Oracle® Solaris 11.2 での Image Packaging System を使用したソフトウェアのパッケージ化と配布

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更新: 2014 年 7 月
 
 

アクションを評価する

評価フェーズでは、IPS はシステムに現在インストールされている、終了状態を含むパッケージを比較し、さらに古いパッケージと新しいパッケージのパッケージマニフェストを比較して、3 つのリストを調べます。

  • 削除されているアクション。

  • 追加されているアクション。

  • 更新されているアクション。

その後、このアクションリストは次の方法で更新されます。

  • ディレクトリアクションとリンクアクションは参照カウントの対象であるため、調停されたリンクの処理が行われます。

  • ハードリンクは、それらのターゲットファイルが更新されると、修復のためにマーク付けされます。これが行われるのは、現在実行中のプロセスにとって安全な方法でハードリンクのターゲットを更新すると、そのハードリンクが壊れてしまうからです。

  • パッケージ間を移動する編集可能なファイルは、ユーザーによる編集が失われないように適切に処理されます。

  • アクションリストは、削除、追加、および更新が正しい順序で表示されるようにソートされます。

その後、現在インストールされているパッケージが、パッケージの競合がないことを確認するために相互にチェックされます。競合の例には、ファイルを同じ場所に提供する 2 つのパッケージや、異なるディレクトリ属性を持つ同じディレクトリを配布する 2 つのパッケージなどがあります。

競合が存在する場合、その競合は報告され、pkg はエラーメッセージを出して終了します。

最後に、アクションリストがスキャンされて、この操作が行われる場合に SMF サービスを再起動する必要があるかどうか、この変更を実行中のシステムに適用できるかどうか、ブートアーカイブを再構築する必要があるかどうか、そして必要な容量が使用可能であるかどうかが判断されます。