Oracle® Solaris 11.2 での Image Packaging System を使用したソフトウェアのパッケージ化と配布

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更新: 2014 年 7 月
 
 

conditional 依存関係

conditional 依存関係には、predicate 属性と fmri 属性があります。predicate 属性の値に指定されたパッケージが、指定されたバージョン以上でシステムに存在する場合、conditional 依存関係は fmri 属性のパッケージへの require 依存関係として扱われます。predicate 属性で指定したパッケージがシステムに存在しないか、下位バージョンで存在する場合、conditional 依存関係は無視されます。

conditional 依存関係は、必須の基本パッケージがシステムに存在する場合にオプションの拡張機能をパッケージにインストールするためにもっともよく使用します。

たとえば、X11 バージョンと端末バージョンの両方を持つエディタパッケージは、X11 バージョンを別個のパッケージに入れ、必須の X クライアントライブラリパッケージが predicate として存在するテキストバージョンから X11 バージョンへの conditional 依存関係を含めることができます。

conditional 依存関係の例は次のとおりです。

depend type=conditional fmri=library/python-2/pycurl-26 \
    predicate=runtime/python-26