今後のアップグレードでの影響の最小化

システムは、アルゴリズムを使用し、実装で100%アップグレード可能な方法(ロジックの変更が不要)で独自のロジックを導入できるように設計されています。次に、今後のアップグレード時にプログラムの変更が不要となるように、新しいアルゴリズム・タイプ・プログラムを作成する際の推奨事項を示します。

  • アルゴリズム・タイプのハード・パラメータは変更しないでください。たとえば、アルゴリズム・タイプのリンク・セクションに定義されているパラメータの再定義または初期化を実行しようとする場合があります。これは実行しないでください。
  • ソース・コードとアルゴリズム・タイプの両方には、新しいアルゴリズム・タイプ・コードおよびソース・コードの命名規則に従って、プリフィクスの「CM」を付ける必要があります。この命名規則を使用するのは、新しい基本パッケージのアルゴリズム・タイプでソース・コードまたはアルゴリズム・タイプのメタデータが上書きされないようにするためです(今後、CMから開始するプログラムが開発されたり、メタデータが導入されることはありません)。
  • 挿入/更新/削除を実行する埋込みSQLは使用しないでください。かわりに、基本パッケージのオブジェクト・ルーチンまたは共通ルーチンを起動します。
  • 基本メッセージ(共通メッセージ外、つまりメッセージ番号が1000未満のメッセージ)は今後のリリースで非推奨になるか変更される可能性があるため、使用しないでください。最も一般的な問題が発生するのは、ロジックの数行を変更するために、実装で基本パッケージのアルゴリズム・タイプ・プログラムをクローンするときです。技術的に100%アップグレード可能にするために、新しいプログラムのすべてのメッセージについて、カテゴリが90000以上(つまり、実装固有のメッセージ用に予約されているカテゴリ)に新しいメッセージ(基本パッケージの複製である場合でも)を追加する必要があります。