Landis+Gyrコマンド・フロー

次の表に、各Landis+Gyrコマンドで使用される通信フローを示します。

  • コマンド: 特定のスマート・メーター・コマンド
  • アウトバウンド通信: コマンドによって作成されるアウトバウンド通信ビジネス・オブジェクト。これは、コマンド要求をヘッドエンド・システムに送信します。
  • インバウンド通信: ヘッドエンド・システムからの応答で作成されるインバウンド通信
  • 完了イベント: コマンドによってトリガーされる完了イベント(ある場合)。完了イベントは、スマート・メーター・コマンドの結果としてシステム内のデータを更新するのに使用されます。たとえば、コマンドによって設備のステータスを変更する場合、完了イベントはその変更を実行します。

コマンド

アウトバウンド通信

インバウンド通信

完了イベント

設備コミッション

L+Gメーターの在庫への追加(MultiSpeak)

(D3-AddMeterToInventryMultiSpDR)

設備コミッション完了イベント

設備デコミッション

L+Gメーター取外通知(MultiSpeak)

(D3-MtrRmvNotifMultiSpeakDR)

設備デコミッション完了イベント

メーター使用中止

L+Gメーター使用中止通知

(D3-MeterRetireNotificationDR)

メーター交換

L+Gメーター交換通知

(D3-MeterExNotificatnMultiSpDR)

リモート接続

L+G接続/切断の開始直接ルート

(D3-InitiateConnectDisconnectDR)

接続/切断状態変更通知 - 直接ルート

(D3-ConnectDisconStateChgNtfDR)

設備接続完了イベント

リモート切断

L+G接続/切断の開始直接ルート

(D3-InitiateConnectDisconnectDR)

接続/切断状態変更通知 - 直接ルート

(D3-ConnectDisconStateChgNtfDR)

設備切断完了イベント

需要再設定

L+G需要再設定のスケジュール(MultiSpeak)

(D3-ScheduleDemandResetDR)

検針変更済通知直接ルート

(D3-ReadingChgNotificationDR)

現在値読取(MultiSpeak)

L+G MultiSpeakメーター番号による検針の開始直接ルート

(D3-InitiateMRByMtrNbrDR)

検針変更済通知直接ルート

(D3-ReadingChgNotificationDR)

IMD作成完了イベント

現在値読取(インターバル) [CIM]

CIMメーター現在値読取直接ルート(インターバル)

(D3-CIMGetLPDataDR)

CIM AsyncReply MeterReads直接ルート

(D3-CIMAsyncReplyMeterReadingDR)

IMD作成完了イベント

現在値読取(スカラー) [CIM]

CIMメーター現在値読取直接ルート(スカラー)

(D3-CIMMeterOnDemandReadDR)

CIM AsyncReply MeterReads直接ルート

(D3-CIMAsyncReplyMeterReadingDR)

IMD作成完了イベント

設備ステータス・チェック

CIM Ping直接ルート

(D3-CIMPingDR)

CIM AsyncReply MeterReads直接ルート

(D3-CIMAsyncReplyMeterReadingDR)

現在値読取の単位フィルタ

現在値読取コマンドを介して返された検針は、設備および計量コンポーネントに対して構成された単位/TOU/使用量識別子(UOM/TOU/SQI)の組合せでフィルタされます。フィルタが有効な場合、構成済のUOM/TOU/SQIの組合せに一致する検針のみが処理されます。その他はすべてフィルタで除外されます。

フィルタは、D3-ReadingChgNotificationDR (L+G検針変更済通知直接ルート)ビジネス・オブジェクトの「完了イベントの作成」ステータスのD3-CRRCCEDR (IMD作成完了イベント - 直接ルート)アルゴリズムの「フィルタのオプトアウト」パラメータ(デフォルトではfalseに設定)によってデフォルトで有効になっています。 

D3-ReadingChgNotificationDRビジネス・オブジェクトの「検証」ステータスのD3-VALDVCFDR (設備にフィルタ・エラーがあるかの確認直接ルート)アルゴリズムを使用して、フィルタに関連するエラーを確認します。このアルゴリズムの「フィルタのオプトアウト」パラメータの値は、D3-CRRCCEDRアルゴリズムの同じパラメータの値と一致している必要があります。「フィルタのオプトアウト」パラメータの両方をfalse (デフォルト)またはtrue (フィルタを無効にする場合)に設定する必要があります。

CIMコマンド

CIMベースの現在値読取コマンドの場合、フィルタは、D3-CIMAsyncReplyMeterReadingDR (CIM AsyncReply MeterReads直接ルート)ビジネス・オブジェクトの「完了イベントの作成」ステータスのD3-CRCIMCE (CIM完了イベントの作成直接ルート)アルゴリズムの「フィルタのオプトアウト」パラメータ(デフォルトではfalseに設定)によってデフォルトで有効になっています。 

D3-CIMAsyncReplyMeterReadingDR (CIM AsyncReply MeterReads直接ルート)ビジネス・オブジェクトの「検証」ステータスのD3-VALCCIMCE (設備にフィルタ・エラーがあるかの確認CIM完了イベント直接ルート)アルゴリズムを使用して、フィルタに関連するエラーを確認します。このアルゴリズムの「フィルタのオプトアウト」パラメータの値は、D3-CRCIMCEアルゴリズムのパラメータの値と一致している必要があります。これらのパラメータの両方をfalse (デフォルト)またはtrue (フィルタを無効にする場合)に設定する必要があります。