構成ファイル
この項の表は、UNIXでのForms構成ファイルのデフォルトの場所を示しています。Windowsでも、これらのファイルの場所はほぼ同じです。特定のForms構成ファイルのサンプルおよび使用方法も示します。
ノート:
記載がある場合、ファイルの場所は、DOMAIN_HOME
ディレクトリに対して相対的に指定されます。Windowsでは、フォワードスラッシュをバックスラッシュに置き換える必要があります。Middlewareホーム、Oracleホーム、Oracleインスタンスなど、使用される用語の詳細は、『Oracle Fusion Middlewareの管理』のOracle Fusion Middlewareの起動と停止に関する項を参照してください。
表-63 このリリースでのファイルとその場所のリスト
ファイル名 | このリリースでの場所 | 説明 |
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formsweb.cfg |
$DOMAIN_HOME/config/fmwconfig/servers/WLS_FORMS/applications/formsapp_14.1.2/config |
formsweb.cfg を使用して、実行時に使用されるアプレット・パラメータおよびサーブレット・パラメータを設定します。この構成ファイル内のアプレット・パラメータは、$FORMS_INSTANCE/server にあるFormsテンプレート・ファイルに定義されています。ファイルを編集するには、「Forms Servicesの構成」を参照してください。
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default.env |
$DOMAIN_HOME/config/fmwconfig/servers/WLS_FORMS/applications/formsapp_14.1.2/config |
default.env を使用して、実行時に使用される環境変数を設定します。ファイルを編集するには、「環境変数の管理」を参照してください。
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base.htm |
$FORMS_INSTANCE/server |
Oracle Formsアプリケーションの起動のために使用されるHTMLページを生成する場合、base.htm がFormsサーブレットによってテンプレートとして使用されます。ベースHTML ファイルを変更するには、独自のバージョンを作成し、適切に設定を変更してformsweb.cfg ファイルから参照します。
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basejpi.htm |
$FORMS_INSTANCE/server |
Oracle Formsアプリケーションの起動のために使用されるHTMLページを生成する場合、basejpi.htm がFormsサーブレットによってテンプレートとして使用されます。ベースHTML ファイルを変更するには、独自のバージョンを作成し、適切に設定を変更してformsweb.cfg ファイルから参照します。
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webutilbase.htm |
$FORMS_INSTANCE/server |
これは、汎用APPLETタグを使用してWebUtil対応フォームを実行するためのデフォルトのベースHTML ファイルです。
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webutiljpi.htm |
$FORMS_INSTANCE/server |
これは、Javaプラグインを使用してWebUtil対応フォームを実行するためのデフォルトのベースHTML ファイルです。このファイルは、たとえば、UNIX上でFirefoxを使用してWebUtil対応フォームを実行する場合に使用できます。
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ftrace.cfg |
$FORMS_INSTANCE/server |
ftrace.cfg ファイルを使用して、診断に使用される様々な構成パラメータを構成します(「Forms Traceの有効化と構成」を参照)。これは$FORMS_INSTANCE/server/ にあります。
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web.xml |
$DOMAIN_HOME/servers/WLS_FORMS/tmp/_WL_user/formsapp_14.1.2/<random_string>/war/WEB-INF
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詳細は、「web.xml」を参照してください。 |
weblogic.xml |
$DOMAIN_HOME/servers/WLS_FORMS/tmp/_WL_user/formsapp_14.1.2/<random_string>/war/WEB-INF |
weblogic.xml は、Webアプリケーション・デプロイメント・ディスクリプタ・ファイルです。
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forms.conf |
$DOMAIN_HOME/fmwconfig/components/OHS/instances/<OHS INSTANCE NAME>/moduleconf |
Oracle Formsとともに使用するためにOracle HTTP Serverを構成するには、次を参照してください。
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jvmcontroller.cfg |
$FORMS_INSTANCE/tools/jvm/ |
jvmcontroller パラメータを使用すると、特定のJVMコントローラを使用するようにFormsアプリケーションを構成できます。このパラメータはformsweb.cfg で指定します。JVMコントローラで使用するパラメータは、そのJVMコントローラの構成ファイルjvmcontrollers.cfg で指定します(「Fusion Middleware ControlからのJVMプーリングの管理」を参照)。
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webutil.cfg |
$FORMS_INSTANCE/server |
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Registry.dat |
$DOMAIN_HOME/config/fmwconfig/servers/WLS_FORMS/applications/formsapp_14.1.2/config/oracle/forms/registry |
Registry.dat を使用すると、Forms Servicesで使用するデフォルトのフォント、フォント・マッピングおよびアイコンを変更できます。詳細は、「フォント、アイコンおよびイメージの配置」を参照してください。
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base.jnlp |
$FORMS_INSTANCE/server |
Java Web StartでOracle Formsアプリケーションの起動のために使用されるJNLPを生成する場合、base.jnlp がFormsサーブレットによってテンプレートとして使用されます。テンプレート・ファイルを変更するには、独自のバージョンを作成し、適切に設定を変更してformsweb.cfg ファイルから参照します。
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basejpi_jnlp.htm |
$FORMS_INSTANCE/server |
Oracle Formsアプリケーションの起動のために使用されるHTMLページを生成する場合、basejpi_jnlp.htm がFormsサーブレットによってテンプレートとして使用されます。テンプレート・ファイルを変更するには、独自のバージョンを作成し、適切に設定を変更してformsweb.cfg ファイルから参照します。
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basesaa.txt |
$FORMS_INSTANCE/server |
Formsスタンドアロン・ランチャで実行中のOracle Formsアプリケーションの起動のために使用されるテキスト・ページを生成する場合、basesaa.txt がFormsサーブレットによってテンプレートとして使用されます。テンプレート・ファイルを変更するには、独自のバージョンを作成し、適切に設定を変更してformsweb.cfg ファイルから参照します。
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webutil.jnlp |
$FORMS_INSTANCE/server |
これは、Java Web Startまたは埋込みJNLPを使用してWebUtil対応フォームを実行するためのデフォルトのbasejnlpファイルです。 |
webutilsaa.txt |
$FORMS_INSTANCE/server |
これは、Formsスタンドアロン・ランチャ(FSAL)を使用してWebUtil対応フォームを実行するためのデフォルトのbasesaa ファイルです。
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extensions.jnlp |
$ORACLE_HOME/forms/java |
extensions.jnlp は、Java Web Startを使用してアプリケーションを実行するように構成されている場合に使用されます。Java Web Startを使用している場合、frmall.jar またはfrmwebutil.jar 以外のJava JARファイルがこのファイルにリストされている必要があります。エントリを追加するための構文の例は、ファイルに含まれています。このファイルはFusion Middleware Controlで管理されないため、テキスト・エディタで手動で編集する必要があります。このファイルを変更した場合、Forms管理対象サーバーを再起動する必要があります。
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web.xml
web.xml
ファイルは、Forms Java EEアプリケーションのWebアプリケーション・デプロイメント・ディスクリプタ・ファイルです。上級ユーザーは、このファイルを編集して、(Formsサーブレットではなく)静的HTMLページを使用してOracle Formsを実行できます。
Oracle FormsアプリケーションをFormsサーブレット以外の方法(静的HTMLページやJSPなど)で実行している場合、formsweb.cfg
ファイルのパラメータ設定は使用されません。そのため、Listener ServletにenvFile
(Formsランタイム・プロセスの現在のFORMS_PATH
や、使用するアプリケーション固有のその他の環境設定を指定)などのサーブレット・パラメータを定義する必要があります。
このような変更は、web.xml
またはplan.xml
に追加できます。「Forms J2EEアプリケーション・デプロイメント・ディスクリプタの変更」を参照してください。
次の表に、2つのサーブレットのマッピングを示します。
表-64 web.xmlのサーブレットのマッピング
URLパス | タイプ | マッピング先 | 用途 |
---|---|---|---|
/forms/frmservlet |
サーブレット・マウント・ポイント | Formsサーブレット | フォームを実行するHTMLページを作成します。 |
/forms/lservlet |
サーブレット・マウント・ポイント | Formsリスナー・サーブレット | Formsアプレットからのメッセージ通信量を処理します。 |