関数の保守

注意: 関数は、ビジネス・サービス(BS)、サービス・スクリプト(SS)およびビジネス・オブジェクト(BO)が導入される前に実装されました。この機能は現在もサポートされていますが、今後の実装では、関数を定義するのではなく、前述の構成ツール・オブジェクトのいずれかを使用することをお薦めします。ドキュメントのこの項は、ビジネス・サービス、サービス・スクリプトまたはビジネス・オブジェクトを使用して同等のロジックを実行できる部分を強調するための更新は加えられていません。

「関数の起動」ステップは、現在表示されているページに関係なく、データを取得または更新する場合に使用できます。たとえば、顧客の顧客区分に応じて異なるパスを使用するスクリプトを設計する場合は、顧客の顧客区分を取得する関数を起動できます。これによって、「アカウント」ページに移動して「メイン」ページから顧客区分を取得するよりも、かなり効率的になります。

「関数の起動」ステップでは、サーバーでサービスを実行することによって、関連するデータを取得または更新します。このようなタイプのステップは、サービスを直接参照しません。かわりに、ステップでは「関数」を参照し、その関数がサービスを参照します。

注意: 関数はサービスを抽出したものです。関数は、サービスの名前、およびサービスとの間でデータを送受信する方法を定義するメタデータです。関数を使用すると、サービスへのスクリプトライターのインタフェースを定義できます。また、関数ではサービスのXMLドキュメントとの間のデータ移動を処理できるため、スクリプトライターの設定作業を簡略化できます。

この項のトピックでは、関数の設定方法を説明します。

注意: すべての基本パッケージ・オブジェクトからデータを取得できます。オブジェクトの照会に使用する基本パッケージのページ・サービスの名称が判明している場合は、そのフィールドの値を取得してスクリプトで使用できます。これを行うには、オブジェクトの一意の識別子をサービスに送信し、目的のフィールドをサービスから取得するように関数を設定します。