2.3 Oracle Machine Learning Notebooksについて

Oracle Machine Learning Notebooksは、ノートブックの作成、スケジュール実行およびバージョニングをサポートするWebベースのコラボレーション・インタフェースです。Markdownを使用して作業を文書化し、データの探索、ビジュアライゼーションおよび準備、機械学習モデルの構築、評価およびデプロイのためにSQL、R、Pythonのコードを実行できます。Oracle Machine Learning Notebooksには、ユーザー指定のサードパーティのPythonおよびRライブラリを含むカスタムのconda環境を作成するためのCondaインタープリタも用意されています。

Oracle Machine Learning Notebooksの重要な機能:
  • データ・サイエンティスト、ビジネス・アナリストやデータ・アナリスト、アプリケーション開発者やダッシュボード開発者、データベース管理者およびITプロフェッショナルの間でのコラボレーションを可能にします

  • Oracle Autonomous Databaseプラットフォームのスケーラビリティおよびパフォーマンスを利用します

  • ノートブックの個別実行および繰返し実行用のジョブとしてノートブックのスケジューリングをサポートします

  • ノートブックのバージョニングを可能にします

  • SQL、PL/SQL、Python、R、MarkdownおよびCondaのインタープリタをサポートします

2.3.1 Oracle Machine Learning Notebooksを使用する場合の一般的なアクション

Oracle Machine Learning Notebooksを開始する際には、表にリストされているタスクを参考にしてください。

タスク 詳細情報
Oracle Machine Learningユーザー・インタフェースへのアクセス Oracle Machine Learningユーザー・インタフェース(UI)へのアクセス
ワークスペースの作成 プロジェクトおよびワークスペースの作成
プロジェクトの作成 プロジェクトおよびワークスペースの作成
ノートブックへのアクセスおよび作成 ノートブックへのアクセスおよび作成
ノートブックでのGPUコンピュート機能の有効化 Pythonインタプリタを介したノートブックでのGPUコンピュート機能の有効化
AutoML実験の作成および実行 AutoML UI実験の作成
SQLインタープリタを使用したノートブックの実行 ノートブックのパラグラフでのSQLインタープリタの使用
Pythonインタープリタを使用したノートブックの実行 ノートブックのパラグラフでのPythonインタープリタの使用
Rインタープリタを使用したノートブックの実行 ノートブックのパラグラフでのRインタープリタの使用
Condaインタープリタを使用したノートブックの実行 ノートブックのパラグラフでのCondaインタープリタの使用
Markdownインタープリタの使用 Markdownインタプリタの使用とMarkdownプレーン・テキストからの静的htmlの生成
データ・モニターの作成 データ・モニターの作成
モデル・モニターの作成 モデル・モニターの作成
スクラッチパッドの使用 スクラッチパッドの使用
ノートブックをスケジュールするジョブの作成 ノートブックをスケジュールするジョブの作成