「計画工数」および「残最早工数」で同じ期間に対して異なる値を入力します。
未開始アクティビティに対する割当の場合、「プロジェクト・プリファレンス」の「計算」タブにある「未開始アクティビティの計画と完了時をリンク」オプションが選択されていると、割当の「計画工数」および「残最早工数」の合計値が常に等しくなります。この設定がオフの場合、「計画工数」および「残最早工数」フィールドで、同じ将来期間に対して異なる値を入力できます。その場合、割当の各フィールドの合計値は、それぞれ独立して計算されます。
進行中アクティビティの場合、常に「計画工数」および「残最早工数」フィールドに異なる将来期間の値を入力できます。
データを財務期間別に入力します。
プロジェクトに割り当てられている財務期間カレンダの定義済財務期間の範囲を対象として、データを財務期間別に入力できます。たとえば、2015年1月1日から2016年12月31日までの週単位の財務期間を定義した場合、2015年1月1日から2016年12月31日までの週単位の財務期間のデータを入力できます。データを財務期間別に入力するには、「稼働オプション」ダイアログ・ボックスの「タイムスケール」を「財務期間」に設定する必要があります。
将来期間の値の入力時にリソースおよびロールを超過割当します。
割り当てられたリソースまたはロールの作業時間が対象期間に有効である場合、リソースまたはロールの許容単位工数を超える工数を同じ期間に対して入力し、リソースまたはロールを超過割当できます。
期間の計画作業が存在しない(作業が計画されていない)ことを表します。
作業が計画されていない期間を表すには、期間を空白のままにします(または、0を入力します)。P6では、空白値は0値と同義とみなされます。
リソース・カーブがすでに割り当てられた割当に対して将来期間の値を入力します。
リソース割当にリソース・カーブがすでに割り当てられている場合に将来期間のデータを入力できます。この場合、P6により、リソース・カーブが「手動」に変更されます。将来期間割当計画のプロセスを簡素化するために、計画しようとしている分布に類似したリソース分布を持つリソース・カーブを割当に適用してから、必要に応じて将来期間の値を変更できます。
注意: 割当にリソース・カーブを適用してから、その割当の将来期間の値を変更した場合、割当が手動のカーブとして指定された時点で、割当からリソース・カーブが除去されます。リソース・カーブを再適用すると、入力済の将来期間のデータが失われ、選択したリソース・カーブに基づいて将来期間のデータが配分されます。
工数0を入力します。
割当の最初の将来期間に0を入力した場合、P6では、工数0がラグと解釈され、割当の期間が短縮されます。最初の「計画工数」将来期間に0を入力した場合、P6により、割当の「計画工数」および「計画期間」が減少します。最初の「残最早工数」将来期間に0を入力した場合、P6により、割当の「残最早工数」および「残余期間」が減少します。
未開始アクティビティに対する割当の場合、「未開始アクティビティの計画と完了時をリンク」プロジェクト・オプションが選択されていない状態で、割当の最初の将来期間に0を入力すると、計画開始日と残開始日の両方にラグが追加されます。未開始アクティビティの計画開始日と残開始日は同じである必要があるため、数値の前に付ける0をどのフィールド(「計画工数」または「残工数」)で入力してもこのように処理されます。
0以外の割当の値の間に0を入力した場合、P6では、計画されたリソース分布に0値が含まれるものとみなされます。
割当の最後の将来期間に0を入力した場合、P6では、0値は手動のカーブの一部として保存されません。これらの0値は割当の期間に加算されません。
負の値を入力します。
割当の「計画工数」または「残最早工数」の値の合計が負になる場合は、将来期間を計画するとき、負の値が有効になります。
将来期間計画と中断日/再開日。
中断期間がスケジュールされていない場合(つまり、中断日および再開日がアクティビティに追加されてから、プロジェクトがスケジュールされていない場合)、中断日から再開日までの間の将来期間の値を入力または編集できます。
プロジェクトがスケジュールされるとき、アクティビティの中断日および再開日がそれに応じてスケジュールされるため、中断が予定されている将来期間のデータを入力または編集できなくなります。アクティビティの中断日から再開日までの間のリソース割当に対して入力された工数は、プロジェクトがスケジュールされた時点で再開日に移動されます。
将来期間のデータの入力後に画面のタイムスケールを変更します。
将来期間のデータの入力後に画面のタイムスケールをより小さい単位に(たとえば、月表示から週表示に)変更すると、将来期間の値は、より小さいタイムスケール期間に線形に配分されます。画面のタイムスケールをより大きい単位に変更すると、将来期間のデータは、より大きいタイムスケール期間に集約されます。