Oracle® Solaris 11.2 での Image Packaging System を使用したソフトウェアのパッケージ化と配布

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更新: 2014 年 7 月
 
 

incorporate 依存関係

incorporate 依存関係は、指定されたパッケージがインストールされる場合に、それが指定のバージョン (指定のバージョン精度) である必要があることを指定します。たとえば、依存する FMRI にバージョン 1.4.3 が含まれている場合、1.4.3 未満のバージョンも 1.4.4 以上のバージョンもこの依存関係を満たしません。バージョン 1.4.3.7 はこのサンプル依存関係を満たします。

incorporate 依存関係の一般的な使用方法は、それらの多くを同じパッケージに入れて、互換性のあるサーフェスをパッケージバージョン領域に定義することです。そのような incorporate 依存関係セットを含むパッケージは、しばしば結合と呼ばれます。結合は通常、同時に作成されるソフトウェアパッケージのセットを定義するために使用され、個別にバージョン管理されません。incorporate 依存関係は、ソフトウェアの互換性のあるバージョンがまとめてインストールされるようにするために Oracle Solaris でよく使用されます。

incorporate 依存関係の例は次のとおりです。

depend type=incorporate \
    fmri=pkg:/driver/network/ethernet/e1000g@0.5.11,5.11-0.175.0.0.0.2.1