共有リスト
共有リストは、Oracle Eloqua全体で使用できるコンタクトの静的リストです。共有フィルタと同様、共有リストはキャンペーンまたはプログラムの設計時に共通リソースとして使用されるセグメンテーションのコンポーネントです。共通の関係を持つコンタクトを識別したら、共有リストを作成して、その関係の明確な定義を保持します。
例: 多数のコンタクトがキャンペーンにすでに好意的な応答をし、イベントのニュースレターや登録Eメールをオープンしています。これらのコンタクトを共有リストに追加し、そのリストを今後の関連するキャンペーンで使用できます。基本的に、キャンペーンの特定の処理セットを実行する任意のコンタクト・グループに基づいてリストを作成できます。
共有リストは、コンタクト・データベースのスナップショットと考えることができます。キャンペーンまたはプログラムは、コンタクトをルーティングするためにキャンバス上で「共有リストのメンバー状況」決定ステップを使用するたびに、このスナップショットを参照します。これにより、必要に応じて特定のコンタクトをすばやく含めたり除外したりできます。
共有リストを効率的に使用できるいくつかのシナリオを次に示します。
- テスト: すべての内部コンタクトのシード・リストを作成し、そのリストを使用して、キャンペーンをテストします。
- 競合相手: 競合相手のコンタクトを識別し、共有リストを作成して、それらのコンタクトをキャンペーンから除外します。
- ターゲット指定の一貫性: 特定のコンタクトの共有リストを作成し、そのリストを営業チームに配布します。
- セグメンテーション: 共有リストをセグメントに追加します。反対に、セグメントのコンタクト・フィルタを共有リストに変換できます。
- ハード・バウンスバック・ステータスの変更: コンタクトのリストのハード・バウンスバック・ステータスをリセットします。
共有リストは次の複数の方法で作成または変更できます。
- 基本リストを最初から作成し、データベース内の個々のコンタクトを検索し、それらのコンタクトを必要に応じて追加します。
- データベースにコンタクトのリストをアップロードし、これらのコンタクトを共有リストに保存するオプションを選択します。
- セグメントのコンタクト・フィルタをリストにフラット化、マージまたは共通化し、そのリストを共有リスト・ディレクトリに保存します。
- 「共有リストに追加」および「共有リストに移動」処理ステップをキャンペーンまたはコンタクト・プログラムで使用します。