Oracle® Solaris 11.2 での Image Packaging System を使用したソフトウェアのパッケージ化と配布

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更新: 2014 年 7 月
 
 

承認された証明書が見つからない

次のエラーは前の例に示したエラーに似ていますが、原因が異なります。

pkg install: The certificate which issued this certificate:
/C=US/ST=California/L=Menlo Park/O=pkg5/CN=cs1_cs8_ch1_ta3/emailAddress=cs1_cs8_ch1_ta3
could not be found. The issuer is:
/C=US/ST=California/L=Menlo Park/O=pkg5/CN=cs8_ch1_ta3/emailAddress=cs8_ch1_ta3
The package involved is: pkg://test/example_pkg@1.0,5.11-0:20110919T201101Z

この場合、パッケージは cs1_cs8_ch1_ta3 証明書を使って署名され、その証明書は cs8_ch1_ta3 証明書によって署名されたものでした。

問題は、cs8_ch1_ta3 証明書にほかの証明書に署名する権限がなかったことです。特に、cs8_ch1_ta3 証明書では basicConstraints 拡張機能が CA:false に設定されており、クリティカルのマークが付けられていました。

pkg コマンドが信頼チェーンを検証する際、cs1_cs8_ch1_ta3 証明書への署名を許可されている証明書を検出しません。信頼チェーンをリーフからルートまで検証することはできないため、pkg コマンドはそのパッケージをインストールできないようにします。