンソールでの操作タスクについて説明する新しいドキュメントがあります。『AquaLogic Service Bus オペレーション ガイド』を参照してください。

拡張サービス コールアウト機能

今回のリリースでは、サービス コールアウト機能が改善され、ルーティング機能およびパブリッシュ機能との連携強化により RPC エンコーディングや URL 置換などの機能がサポートされるようになりました。サービス コールアウト機能の詳細については、『AquaLogic Service Bus ユーザーズ ガイド』の「AquaLogic Service Bus でのメッセージ フローの作成」にある「サービス コールアウト メッセージの作成」を参照してください。AquaLogic Service Bus Console でサービス コールアウトなどのアクションをコンフィグレーションする方法については、『AquaLogic Service Bus Console の使い方』の「プロキシ サービス : アクション」を参照してください。

新しいクローン機能

2.6 の新機能により、AquaLogic Service Bus のリソース、プロジェクト、またはフォルダのクローンを作成できます。リソースのクローンを作成すると、指定したターゲット ID を使用してリソースのコピーが作成されます。プロジェクトまたはフォルダのクローンを作成すると、そのプロジェクトまたはフォルダのすべてのアーティファクトが別の場所にコピーされます。Javadoc の「コンフィグレーション MBean インタフェース」および『AquaLogic Service Bus Console の使い方』の「プロジェクト エクスプローラ」を参照してください。

プロジェクト レベルのインポート/エクスポートおよび操作設定の保持

2.6 では、リソースのエクスポートおよびインポートだけではなく、プロジェクト全体をエクスポートおよびインポートできます。操作値には、グローバル操作設定と、プロキシ サービスおよびビジネス サービス用の操作値の 2 種類があります。グローバル操作設定はシステム プロジェクト フォルダにあるリソースで、他のすべてのリソースと同様にエクスポートできます。2.6 では、インポート時に操作値が上書きされないようにすることができます。インポート時に [操作値を保持] の設定が指定されていると、インポート先ドメインの操作設定が保持されます。[操作値を保持] が指定されていない場合は、インポートする JAR ファイルの値がドメインに設定されます。

区切り記号としてエスケープ文字をサポートする MFL 拡張機能

今回のリリースでは、BEA Format Builder ツールが改善され、EDIFACT エスケープ文字がサポートされるようになりました。EDIFACT のデフォルトのエスケープ文字は "?" です。また、固定長文字列の長さをバイト数ではなく文字数で指定できる新しいオプションが追加されました。これらの機能拡張の詳細については、次の URL の「MFL Transformation Enhancement to Support Use of Delimiter Escape Character」を参照してください。

http://edocs.bea.com/alsb/docs26/pdf/MFLEnhancement.pdf

このドキュメントは、次の URL にある Format Builder のマニュアルの補足資料です。

http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/alsb/docs26/fbhelp

非推奨機能

デプロイメント API

以下のデプロイメント API は廃止予定であるため、AquaLogic Service Bus 2.6 では推奨されません。

以前にアップロードした JAR ファイルから選択したリソース、プロジェクト、またはフォルダをインポートするには
public ImportResult importUploaded(Collection<Ref> refs, boolean includeDependencies, boolean preserveExistingEnvValues, String passphrase) throws Exception;

これは 2.6 では非推奨です。以下の指定を使用してください。

ImportResult importUploaded(ALSBImportPlan importPlan)throws Exception;

現在のセッションでアップロード済みの JAR ファイルをインポートします。次の URL の ALSBConfigurationMBean インタフェースを参照してください。


http://edocs.bea.com/alsb/docs26/javadoc/com/bea/wli/sb/management/configuration/ALSBConfigurationMBean.html

後者の API では、ALSBImportPlan を使用してインポートをより高度にカスタマイズできます。ALSBImportPlan の詳細については、次の URL を参照してください。


http://edocs.bea.com/alsb/docs26/javadoc/com/bea/wli/sb/management/importexport/ALSBImportPlan.html

環境値 API

以下の環境値 API は廃止予定であるため、AquaLogic Service Bus 2.6 では推奨されません。

環境値を検索および置換するには

クエリに指定されている環境値を検索し、EnvValueQuery.getSearchString() によって返される環境値パターンに一致するすべての値を特定のパラメータに置き換えます。

public int replaceEnvValues(EnvValueQuery query, String replacement) throws Exception;

これは 2.6 では非推奨です。以下の指定を使用してください。

customize(List <Customization> customizations) throws Exception 

(ALSBConfigurationMBean)

文字列の置換によって環境値を変更する場合は、FindAndReplaceCustomization を使用します。

1 つまたは複数の環境値を設定するには

1 つまたは複数の環境値を直接設定するには

public void assignEnvValues(Collection<QualifiedEnvValue> envValues) throws NotFoundException, UpdateException;

これは 2.6 では非推奨です。以下の指定を使用してください。

customize(List <Customization> customizations) throws Exception 

(ALSBConfigurationMBean)

環境値を割り当てる場合は、EnvValueCustomization を使用します。

 


サポート対象のコンフィグレーションとシステム要件

以下の節では、AquaLogic Service Bus 2.6 のサポート対象のコンフィグレーションの概要を説明します。

サポート対象のソフトウェアおよびハードウェアのコンフィグレーション

サポートされているオペレーティング システム、データベース、ドライバ、ブラウザ、プラグイン、その他のハードウェアおよびソフトウェア要件の詳細については、「AquaLogic Service Bus でサポート対象のコンフィグレーション」を参照してください。

AquaLogic Service Bus のインストールの詳細については、『AquaLogic Service Bus インストール ガイド』を参照してください。

相互運用性

SOAP、HTTP、JMS、SMTP/POP/IMAP、FTP、SSL、XML、XML スキーマ、WSDL、WSRP、WS-Security などのメッセージング標準への準拠のサポートに関する情報など、AquaLogic Service Bus 2.6 の相互運用性の詳細については、『AquaLogic Service Bus 相互運用性サポート一覧』を参照してください。

データ トランスフォーメーション ツール

AquaLogic Service Bus および Workshop for WebLogic をインストールすると、Eclipse 3.1 と Format Builder 用の BEA XQuery Mapper プラグイン (データ トランスフォーメーション ツール) がインストールされます。Eclipse 3.1 および Format Builder は、Windows プラットフォームでのみサポートされています。

 


確認済みの問題と解決された問題

以下の節では、AquaLogic Service Bus 2.6 の確認済みの問題と 2.6 で解決された問題について説明します。各エントリでは、問題の説明と適切な解決策が示されています。「修正」列に記載がある場合は、問題が解決されています。

実行時環境

問題 ID
説明
検出
修正
CR306913
コンバータ JAR を UNIX プラットフォーム上の EJB ビジネス サービスで使用できない
EJB 転送ベースのビジネス サービスでコンバータ JAR を使用すると、ホーム インタフェースに ClassNotFoundException が発生します。
解決策 : ありません。
2.6
 
CR306203
ポーラー転送のディスパッチ ポリシーが 「default」に設定されている場合、またはポーラーをホストしている管理対象サーバが未設定の場合、これらのプロパティのいずれかを設定し、環境値の保持を設定して新しい config.jar をインポートすると、これらの値は上書きされます。
2.6
 
CR306124
AquaLogic Service Bus Console でサービスのアラート一覧の表示順を変更すると、新しい SLA アラートが発動しない場合がある
新しい SLA アラートを作成し、AquaLogic Service Bus Console のアラート一覧で並べ替え機能を使ってサービスの他の SLA アラートとの相対位置を変更すると、新しいアラートが発動しない場合があります。
解決策 : アラート一覧内での位置を移動 (並べ替え) した後、新しいアラートを編集してから保存します。これで、サービス レベルの違反が起こったときにアラートが発動するようになります。
2.6
 
CR289750
EJB クライアント JAR または EJB コンバータ JAR の更新がデプロイ済みの EJB 転送ベースのビジネス サービスに反映されない
EJB クライアント JAR ファイルとコンバータ JAR ファイルを使用する EJB 転送ベースのビジネス サービスで、依存関係のあるこれらの JAR ファイルのいずれかを更新すると、AquaLogic Service Bus はビジネス サービスを再検証しますが、インタフェースが変更されていないため、エラーは発生しません。ところが、AquaLogic Service Bus は EJB 転送ベースのビジネス サービスを再デプロイしないため、以前のバージョンの JAR ファイルが実装されたままになります。更新された JAR ファイルを実装するには、EJB エンドポイントを再デプロイする必要があります。
解決策 : AquaLogic Service Bus Console でビジネス サービスを編集してから保存します。これにより、強制的に再デプロイされます。
2.6
 
CR292206
StructFormat 内の passLiteral 属性値が「true」または「false」以外の場合、MFL ファイルのインポートが失敗する
AquaLogic Service Bus 2.5 では、passLiteral フィールドは xs:boolean と定義されているため正しく処理されず、passLiteral が「true」または「false」以外に設定されている MFL ファイルをインポートすると、次のようなエラーが発生します。
リソースの作成中にエラーが発生しました :
MFL エグゼキュータの作成中にエラーが発生しました : 無効なブール値 'y'
(この例では、passLiteral の値は「y」です)
2.5
2.6
CR294946
プロキシ サービスの JMS 送り先がトピックで、移行可能なターゲット上に存在する場合、プロキシ サービスをクラスタにデプロイすると、「クライアント ID の重複」エラーが発生する場合がある
解決策 : プロキシ サービスの設定に「恒久」を指定すれば、ターゲットも指定可能です。ターゲットのデフォルトの設定はクラスタです。この設定を変更して、特定の管理対象サーバを指定します。JMS URL で指定される分散送り先のメンバーが存在する管理対象サーバを選択してください。
2.5
 
CR304246
CR302531
アクティブ化通知が複数の管理対象ノードに異なるタイミングで到達すると、管理対象サーバの起動時にモニタ実行時例外が発生する場合がある
この場合、次のような例外が発生します。
java.lang.Exception により、チェックポイント #### より後の統計データ構造を初期化できませんでした : [WLI-Monitoring Runtime:473230] sa-ba のスナップショットのバージョン xxxx が現在のスナップショットのバージョン yyyy と互換でないため、チック #### でサーバ <managerserver> によって報告された統計を集約機能が拒否しました。
解決策 : これは起動時の断続的なエラーであり、無視してかまいません。この例外はアラートの発動や統計の収集には影響しません。管理対象サーバが回復しても、アクティブ化通知が完了するまでチェックポイントは停止しています。
2.6
 
CR304053
メッセージをパイプラインで変更すると、SOAP エンベロープ要素の属性が保持されない場合がある
これまで、$body または $header に対する挿入、置換、削除、および名前変更の操作は、SOAP エンベロープの属性に影響を与えませんでした (ただし、$body または $header への割り当てについてはこの限りではない)。encodingStyle 属性やその他のカスタム属性が保持されない場合があり、これらの属性が失われると、メッセージの処理に重大な影響が生じる可能性があります。ただし、namespace 属性はメッセージ内に保持されます。
解決策 : SOAP エンベロープでは、ネームスペース宣言以外の属性を使用しないでください。その代わりに、SOAP Body 要素で soap:encodingStyle などの属性を指定します。SOAP Body 要素または Header 要素で指定した属性は、パイプラインで完全にエクスポーズされ、トランスフォーメーション処理によって制御されます。
2.6
 
CR286324
電子メール転送ベースのサービスで IMAP + HMail サーバ + 添付ファイルの組み合わせがサポートされない
2.6
 
CR298797
AquaLogic Service Bus では、新しいバージョンで作成したサービスであっても、UDDI レジストリから正常にインポートされる。たとえば、2.6 で作成したサービスを UDDI にパブリッシュしてから 2.5 にインポートすることが可能
新しいバージョンでパブリッシュされたプロキシ サービスが古いバージョンにない新機能を使用していない限り、古いバージョンの AquaLogic Service Bus でそのサービスを問題なくインポートして呼び出すことができます。
ただし、新しいバージョンでパブリッシュされたプロキシ サービスが古いバージョンにない新機能を使用している場合は、古いバージョンの AquaLogic Service Bus でそのサービスを使用することはできません。たとえば、SOAP1.2 ベースのビジネス サービスをインポートすることは可能ですが、インポートしたサービスは動作しません。
新しいバージョンと古いバージョンとでプロキシ サービスのパブリッシュの方法が異なる可能性もあります。古いバージョンにインポートしたサービスがサポートされる場合でも、インポート後にビジネス サービスを修正することが必要になる可能性があります。たとえば、2.6 では、転送セキュリティのパブリッシュ方法が変更されました。
また、AquaLogic Service Bus 2.5 は SOAP 1.2 バインディングを使用した WSDL を認識しますが、SOAP 1.2 は AquaLogic Service Bus 2.5 でサポートされていないため、2.5 コンフィグレーションではそのような WSDL は動作しません。
2.6
 
CR284546
Administration Server が 1 つ以上のサーバへの準備メッセージの送信に失敗した場合、Administration Server によって WebLogic Server がハングする場合がある
解決策 : この問題は、修正済みの競合状態です。
2.5
2.6
CR284347
JRockit JVM で AquaLogic Service Bus を実行している場合、パイプライン アラートが発生すると、OutOfMemory エラーが生じる場合がある
解決策 : この問題は、JRockit で修正されたメモリ リークに起因します。この問題を修正するには、BEA サポートにお問い合わせください。
2.5
2.6
CR275840
クラスの非互換性問題のため、特定のパターンに一致する JAR ファイル内のクラスが不可視となり、Java コールアウトで使用できない
特に、814_WLStub および 815_WLStub で終わる名前のクラスはすべて不可視になります。これらのクラスは、WebLogic Workshop バージョン 8.1.4 および 8.1.5 で自動生成されるスタブです。
2.5
 
CR268692
ホット デプロイメントが実行されたため、呼び出されたサービスの MFL または WSDL の正しいバージョンが、呼び出し側のプロキシ サービスで適切に参照されないことがある
次に例を示します。
  1. プロキシ サービス A により処理されたメッセージが、プロキシ サービス B にルーティングされるとします。
  2. プロキシ サービス A はプロキシ サービス B に関するサービス情報を取得します。
  3. 手順 2 の処理中に、プロキシ サービス A と、プロキシ サービス B に関する MFL または WSDL が更新されます。
  4. プロキシ サービス A は、プロキシ サービス B に関する MFL および WSDL を取得し、これを使用してプロキシ サービス B にルーティングするメッセージを準備します。
手順 4 で、古いバージョンのプロキシ サービス A でメッセージが実行されていても、プロキシ サービス B の新しいバージョンの MFL および WSDL を参照できる場合があります。
解決策 : あるプロキシ サービスによって呼び出されたプロキシ サービスの MFL および WSDL を更新している間は、現在実行中のメッセージがプロキシ サービスに存在しないようにします。
2.5
 
CR254750
[UDDI にパブリッシュ] でサービスを AquaLogic Service Registry にパブリッシュすると、断続的にエラーが返される
プロキシ サービスをパブリッシュするとき、1 つ以上のサービスについて、メッセージ「CannotCreate Premature end of file encountered」を含むエラーを受け取ることがあります。ただし、エラーが報告されてもプロキシ サービスは正しくパブリッシュされます。
解決策 : AquaLogic Service Registry Business Service Console を使用して、プロキシ サービスが正常にパブリッシュされたことを確認します。
2.1
 
CR241915
デフォルトの ForwardDelay が設定されている場合、単一のスタンドアロン JMS クライアントは共通分散キュー (UDQ) のすべてのメッセージを消費できない
共通分散キューではデフォルトの ForwardDelay は -1 に設定されています。結果として、1 つのスタンドアロン JMS クライアントは UDQ のすべてのメッセージを消費できなくなります。
解決策 : 手動で ForwardDelay を正の数 (例 : 1) に設定します。
2.1
 
CR236402
サイズの大きいファイルを Windows の入力ディレクトリにコピーすると、誤ったエラーがサーバ ログ ファイルに記録される
Windows オペレーティング システムでは、サイズの大きいファイル (例 : 100MB) をファイル転送プロキシ サービスの入力ディレクトリにコピーすると、エラー「場所 <filename> からステージ ディレクトリにファイルを移動できません。この操作を行うパーミッションが現在のプロセスにない可能性があります。」がサーバ ログ ファイルに記録されます。このようなエラーはファイルのコピー中に発生することがあります。ただし、コピー完了後、次のポーリング サイクルでは、ファイルが正常に処理されます。
2.1
 
CR231843
新しい AquaLogic Service Bus ドメインが既存のドメインと同じデータベース、スキーマ、および LLR テーブルを使用している場合、そのドメインを起動できず、weblogic.transaction.loggingresource.LoggingResourceException が生成される
ドメイン テンプレートを別のマシンに移動し、このテンプレートを使用して新しいドメインを作成すると、新しいドメインを起動できず、weblogic.transaction.loggingresource.LoggingResourceException が送出されます。以下にこのシナリオの概要を示します。
  1. 基になるドメインを作成します。
  2. 作成したドメインのサーバを起動します。この時点で、ドメインは「使用中」になります。ドメイン作成後にドメインのサーバを起動すると、そのドメインは使用中と見なされます。
  3. ドメイン テンプレートを作成します。作成するには、Domain Template Builder ツールと Configuration Wizard、pack/unpack コマンド、または Weblogic Scripting Tool をオフライン モードで使用するなど、いくつかの方法があります。
  4. ドメイン テンプレートを別のマシンに移動します。
  5. このテンプレートを使用して新しいドメインを作成します。ここでも、Domain Template Builder ツールと Configuration Wizard、pack/unpack コマンド、または Weblogic Scripting Tool をオフライン モードで使用するなど、いくつかの方法で作成できます。
  6. ドメインのサーバを起動します。新しいドメインの名前が最初のドメインと異なる場合、新しいドメインを起動できません。これは、AquaLogic Service Bus に付属の JMS レポート プロバイダがロギング ラスト リソース (LLR) オプションを使用するためです。新しいドメインは、同じデータベース、スキーマ、および LLR テーブル名を使用して LLR トランザクション レコードを保存しようとします。LLR はこれを保存できないようにして、異なるドメインが双方のテーブルを破損するのを防ぎます。LLR 機能の詳細については、『WebLogic JDBC のコンフィグレーションと管理』の「JDBC データ ソースのコンフィグレーション」を参照してください。

注意 : マシンの [BEA ProductsTools] メニューから Domain Template Builder、Configuration Wizard、および WebLogic Scripting Tool にアクセスできます。これらのツールと pack および unpack コマンドは、BEA_HOME/weblogic9xx/common/bin ディレクトリにあります。

2.0
 
CR231843 (続き)
解決策 : 別のマシンにある同じテンプレートを使用して新しいドメインを作成するときは、同じドメイン名を使用してください。または、新しいドメインで使用する LLR テーブルの名前を変更してください。WebLogic Server Administration Console 上で、ServerMBean の JDBCLLRTableName 属性を使用してサーバ単位でコンフィグレーションできます。

注意 : 標準の WebLogic JDBC ストア テーブルには LLR と同様の保護メカニズムはありません。そのため、レプリケートしたドメインに含まれる WebLogic JDBC ストアが、ストア テーブルの名前を変更しないでコンフィグレーションされている場合、または新しいストアの接続プールに異なるデータベース ユーザおよびスキーマを使用しないでコンフィグレーションされている場合は、古いドメインと新しいドメインの両方がアクティブになっているとデータが破損します。同様に、同じ名前の WebLogic ファイル ストアで同じディレクトリを共有すると、データが破損する場合があります (警告は表示されません)。

2.0
 
CR231102
システム パスの長さに制約があるため、プロキシ サービスを Windows マシンにデプロイする場合はパスを短くする
この制限は、応答を含む JMS プロキシ サービスとビジネス サービスの両方に該当します。生成されるプロキシ サービスの EAR ファイルはドメイン ディレクトリに作成されるため、ドメイン ディレクトリのパスを短くしておく必要があります。プロキシ サービスまたはビジネス サービスの名前を短くする必要はありません。
生成される EAR ファイルの制限は 50 文字で、null 終止符は 1 文字です。このため、単一サーバのドメインでは、ドメイン ディレクトリ パス (最後のスラッシュを含む) が 209 文字を超えることはできません。クラスタ ドメインでは、ドメイン ディレクトリ パスと管理対象サーバの名前の合計が 142 文字を超えることはできません。

注意 : パスの最大長の詳細については、次の URL にある「Maximum Path Length」を参照してください。

2.0
 

セキュリティ

問題 ID
説明
検出
修正
CR305954
CR305954
ストア アンド フォワード (SAF) によってメッセージを送信するように複数のクラスタ ドメインをコンフィグレーションした場合、サーバ ログにセキュリティ エラーが記録されることがある
解決策 : ありません。このエラーは無視してもかまいません。
2.6
 
CR293202
SSL を使用するときに、AquaLogic Service Bus HTTP プロキシ サービスと Web サーバ WebLogic Server プラグインを使用する場合の問題
Web サーバのフロント エンドで HTTPS 要求 (HTTP over SSL) を受信し、その後 WebLogic Server Web サーバ プラグインによって、AquaLogic Service Bus HTTP プロキシ サービスが動作している AquaLogic Service Bus 管理対象サーバに要求を転送する場合を考えます。
SSL を使用せず、要求を HTTP 経由で転送するように Web サーバ プラグインをコンフィグレーションすることができます。ただし、AquaLogic Service Bus HTTP プロキシ サービスはこの要求を HTTPS 経由で送信されたものと解釈し、要求を拒否します。この場合、サーバ ログに次のようなエラーが示されます。
<Exception in HttpTransportServlet.service: javax.servlet.ServletException: Cannot process inbound request to endpoint ProxyService Project/folder/ProxyName over https
解決策 : プロキシ サービスを HTTPS 転送でコンフィグレーションします。メッセージが Web サーバから SSL 以外のポートで送信されても、AquaLogic Service Bus はそのメッセージを HTTPS プロトコルで送信されたものと認識し、HTTPS メッセージとして受信します。そのためには、このシナリオでは使用されませんが、AquaLogic Service Bus ドメインの SSL ポートを有効にする必要があります。
2.6
 
CR303445
AquaLogic Service Bus JMS サービス (プロキシおよびビジネス) には、JMS キューへのアクセスに SSL を使用するかどうかを制御する [SSL を使用] 属性がある
ただし、AquaLogic Service Bus 2.5 およびそれより前のバージョンでは、[SSL を使用] が指定されていても、JMS ビジネス サービスは発信応答の読み込み時に SSL を使用しませんでした。AquaLogic Service Bus 2.6 では、この点が修正されました。
ただし、このようなビジネス サービス ([SSL を使用] が選択されている場合の JMS 要求/応答ビジネス サービス) を AquaLogic Service Bus 2.1 または 2.5 から 2.6 にインポートすると、発信応答 URL が非 SSL ポートである場合に問題が発生することがあります。SSL を使用してこの非 SSL ポートと通信しようとすると、エラーが発生します。
解決策 : SSL ポートを使用するように発信応答キューの URL を修正します。
[SSL を使用] を指定した要求/応答発信 JMS ビジネス サービスを含む 2.1 または 2.5 のコンフィグレーション JAR をインポートすると、AquaLogic Service Bus Console に警告が出力されます。
2.5
2.6
CR284336
サーバ ログ内に含まれるセキュリティ エラーは、AquaLogic Service Bus および WebLogic Server の両方で発生する。エラーは次のとおりです。
"Server Identity fails validation, downgrading to anonymous."
状況に応じて、以下のいずれかの解決策を選択してください。
  • ドメイン間トランザクションが存在する場合
  • 解決策 : ドメイン間に信頼関係を確立します。

  • ドメイン間トランザクションが存在しない場合
  • ドメイン間トランザクションが存在しない場合、WebLogic Server 9.1 およびそれより前のリリースで、これらのセキュリティ例外が発生することがあります。9.2 から 9.2 へのクラスタ ドメイン間の JMS/JNDI/RMI 呼び出しにおいて、この例外が断続的に発生します。

    解決策 : 9.x ドメインの場合は WebLogic Server Administration Console で、それ以前のバージョンの場合はコマンド ラインで、JTA セキュリティの相互運用モードを「パフォーマンス」にコンフィグレーションします。詳細については、『WebLogic JTA プログラマーズ ガイド』の「ドメイン間トランザクションに対するドメインのコンフィグレーション」にある「セキュリティの相互運用モードの設定」を参照してください。

2.5
 
CR276562
WebLogic Server WS-Policy 解析で、不明なアサーションを含むポリシーが承認される
サービスにバインドされたポリシーに不明なポリシー アサーションが含まれる場合、AquaLogic Service Bus 2.5 サービス検証により警告が生成されます。ただし、このリリースでは WSDL または WS-Policy リソース内の不明なポリシー アサーションはチェックされません。
解決策 : WSDL 内に不明な WS-policy アサーションがないか調べます。WSDL に有効なアサーション エンティティのみが含まれていることを確認します。詳細については、『セキュリティ ガイド』の「Web サービス ポリシーを使用した着信メッセージのセキュリティの指定」を参照してください。
2.5
 
CR256282
Web サービス セキュリティのタイムスタンプ検証エラー「Message is too old」または「Message Created time in the future」が断続的に発生する
Web サービス セキュリティ ランタイムのバグのため、クロック精度が指定されていて、メッセージが新しい場合に、タイムスタンプ検証エラーが断続的に発生します。
解決策 : この問題の疑いがある場合は、BEA 販売代理店に CR251516 のパッチについてお問い合わせください (クロック精度プロパティは廃止され、代わりにより直感的なクロック スキュー プロパティが使用されるようになりました)。『WebLogic Server 9.2 確認済みおよび解決済みの問題』の「Web サービスと XML」の節にある CR251516 を参照してください。
2.1
2.6/
WLS 9.2
CR249194
パスワードのない Web サービス セキュリティ ユーザ名トークンにはデジタル署名が必要
Web サービス セキュリティ ユーザ名トークンはさまざまな方法で使用できます。トークンには、ユーザ名とパスワード、またはユーザ名のみを含めることができます。ユーザ名トークンをパスワードなしで使用するとき、Web サービス セキュリティ ランタイムは署名が付いていないとトークンを受け付けません。署名がないトークンはランタイムによって拒否されます。このリリースでは、コンフィグレーション時の WS-Policy 検証でこの制約は適用されません。
2.1
2.6
CR234237
クライアントサイドの Web サービス セキュリティ ランタイムに不具合があり、特定の状況で X.509 トークンによる認証が失敗する
JAX-RPC クライアントに渡す資格プロバイダのリストに、ダミーのユーザ名トークン CredentialProvider (次のソース コードを参照) と ClientBSTCredentialProvider が含まれていることを確認してください。この資格プロバイダ リストは、weblogic.wsee.security.wss.CredentialProviderList というプロパティの値としてクライアントに渡されます。
詳細については、『WebLogic Web サービス プログラマーズ ガイド』の「セキュリティのコンフィグレーション」にある「メッセージレベルのセキュリティ (デジタル署名と暗号化) のコンフィグレーション」の節で「クライアント アプリケーションの更新によるメッセージ保護された Web サービスの呼び出し」を参照してください。

import weblogic.security.service.ContextHandler;
import weblogic.xml.crypto.wss.WSSConstants;
import weblogic.xml.crypto.wss.provider.CredentialProvider;
import weblogic.xml.crypto.wss.provider.Purpose;

public class DummyUNTCredentialProvider implements CredentialProvider {

    public DummyUNTCredentialProvider() {
    }

    public String[] getValueTypes() {
        return WSSConstants.UNT_VALUETYPES;
    }

    public Object getCredential(String tokenType,
                                String issuerName,
                                ContextHandler ctxHandler,
                                Purpose p) {
        return null;
    }

}

2.0
 
CR222177
プロキシ サービスの削除、移動、名前変更、またはクローン作成 (またはプロジェクトやフォルダの削除、名前変更、移動) など、プロジェクトやフォルダ内のプロキシ サービスの URL が変更される操作を行う前に、関連する転送レベル (HTTP および HTTPS) とサービスレベルのアクセス制御セキュリティ ポリシーをすべて削除する
これらのポリシーを削除しない場合、認可プロバイダ データベースにポリシーが残り、以前に保護されていたサービスが保護されなくなるなどの予期しない結果を引き起こしたり、セキュリティの脆弱性を生む可能性があります。注意 : サービスのクローンを作成しても、アクセス制御ポリシーのクローンは作成されません。
2.5
 

相互運用性

問題 ID
説明
検出
修正
CR302664
複数の WSDL バインディングが存在するプロキシ サービスの WSDL から C# クライアント スタブを作成すると、.NET wsdl.exe ツールで生成される C# クライアント スタブの WSDL バインディングが不適切になる場合がある
解決策 : C# スタブを生成する対象のサービス バインディングを指定できない場合は、プロキシ サービスの WSDL で未使用のバインディングをコメント化してからクライアント スタブを生成することをお勧めします。
2.6
 
CR300352
iWay Business Services Engine (iBSE) コンソールでスキーマを生成しようとすると、iWay Service Adapter の NullPointerException が返されることがある
解決策 : ありません。スキーマは正常に生成され、システムで使用することができます。NullPointerException は、その後の生成されたスキーマの解析が失敗した場合に発生します。
2.6
 
CR295664
Tuxedo 転送ベースのサービスでサービスの種類が XML の場合、Tuxedo クライアントから FLD_MBSTRING フィールドを含んだ FML32 バッファが送信されても XML に変換されない
2.6
 
CR283942
LLR が有効な Linux SYBASE jRockit 非 XA ドライバを使用すると、デッドロック状況が発生したり、Sybase データベースで SQLException が送出される
解決策 : Linux SYBASE jRockit XA ドライバを使用します。
2.5
 
CR281003
Sun または JRockit JDK を使用して IBM AIX JDK に (またはその逆方向に) エクスポートされた暗号化リソースを含む AquaLogic Service Bus コンフィグレーション JAR ファイルを移動することができない
機密データを含むリソースを保護するために AquaLogic Service Bus で使用されるパスワードベースの暗号化アルゴリズムには、さまざまな JDK 実装があり、それぞれの間には相違点があります。Sun または JRockit JDK を使用して作成した暗号化リソースを IBM JDK に (またはその逆方向に) インポートする際のエラーは、これらの JDK 実装間の相違によって発生します。
暗号化アルゴリズムの詳細については、http://java.sun.com/j2se/1.5.0/docs/guide/security/jce/JCERefGuide.html#PBE を参照してください。
同一の JDK を使用すると、暗号化されたリソースのエクスポートおよびインポートを支障なく実行できます。
解決策 : 異なる JDK 間でエクスポートまたはインポートする場合、[機密データの保護] フラグを選択解除して、パスフレーズなしでリソースをエクスポートします。警告 : このリソース ファイルには、クリア テキストのパスワードが含まれていることがあります。
2.5
 
CR274492
HTTP トンネリングを使用して、AquaLogic Service Bus 2.5 ドメインから WebLogic Server 8.1 ドメインの EJB にアクセスすると、例外が発生する
解決策 : WebLogic Server 9.2 と WebLogic Server 8.1 との間で HTTP トンネリングを行うには、AquaLogic Service Bus ドメイン (9.2 ドメイン) の config.xml ファイルで、t3-server-abbrev-table-size 要素に 255 を設定する必要があります。
EJB 転送のトラブルシューティングの詳細については、『AquaLogic Service Bus ユーザーズ ガイド』の「EJB 転送」を参照してください。
2.6 での更新 : この相互運用性の問題は、AquaLogic Service Bus 2.6 WLS 8.1SP6 で修正されています。2.6 で WLS 8.1SP5 またはそれより前の WLS を使用する場合、解決策を実行する必要があります。
2.5
WLS 8.1SP6 を使用する 2.6 で修正済み
CR269889
iWay55 インストーラは AquaLogic Service Bus 2.5 で使用できない
解決策 :
以下の手順で iWay インストーラをデプロイし、アクセスします。
1. iWay55 インストーラが作成した weblogic91/common/bin/commEnv.cmd ファイルの内容をコピーし、weblogic92/common/bin/commEnv.cmd ファイルの最後に追加します。
2. このファイルを保存し、サーバを再起動します。
2.5
 

AquaLogic Service Bus Console

問題 ID
説明
検出
修正
CR306906
別のクラスタ ドメインからコンフィグレーション JAR ファイルをインポートした後、AquaLogic Service Bus クラスタ ドメインのターゲット クラスタ名がコンソールに間違って表示される
解決策 : ありません。コンソールのクラスタ名を無視してください。間違ったターゲット クラスタ名を編集することはできません。
2.6
 
CR284845
Java コールアウト アクションから呼び出し可能な Java メソッドをリストする際に、AquaLogic Service Bus Console に、不適切な非パブリック クラスとそのメソッドが含まれる
非パブリック クラスの Java メソッドを選択すると、java.lang.IllegalAccessException が発生します。
解決策 : javap ユーティリティを使用して、クラスのアクセス修飾子を特定することができます。例を示します。
javap -classpath {jarfile} {fully_qualified_classname}
2.5
 
CR282782
ダッシュボードの [サービスのモニタの詳細] ページで、ステータス メッセージにサーバ名が表示されない
単一ドメインのサーバ、またはクラスタ ドメイン内のすべてのサーバからの統計を集約機能が受信しない場合、[サービスのモニタの詳細] ページに表示されるステータス メッセージに、サーバ名が表示されません。
解決策 : [サービスのモニタの概要] ページから、表示されないサーバ名を取得できます。
2.5
2.6
CR280726
管理対象サーバがダウンしているときには、サービスに対する [統計のリセット] 処理を実行できない。統計はサーバの稼動中にのみリセットされる
AquaLogic Service Bus Console または ServiceDomainMBean を介して要求される [統計のリセット] (または [すべての統計をリセット]) 処理は、クラスタ内の 1 つまたは複数の管理対象サーバがダウンしている場合、稼動中の管理対象サーバでのリセット処理のみが実行されます。リセット処理が要求されたときにダウンしていた管理対象サーバの統計は、対象のサーバの再起動時にリセットされません。サーバの再起動後に予期しない結果や矛盾が生じた場合は、リセット操作を手動で実行することができます。
解決策 : リセット処理を要求する前に、クラスタ内のすべての管理対象サーバが稼動中であることを確認します。
2.5
2.6
CR271866
AquaLogic Service Bus Console の新しいリソースに、不適切な形式のパスを使用して名前をつけると、コンソールがハングする場合がある
この問題は、WinXP-SP2 または Win03-SP1 の IE ブラウザでのみ発生します。
解決策 : 進行状況を示すポップアップ ウィンドウはキャンセルできません。AquaLogic Service Bus Console を実行しているブラウザ インスタンスを閉じて、新しいブラウザを開き、新しいリソース用の有効なファイル パスを入力します。
2.5
 
CR255059
英語バージョンが日本語、韓国語または中国語簡体字のブラウザで使用されると「404-Not Found」メッセージが表示される
AquaLogic Service Bus の英語バージョンを、言語が日本語、韓国語または中国語簡体字に設定されたブラウザで使用するようにインストールすると、ユーザがコンソールの [More Info] ボタンをクリックしたときに 404 メッセージが表示されます。
解決策 : ローカライズ版をインストールするか、ブラウザの言語を [英語 [en]] に設定します。
2.1
2.6
CR254231
アラート ルールが新たにインポートされたルールで置き換えられる
既存のアラート ルールと同じ ID のアラート ルールをインポートし、インポートしたアラート ルールが別のサービスと関連付けられていると、アラート ルールの動作が矛盾します。
解決策 : アラート ルール ID が同じだが異なるサービスに関連付けられているアラート ルールを含むコンフィグレーションは、インポートしないでください。
2.1
 
CR236033
Windows 2003 Server のデフォルトのブラウザ オプションによって、AquaLogic Service Bus Console の左側のナビゲーション ペインのリンクをクリックするとブラウザの JavaScript エラーが発生する
Windows 2003 Server では、[インターネット オプション] の [セキュリティの設定] がデフォルトで [高] に設定され、アクティブ スクリプトが無効になっています。これによって、AquaLogic Service Bus Console の左側のナビゲーション ペインのリンクをクリックするとブラウザ エラーが発生します。
解決策 : [インターネット オプション] の [セキュリティの設定] で [アクティブ スクリプト] の設定を [有効にする] に変更します。AquaLogic Service Bus のコンソール ページでは JavaScript を使用するため、ブラウザで JavaScript が有効になっていることを確認してください。
2.0
 
CR235011
条件が true のままで長時間経過すると、[条件がクリアされるまでに 1 回] 発生するように設定されたアラート ルールがずっとアクティブになっていても、何も表示されない
[条件がクリアされるまでに 1 回] 発動するようにアラート ルールをコンフィグレーションすると、アラートは条件が最初に true になったときに発動されます。次に発動されるのは、条件をリセットして再び true に評価されたときです。アラートのタイムスタンプ (アラートが発生した日時) は変わりません。このため、数時間または数日にわたって条件が true の場合、条件に対して生成された 1 つのアラートの表示は、ダッシュボードの [アラート概要] リストの下に移動するため、このアラートがまだアクティブであることがわからなくなります。
2.1
2.6
CR227616
アクセス制御ポリシーは、WebLogic Server の管理者だけが定義できる
AquaLogic Service Bus リソースのアクセス制御ポリシー (転送レベルの HTTP または HTTPS プロキシ サービス アクセス制御ポリシーとプロキシ サービス ポリシー) を管理できるのは、WebLogic Server に組み込まれている Administrator ロールのユーザだけです。これらのポリシーをコンフィグレーションするには、WebLogic Server 管理者として AquaLogic Service Bus Console にログインし、[セキュリティ コンフィグレーション] モジュールの [アクセス制御] を選択します。
2.0
 
CR222586
Graphics Library を初期化できない場合、モニタ モジュールにグラフの代わりに [Graphics Library Disabled] イメージが表示される
Linux 環境で Graphics Library を初期化できない場合、モニタ モジュールに円グラフと棒グラフの代わりに [Graphics Library Disabled] イメージが表示されます。[サーバ概要] とサーバの詳細、[アラート概要] とアラートの詳細の各ページのリンクも削除されます。この問題が発生する場合、グラフィック ライブラリのサポート (X11) ツールキットがマシンにインストールされていない可能性があります。
解決策 : Linux では、AquaLogic Service Bus をインストールする前に、X11 モジュールをインストールする必要があります。X11 ツールキットのインストールに必要なライブラリ、または Linux のネイティブ グラフィック ライブラリを分離します。この問題は、「DISPLAY」環境変数を正しく設定することによって解決できます。
2.0
 

BEA XQuery Mapper

問題 ID
説明
検出
修正
CR252944
ターゲットが非 XML の場合にネームスペース プレフィックスが生成されない
ターゲットが非 XML の場合、ターゲット ネームスペース プレフィックスが XQuery ソースに正常に生成されません。このため、テスト ビューで XQuery を実行するとこの問題が発生します。
解決策 : ソース ビューで、メインの XQuery 関数の element() にターゲットの型を指定し、各ターゲット要素のネームスペース プレフィックスを追加します。
2.1
 
CR252895
実行時に非 XML 結果データの日付フォーマットを検証できない
結果が非 XML の場合、テスト ビューで日付フォーマットが検証されません。これは、XML から非 XML へのトランスフォーメーション特有の問題です。
2.1
 
CR252888
非 XML から XML および XML から非 XML にデータを転送するときに、コピー リンクを作成できない
ソースの型とターゲットの型の両方でデータ構造が似ていても、コピー リンクは作成されません。
解決策 : 親要素と親要素の間のリンクを作成します。このリンクを右クリックし、[自動マップ] オプションを選択します。
2.1
 
CR250692
サイズの大きいスキーマで新しい XQuery トランスフォーメーションを作成すると XQuery Mapper が突然終了する
サイズの大きいスキーマを使用する、多くの入力が含まれた XQuery ファイルを XQuery Mapper で開けなくなります。
解決策 : スキーマの入力数を制限します。
2.1
 
CR234961
コピー リンクの右クリック メニューで [コードの表示] オプションを選択してもコードが表示されない
コピー リンクを右クリックして [コードの表示] オプションを選択しても、関連するコードがソース ビューに表示されません。
解決策 : [ソース] タブをクリックして手動でソース ビューに切り替えます。
2.0
 
CR234891
[データ リンクを構造リンクに変換] オプションがコピー リンクの右クリック メニューに表示されない
コピー リンクを右クリックしたときに、[データ リンクを構造リンクに変換] オプションが右クリック メニュー オプションに表示されません。
解決策 : コピー リンクを削除して、いずれかの子要素と子要素の間にリンクを作成します。次に、親要素と親要素の間にリンクを作成します。これが構造的なリンクになります。子要素と子要素のリンクは削除します。
2.0
 
CR234857
結合条件 OR の AND への変更が機能しない場合がある
Eclipse で、対象ノード項目をクリックし、いずれかの [or] を右クリックして、ポップアップ メニューの [結合条件を AND に変更] を選択しても、何も起こらない場合があります。

注意 : この問題は常に発生するわけではありません。偶発的な問題です。

2.0
 
CR234550
テスト ビューでサイズの大きい XQuery ファイルを開く場合の問題
テスト ビューでサイズの大きい XQuery ファイルを開こうとすると、「初期化しています。お待ちください...」というメッセージが表示されて XQuery Mapper がハングする場合があります。
解決策 : XQuery ファイルを閉じて、再び開きます。ファイルを開く処理の途中でビューを切り替えないでください。
CR250692 を参照してください。
2.0
 
CR231623
テスト ビューで [データの生成] を選択すると、すべての choice のデータが生成される
choice 要素は、多くの choice の中から、一度に 1 つのデータの choice だけを受け入れます。テスト ビューで [データの生成] を選択すると、choice 要素のすべてのケースのデータが生成されます。そのため、choice 要素のデータが生成されると検証エラーが発生します。
解決策 : データを生成する要素以外のすべての要素を削除します。
2.0
 
CR226069
ターゲット ノードを選択すると If-Then-Else 式が表示されない
If-Then-Else 式があるターゲット ノードをクリックしても、この式が表示されません。ただし、この問題が発生するのは、XQuery ファイルを開いて最初にノードを選択したときだけです。
解決策 : いずれかのターゲット ノードをクリックしてから、必要なターゲット ノードをクリックします。
2.0
 
CR225903
非 XML ファイル間に結合リンクがあると、結果データが正しくない
結合リンクがあると、非 XML 要素の結果のデータが正しくありません。結合リンクを削除すると、結果のデータが正しく生成されます。
2.0
 
CR225715
MFL データのテストで未使用の XML ファイルは必須ではない
トランスフォーメーション ファイルに入力として XML スキーマと非 XML スキーマの両方が関連する場合、XML スキーマは出力ではマップされない場合でも、このようなトランスフォーメーションのテストを行うには、XML と MFL (非 XML 型) の両方のソース データが使用可能であることが必要です。ただし、これは XML のみのトランスフォーメーションの場合はあてはまりません。
2.0
 
CR225672
デザイン ビューでネームスペースの変更を回復できない
XQuery ファイルを開いたままスキーマ ファイル (XQuery ファイルで使用される) のネームスペースを変更すると、ユーザがデザイン ビューに切り替えたときにこの変更を回復できません。
解決策 : XQuery ファイルを閉じ、プロジェクトを更新してから再び XQuery ファイルを開きます。
2.0
 
CR223388
再起的な要素では、テスト ビューでソース データが正しく生成されない
再帰的な要素の生成データは空です。そのため、このような生成された再帰的な要素を使用する場合、結果のデータは実行時のテスト ビューでも空になります。
解決策 : 生成されたデータを修正してからクエリを実行します。
2.0
 
CR223103
無効になっているノード リンクの削除操作を元に戻しても元に戻らない
解決策 :Ctrl〕を押しながら〔Z〕を数回押すと、削除操作を元に戻す処理が行われます。
2.0
 
CR222617
制約ビューの式のボックスに式を貼り付けるとエラーが発生する
制約ビューの式の左辺または右辺のボックスに式を貼り付けると、コンパイル エラーが発生します。
解決策 : 式の左辺または右辺のボックスに式を貼り付けるのではなく、入力します。
2.0
 

ドキュメント

問題 ID
説明
検出
修正
 
AquaLogic Service Bus Console から起動するオンライン ヘルプに記載されている「アクセス制御ポリシーの表示と検索」に、メッセージ レベルのカスタム認証を行うプロキシ サービスに対してメッセージ レベルのアクセス制御ポリシーを作成できるという記述がない

注意 : AquaLogic Service Bus Console のオンライン ヘルプは、BEA e-docs Web サイトにも掲載されています。最新の情報については、この e-docs バージョンを参照してください。この問題の修正が含まれています。
http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/alsb/docs26/consolehelp/securityconfiguration.html

2.6
 


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