事前定義の検証

事前定義の検証は、アプリケーションを登録すると自動的に作成され、アプリケーション・タイプまたはOracle Fusion Cloud Enterprise Data Managementの要件に基づいて外部システムの要件が適用されます。

たとえば、Planningアプリケーションを登録する場合は、事前定義の検証によって、アプリケーションで使用されるすべてのノードでメンバー名が一意であることが保証され、Financials Cloud一般会計アプリケーションを登録する場合は、事前定義の検証によって、ノードの終了日が開始日以降であることが保証されます。

事前定義の検証には2つのタイプがあります:

  • アプリケーション固有の事前定義の検証は、特定のタイプのアプリケーションにのみ適用されます。アプリケーション固有の事前定義の検証のほとんどは、ディメンション内のバインド済データに適用されます。これらはデフォルトで有効になっていますが、無効にしたり、ディメンション・レベルで重要度レベルを設定できます(検証の適用および重要度の構成を参照)。
  • 一般的な事前定義の検証は、ユーザー・アプリケーションを除くすべてのタイプのアプリケーションに適用されます。ディメンション・インスペクタの「検証」タブで、検証を有効または無効にできます。検証の適用および重要度の構成を参照してください。

検証のソース・アプリケーション・タイプ

事前定義の検証にはすべて、検証の発生元アプリケーションのタイプを識別するソース・アプリケーション・タイプがあります。アプリケーションには、複数のソース・タイプからの事前定義の検証を指定できます。

Planningの検証は、基本的なEPM Cloudプラットフォームの検証を表します。したがって、その他のEPM Cloudアプリケーション・タイプには、独自の検証に加えて、Planningソース・タイプによる検証があります。たとえば、Financial Consolidation and Closeアプリケーションには、Planningソース・タイプ(別名の一意性など)の検証と、Financial Consolidation and Closeタイプ(デフォルトの増減レベルなど)の検証があります。

アプリケーション固有の事前定義の検証

各アプリケーション・タイプに対して作成されているアプリケーション固有の事前定義の検証の詳細は、次を参照してください:

一般的な事前定義の検証

ユーザー・アプリケーション以外のアプリケーション・タイプを登録すると、そのアプリケーションに対して次の検証が自動的に作成されます:

表23-5 一般的な検証

名前 説明 スコープ
フィルタを使用した同等のノード 指定されたフィルタ式に一致するこのビューポイントのすべてのノード(フィルタ式がない場合はすべてのノード)が、すべての関連ビューポイントの少なくとも1つの場所に存在する必要があります。関連ビューポイントの構成を参照してください。

この検証はデフォルトで無効になっています。

関連ビューポイント
所有権承認権限

ノードの所有権承認プロパティは、ビューポイントに対して少なくとも「参加者(読取り)」アクセス権を持っていないユーザーを参照します。所有権承認の理解を参照してください。

この検証はデフォルトで無効になっています。

ノードおよびユーザー・ノード
以前にマージされたノード ビューポイントに追加されるノードは、照合プロセスの一環として以前マージされたノードと同じ名前にはできません。照合および重複除外の操作を参照してください。

この検証はデフォルトで有効になっています。

ノード