この作業は、PPPoE トンネルで使用する Ethernet インタフェースを定義し、アクセスサーバーが提供するサービスを構成する場合に行なってください。
詳細は、Oracle Solaris 11.3 でのユーザーとプロセスのセキュリティー保護 の割り当てられている管理権利の使用を参照してください。
たとえば、次の /etc/ppp/pppoe.if ファイルを PPPoE トンネルの構成例で示したアクセスサーバー dslserve に使用します。
# cat /etc/ppp/pppoe.if hme1 hme2
次の /etc/ppp/pppoe ファイルには、Figure 2–5 で示したアクセスサーバー 図 9 によって提供されるサービスが一覧表示されています。
device hme1,hme2 service internet pppd "proxyarp 192.168.1.1:" service debugging pppd "debug proxyarp 192.168.1.1:"
このファイルの例では、dslserve の Ethernet インタフェース hme1 および hme2 でインターネットサービスが宣言されています。また、Ethernet インタフェース上の PPP リンクでデバッグがオンに設定されています。
詳細は、呼び出し元の IP アドレス指定スキームの作成を参照してください。
# /etc/init.d/pppd start
pppd もまた、/etc/ppp/pppoe.if に一覧表示されるインタフェースを plumb します。
# /usr/sbin/sppptun query hme1:pppoe hme1:pppoed hme2:pppoe hme2:pppoed
前の例は、インタフェース hme1 および hme2 が現在 PPPoE に plumb されていることを示しています。/usr/sbin/sppptun コマンドを使ってインタフェースを手動で PPPoE に plumb することもできます。手順については、/usr/sbin/sppptun コマンドを参照してください。