システムの望ましい終了状態の記述が作成されます。イメージ内のすべてのパッケージを更新する場合、望ましい終了状態は「現在インストールされているすべてのパッケージ、またはそれらの新しいバージョン」のようなものになる可能性があります。パッケージを削除する場合、望ましい終了状態は「これを除く現在インストールされているすべてのパッケージ」となります。
IPS では、ユーザーがこの終了状態をどのようなものであると意図しているかを判断しようとします。場合によっては、IPS では終了状態がユーザーのリクエストしたものと一致していたとしても、その終了状態をユーザーの意図したものではないと判断することがあります。
トラブルシューティングの際は、できるだけ具体的にすることが最善です。次のコマンドは具体的ではありません。
$ pkg update
このコマンドが「このイメージに使用できる更新はありません」といったメッセージで失敗する場合は、次のコマンドのようなより具体的なコマンドを試すことをお勧めします。
$ pkg update "*@latest"
このコマンドでは、終了状態をより正確に定義しているため、より的を射たエラーメッセージが生成されます。