Oracle Daily Business Intelligenceインプリメンテーション・ガイド リリース11i B25740-01 | ![]() 目次 | ![]() 戻る | ![]() 次へ |
Daily Business Intelligenceを実装する前に、すべてのインテリジェンス製品に共通する次の事項を考慮してください。
実装する機能を決定します。
『Oracle Daily Business Intelligenceユーザーズ・ガイド』を確認して、実装するダッシュボード、KPI、レポート、各ダッシュボードとレポートにアクセスするユーザー、使用するKPI、およびカスタマイズまたは使用不可にする機能について、リストを作成します。
Daily Business Intelligenceの実装を開始する前に、次のような典型的な問題がいくつか考えられます。
どのダッシュボードを実装するか?
どのKPIを使用不可にするか?
どの職責が必要で、その職責をどのユーザーに割り当てるか?
実装する予定のダッシュボードとレポートにはバケット・セットのカスタマイズが必要か?
非表示にする必要があるリージョンがダッシュボードにあるか?
関連項目
『Oracle Daily Business Intelligence ユーザーズ・ガイド』
レポート対象の期間を決定します。Daily Business Intelligenceでは、エンタープライズ・カレンダに定義されている全期間について、グローバル開始日から初期または増分ロードを実行した最終日までのデータを要約します。グローバル開始日とエンタープライズ・カレンダは、Daily Business Intelligenceの設定時に設定します。
ダッシュボードを効果的に使用するには、グローバル開始日からレポート対象の将来日付の取引までの期間がエンタープライズ・カレンダに定義されていることを確認する必要があります。たとえば、予算や予測などの将来日付の取引に対してレポートを作成する場合は、可能性のある将来日付と過去日付のすべての取引について、期間が定義されている必要があります。
タイムリなデータを保証するには、できるだけ頻繁に増分要求セットを実行することをお薦めします。データを最新の状態にしておくには、可能な場合は要求セットを毎日実行してください。
関連項目
レポート対象の通貨を決定します。Daily Business Intelligenceでは、Oracle General Ledgerに定義されている日次換算レートを使用して、データを機能通貨とグローバル通貨で要約します。Daily Business Intelligenceを使用するには、取引通貨、機能通貨、グローバル通貨のそれぞれに対して、エンタープライズ・カレンダに定義した会計期間ごとに日次換算レートを定義します。
予算や予測などの将来日付の取引に関するレポートを作成する場合は、可能性のある将来日付と過去日付のすべての取引について、日次換算レートが定義されていることを確認してください。
特定の日に通貨の日次換算レートが存在しない場合、Daily Business Intelligenceでは、使用可能な直近の日付のレートが検索されます。レートが見つからない場合は、レートの欠落を示すエラーが戻されます。
関連項目
『Oracle General Ledgerユーザーズ・ガイド』の「通貨の定義」
セキュリティ要件を検討し、それに応じてユーザー・アクセス権を変更します。
Daily Business Intelligenceでは、Oracle Applications全体および企業全体にわたるデータが要約されます。組織の要件に従ってセキュリティを設定することで、ユーザーが不適切なデータや機密データ(従業員の給与や収益情報など)にアクセスできないことを確認します。
どのダッシュボードでどのセキュリティ・モデルを使用するかを決定し、それらの要件に従ってOracle Applicationsセキュリティを設定します。
関連項目
Daily Business Intelligenceを実装する前に、次の前提条件が満たされていることを確認してください。
OracleMetaLink から入手できる『About Oracle Daily Business Intelligence』を参照して、ハードウェアとソフトウェアのすべての前提条件が満たされていることを確認してください。
Daily Business Intelligenceの各リリースで「About」ドキュメントのバージョンが異なります。実装しているリリースに対応するバージョンを参照してください。
各ダッシュボードにはそれぞれ異なる機能要件があるため、実装を開始する前にこのマニュアルを確認し、実装計画を作成することが重要です。
関連項目
実装するダッシュボードに応じて、1つ以上の職責を実装担当に割り当てる必要があります。設定チェックリストを確認して、各実装担当に必要な職責を決定します。
関連項目
次に示すダッシュボードは「営業単位」パラメータによって保護され、複数組織アーキテクチャの実装が必要です。「営業単位」パラメータによって保護されるすべてのダッシュボードで複数組織アーキテクチャが必要なわけではなく、次に示すダッシュボードのみに必要です。
ストアー管理
ストアー上位活動
買掛管理
買掛ステータス
調達管理
調達-支払管理
商品費用管理
商品仕入先管理
調達ステータス
調達実績管理
プロジェクト収益性管理
プロジェクト運用管理
資産プロジェクト原価管理
契約プロジェクト原価管理
これらのダッシュボードを1つ以上実装する計画がある場合は、複数組織アーキテクチャを必ず設定してください。
複数組織アーキテクチャの設定方法の詳細は、『Oracle Applicationsにおける複数組織』を参照してください。
関連項目
『Oracle Applicationsにおける複数組織』
次の表に、Daily Business Intelligenceのフレームワーク、機能およびダッシュボードなど、Daily Business Intelligenceアプリケーション全体の設定に必要な設定手順を示します。各手順には、その手順を完了するために必要な職責、および各手順を実行する必要があるダッシュボードを示します。
いくつかのダッシュボードでは、共通の設定手順を共有しています。特に注記がないかぎり、共通の設定手順は、すべてのダッシュボードを対象に1回のみ実行する必要があります。たとえば、「損益」、「費用管理」および「HR管理」の各ダッシュボードでは、「HRI 全原価センター・マネージャのロード」コンカレント・プログラムを実行する必要がありますが、このプログラムは、これらすべてのダッシュボードを対象に1度実行するだけで済みます。また、特に注記がないかぎり、損益のダッシュボードと記述されている場合、手順は「損益」と「マネージャ別損益」の両方のダッシュボードに適用されます。
特に注記がないかぎり、これらの設定手順は同時に、かつ初期要求セットを実行する前であればいつでも実行できます。たとえば、グローバル・パラメータの設定とHRプロファイル・オプションの設定を同時に実行できます。
一部の手順は、各ダッシュボードの設定方法によって任意の手順になります。詳細は、各手順の詳細説明を参照してください。
手順 | 職責 | ダッシュボード |
---|---|---|
Daily Business Intelligenceフレームワークの設定 | ||
グローバル・パラメータの設定 | Daily Business Intelligence管理者 |
|
ダッシュボードの使用可能化 | Daily Business Intelligence管理者 |
|
KPIの使用不可 | Daily Business Intelligence管理者 |
|
営業単位セキュリティの設定 | システム管理者 |
|
Eメールの使用可能化 | システム管理者 | すべて |
Web Conferencingの使用可能化 | システム管理者 | すべて |
バケットのカスタマイズ | Daily Business Intelligence管理者 |
|
委任の使用可能化 | システム管理者 |
|
機能とダッシュボードの設定 | ||
HRプロファイル・オプションの設定 | システム管理者 |
|
会社に対するプレースホルダ組織の作成 | HRMSマネージャ |
|
会社と原価センターの組合せに対する組織の作成 | HRMSマネージャ |
|
「GL会社原価センターをHRと同期化」要求セットの実行 | HRMSマネージャ |
|
会社原価センター組織分類が使用可能であることの検証 | HRMSマネージャ |
|
組織へのマネージャの割当て | HRMSマネージャ |
|
「HRI 全原価センター・マネージャのロード」の実行 | Daily Business Intelligence管理者 |
|
品目ディメンションのアップグレード | 品目マネージャ |
|
製品カタログ階層の設定 | 品目マネージャ |
|
「DBI品目ディメンションの設定」要求セットの実行 | Daily Business Intelligence管理者 |
|
ソース元帳グループの定義: | Daily Business Intelligence管理者 |
|
財務ディメンションの定義: | Daily Business Intelligence管理者 |
|
ディメンションの値と階層の管理 | Daily Business Intelligence管理者 |
|
予算と予測の設定: | デスクトップ・インテグレータ |
|
General Ledgerの収益と費用に関するレポート・データの保護 | Daily Business Intelligence管理者 |
|
General Ledgerプロファイル・オプションの設定 | システム管理者 |
|
Payablesプロファイル・オプションの設定 | システム管理者 |
|
Email CenterのBIXプロファイル・オプションの設定 | システム管理者 |
|
インバウンド・テレフォニのBIXプロファイル・オプションの設定 | システム管理者 |
|
DBI for iStoreの「OM: DBI導入」プロファイル・オプションの設定 | システム管理者 |
|
Oracle iStoreのプロファイル・オプションの設定 | システム管理者 |
|
ミニサイト移行プログラムの実行 | システム管理者 |
|
引合ランクの設定 | Oracle Marketing管理者 |
|
リージョンの設定 | Business Intelligence Systems |
|
DBI for Marketingプロファイル・オプションの定義 | システム管理者 |
|
DBI for Projectsのセキュリティ・プロファイルの設定 | Daily Business Intelligence管理者 |
|
Daily Business Intelligence for Projectsレポートの設定 | Daily Business Intelligence管理者 |
|
従業員としてのユーザーの設定 | 購買 人事 システム管理者 |
|
「POA: DBI実装」プロファイル・オプションの確認 | 購買 |
|
文書表示の設定 | 購買 システム管理者 |
|
商品の設定 | iProcurementスーパー・ユーザー、購買管理責任者、Public Sector Purchasingスーパー・ユーザー |
|
DBI for Financialsプロファイル・オプションとソース元帳グループ割当ての設定 | Daily Business Intelligence管理者 |
|
DBI for Salesプロファイル・オプションの設定 | システム管理者 |
|
「商談ログ表の初期ロード」コンカレント・プログラムの実行 | Oracle Sales管理者 |
|
収集開始日の決定 | Daily Business Intelligence管理者 |
|
Oracle Process Manufacturingの生産資源倉庫の設定 | OPMシステム管理 |
|
Oracle Advanced Supply Chain Planningでの計画の実行 | アドバンスト・サプライ・チェーン計画担当 |
|
在庫組織セキュリティの設定 | Oracle Inventory |
|
営業グループ階層の設定 | CRM管理者 |
|
「OM: DBI導入」プロファイル・オプションの設定 | システム管理者 |
|
「ISC: 出荷/輸送実行DBIインストレーション」プロファイル・オプションの設定 | システム管理者 |
|
「FTE: 運送業者定時到着ウィンドウ」プロファイル・オプションの設定 | システム管理者 |
|
時間を表す単位の識別 | システム管理者 |
|
基本編成計画の設定 | Daily Business Intelligence管理者 |
|
計画収集スケジュールの設定 | Daily Business Intelligence管理者 |
|
レポート単位の設定 | Daily Business Intelligence管理者 |
|
設定後の手順: | ||
営業グループ階層の更新 | CRM管理者 |
|
初期および増分要求セットの作成 | Daily Business Intelligence管理者 | すべて |
初期要求セットの実行 | Daily Business Intelligence管理者 | すべて |
ユーザーの設定 | システム管理者 | すべて |
増分要求セットのスケジュール | Daily Business Intelligence管理者 | すべて |
実装の完了 |
追加のDBI機能またはダッシュボードの実装を開始する前に、次のDBIフレームワークの設定を完了してください。
グローバル・パラメータは、グローバル通貨、エンタープライズ・カレンダ、週の開始日など、ダッシュボードのデフォルト値を定義します。
これらのパラメータの値は実装を完了した後で変更できますが、データを再要約またはリフレッシュするには、初期ロードまたは増分ロードを実行する必要があります。
次に示す表の太字のパラメータを変更する場合は、パラメータの説明に記載されているように、ダッシュボードに対して初期要求セットを再実行する必要があります。太字以外のパラメータを変更する場合は、初期要求セットを再実行する必要はありません。
グローバル・パラメータを設定する手順は、次のとおりです。
Daily Business Intelligence管理者職責を使用して、「設定」->「グローバル」->「パラメータ」の順にナビゲートします。
グローバル・パラメータを設定します。
次の表に、各パラメータの説明とそのパラメータが必須かオプションかを示します。選択したダッシュボードのセットに対してそのパラメータがオプションの場合は、その旨も記します。
パラメータ名 | 必須 | 摘要 |
---|---|---|
コミット済行数 | 必須 | 10000 |
デバッグ・モード | すべてのダッシュボードに対してオプション | このプロファイルを「Yes」に設定すると、パラメータ、処理情報、戻り値などのデバッグ情報を表示する列がKPIリージョンに追加されます。また、KPIリージョンの下部には、KPIリージョンの表示に要した時間の実績情報を表示するための「ログの表示」リンクが追加されます。 |
エンタープライズ・カレンダ | 必須 | Daily Business Intelligenceのカレンダ・タイプを設定します。このカレンダ・タイプによって、複数の組織にわたる分析に使用できる年と年度内の期間が決まります。たとえば、「会計カレンダ」を選択すると、四半期または会計期間別に分析を実行できます。 General Ledgerに定義されているすべてのカレンダを選択できます。『Oracle General Ledgerユーザーズ・ガイド』を参照してください。 このパラメータを実装の完了後に変更した場合は、すべてのダッシュボードに対して初期要求セットを再実行してください。 |
グローバル開始日(mm/dd/yyyy) | 必須 | Daily Business Intelligenceデータの絶対開始日を設定します。Daily Business Intelligenceの要約表にロードされたすべてのデータがこの日付で収集されます。履歴データはこの日以降保守されます。 グローバル開始日に使用可能なデータがない場合は、直近の開始日が使用されます。使用可能なデータがまったくない場合は、NULL値が表示されます。Daily Business IntelligenceにおけるNULL値の表示方法の詳細は、『Oracle Daily Business Intelligenceユーザーズ・ガイド』を参照してください。 このパラメータを実装の完了後に変更した場合は、すべてのダッシュボードに対して初期要求セットを再実行してください。 |
期間 | 必須 | Daily Business Intelligenceのデフォルトの期間タイプを設定します。「会計年」、「月」、「四半期」など、General Ledgerに定義されているすべての期間タイプを選択できます。『Oracle General Ledgerユーザーズ・ガイド』の期間タイプに関する説明を参照してください。 このパラメータを実装の完了後に変更した場合は、すべてのダッシュボードに対して初期要求セットを再実行してください。 |
第1通貨 | 必須 | ダッシュボードの「通貨」パラメータに表示する最初の通貨を設定します。この通貨は「グローバル通貨」とも呼ばれます。General Ledgerに定義されているすべての通貨を選択できます。 取引は、第1レート・タイプを使用して第1通貨に換算されます。 通貨の詳細は、『Oracle General Ledgerユーザーズ・ガイド』の通貨に関する説明を参照してください。 このパラメータを実装の完了後に変更した場合は、すべてのダッシュボードに対して初期要求セットを再実行してください。 |
第1レート・タイプ | 必須 | 取引を第1通貨に換算する際に使用するレート・タイプを設定します。「社内」、「直物」など、General Ledgerに定義されているすべてのレート・タイプを選択できます。 レート・タイプの設定方法の詳細は、『Oracle General Ledgerユーザーズ・ガイド』のレートに関する説明を参照してください。 このパラメータを実装の完了後に変更した場合は、すべてのダッシュボードに対して初期要求セットを再実行してください。 |
第2通貨 | オプション。 | 「通貨」パラメータの第2通貨を設定します。取引は、第2レート・タイプを使用して第2通貨に換算されます。 このパラメータを実装の完了後に変更した場合は、すべてのダッシュボードに対して初期要求セットを再実行してください。 |
第2レート・タイプ | オプション。 | 取引を第2通貨に換算する際に使用するレート・タイプを設定します。「予算」など、General Ledgerに定義されているすべてのレート・タイプを選択できます。 このパラメータを実装の完了後に変更した場合は、すべてのダッシュボードに対して初期要求セットを再実行してください。 |
毎週何曜日開始 | 必須 | 週の開始日(日曜、月曜など)を設定します。 このパラメータを実装の完了後に変更した場合は、すべてのダッシュボードに対して初期要求セットを再実行してください。 |
要員測定タイプ | 次のダッシュボードに対してオプション:
| 要員を記述する際に使用する測定単位を設定します。「人数」、「工数」など、Human Resourcesに定義されているすべての測定タイプを選択できます。 測定タイプの詳細は、『Oracle HRMSユーザーズ・ガイド(日本仕様)』の参照タイプと値の追加に関する説明を参照してください。 このパラメータを実装の完了後に変更した場合は、HR管理のダッシュボードに対して初期要求セットを再実行してください。 |
年間通貨 | 次のダッシュボードに対してオプション:
| 年間通貨として表示する通貨を設定します。第1通貨または第2通貨のいずれかを選択できます。通貨が選択されない場合、「通貨」パラメータには、第1、第2および機能通貨のみが表示されます。 このパラメータを実装の完了後に変更した場合は、「サービス契約管理」ダッシュボードに対して初期要求セットを再実行してください。 |
Treasuryレート・タイプ | 次のダッシュボードに対して必須:
次のダッシュボードに対してオプション:
| 財務取引を機能通貨に換算する際に使用するTreasuryレートを設定します。 このパラメータを実装の完了後に変更した場合は、「損益」、「費用管理」、「費用分析」および「資金管理」の各ダッシュボードに対して初期要求セットを再実行してください。 |
パーティ・マーケット分類タイプ | 次のダッシュボードに対してオプション:
| 顧客のマーケット・セグメントの全社的なビューとして使用する体系を設定します。Oracle Trading Community Architectureで定義されているすべての一般分類を選択できます。分類はフラット型、つまり非階層型であることが必要です。 このパラメータを実装の完了後に変更した場合は、「サービス契約管理」ダッシュボードに対して初期要求セットを再実行してください。 |
第1通貨表示名 | オプション。 | 第1通貨の表示名を設定します。 |
年間通貨表示名 | 次のダッシュボードに対してオプション:
| 年間通貨の表示名を設定します。 |
第2通貨表示名 | オプション。 | 第2通貨の表示名を設定します。 |
上限パーセント範囲 | 必須 | パーセントを表示する際の上限値を設定します。パーセント値が上限値より大きい場合は、「---」と表示されます。 |
下限パーセント範囲 | 必須 | パーセントを表示する際の下限値を設定します。パーセント値が下限値より小さい場合は、「---」と表示されます。 |
作業内容を保存します。
ダッシュボードを実装する場合は、そのダッシュボードを使用可能にする必要があります。
要求セット・ジェネレータは、この情報を使用して、生成された初期および増分要求セットに含まれているコンカレント・プログラムのリストを変更します。
ダッシュボードを使用可能にする手順は、次のとおりです。
Daily Business Intelligence管理者職責を使用して、「設定」->「グローバル」->「概要ページ」の順にナビゲートします。
使用可能にするダッシュボードを選択します。
ダッシュボードは実装の完了後に使用可能にできます。ただし、その場合は、実装した各ダッシュボードの初期および増分要求セットを再作成する必要があります。
「適用」をクリックして作業内容を保存します。
給与などの機密データがユーザーに表示されないようにする場合、またはKPIをビジネスに適用しない場合は、KPIを使用不可にします。
KPIはサイト・レベルで使用不可になります。使用不可にしたKPIは、そのKPIが含まれているすべてのダッシュボードで非表示になります。ただし、初期および増分要求セットによるKPIのデータ更新は続行されます。
「収益」などの一部のKPIは複数のダッシュボードで使用されるため、KPIを使用不可にする前に組織の実装エキスパートと相談することが重要です。
KPIはいつでも使用不可にしたり、再び使用可能にすることができますが、初期実装時に一度に使用不可にすることをお薦めします。
前提条件
KPIを使用可能にする手順は、次のとおりです。
Daily Business Intelligence管理者職責を使用して、「設定」->「グローバル」->「キー・パフォーマンス・インディケータ」の順にナビゲートします。
使用不可にするKPIを問い合せます。
使用不可にするKPIの選択を解除します。
「適用」をクリックして作業内容を保存します。
この手順を実装の完了後に実行した場合、ユーザーは、影響を受けるダッシュボードで変更内容を表示するために、各自のブラウザ・ウィンドウをリフレッシュする必要があります。
バケット・セットは、レポートを作成する目的で、類似項目をバケットに分類するために使用します。Daily Business Intelligenceでは、次の3つのタイプのバケット・セットが使用されます。
年齢調べ: 年齢調べバケット・セットによって、データが期間のバケットに分類されます。たとえば、「請求書要約」レポートでは、未回収請求書が1日未満、1〜3日、4〜7日、8日以上の年齢調べバケットに分類されます。
値引: 値引バケット・セットによって、データが値引のバケットに分類されます。たとえば、「見積管理」ダッシュボードでは、見積が10%未満、10〜20%および20%超の値引別に分類されます。
名称: 名称バケット・セットは、データをその他のレポート・グループに区分するために使用します。たとえば、品目を赤、オレンジ、黄、緑、青などの色別に分類できます。
ダッシュボードとレポートで使用される一部(すべてではありません)のバケット・セットのバケットをカスタマイズできます。バケットはサイト・レベルでカスタマイズされるため、カスタマイズしたバケットを使用するダッシュボードやレポートでは、変更内容がすべてのユーザーに表示されます。
注意: バケット・セットは、初期実装時に一度にカスタマイズすることをお薦めします。実装の完了後にバケット・セットの設定作業を行うと、非常に長い時間かかります。
次の表に、カスタマイズ可能なバケット・セットと、それらを使用するダッシュボードまたはレポートを示します。
バケット・セット名 | タイプ | ダッシュボードまたはレポート |
---|---|---|
顧客履行管理 - 遅延日数別履行額 | 年齢調べ |
|
顧客サポート管理 - バックログ年齢 | 年齢調べ |
|
顧客サポート管理 - クローズ・サイクル時間 | 年齢調べ |
|
デポ修理管理 - 納期までの日数 | 年齢調べ |
|
デポ修理管理 - 平均修理時間 | 年齢調べ |
|
デポ修理管理 - 修理オーダー・バックログおよび完了 | 年齢調べ |
|
Human Resources Intelligence - 勤務期間の範囲 | 年齢調べ |
|
Human Resources Intelligence - 業績範囲 | 名称 |
|
保守管理 - 遅延完了年齢 | 年齢調べ |
|
保守管理 - 納期超過年齢 | 年齢調べ |
|
保守管理 - 要求から完了の分布 | 年齢調べ |
|
商談受注確度バケット・セット | 名称 |
|
調達実績管理 - 年齢別履行済購買依頼 | 年齢調べ |
|
調達ステータス - 年齢別未履行購買依頼 | 年齢調べ |
|
調達ステータス - 年齢別未処理購買依頼 | 年齢調べ |
|
調達実績管理 - 年齢別処理済購買依頼 | 年齢調べ |
|
見積値引バケット | 値引 |
|
サービス契約 - 遅延更改記帳年齢調べ | 年齢調べ |
|
サービス要求 - 解決実績 | 年齢調べ |
|
出荷管理 - 記帳 - 出荷年齢調べ | 年齢調べ |
|
出荷管理 - 計画遅延日数別明細数 | 年齢調べ |
|
各バケット・セットについて、次の項目をカスタマイズできます。
バケット名: バケットに使用する表示名(「50%超」など)。
バケット数: バケット・セット内のバケット数。各バケットには最大10のバケットが許可されます。
バケットの範囲: 各バケットの値の範囲。そのダッシュボードやレポートに応じて、連続するバケットが必要か、または重複するバケットを作成できるかが決まります。連続するバケットを作成すると、最良の結果が得られます。
例:
次のバケットは連続していないため、一部のデータの集合がレポートから省略されます。
バケット1 | バケット2 | バケット3 |
---|---|---|
0-1 | 2-3 | 4-5 |
次のバケットは連続しているため、この値の範囲内のすべてのデータが含まれます。
バケット1 | バケット2 | バケット3 | バケット4 | バケット5 |
---|---|---|---|---|
0-1 | 1-2 | 2-3 | 3-4 | 4-5 |
連続する一連のバケットを作成するには、後続バケットの下限値には、常に先行バケットの上限値を使用します。
注意: データを新しいバケットに再度要約する必要があるため、初期要求セットを実行したほうが高速です。ただし、どちらの要求セットでもデータは再度要約されます。
前提条件
バケットを変更する手順は、次のとおりです。
Daily Business Intelligence管理者職責を使用して、「設定」->「グローバル」->「レポート」->「バケット・セット」の順にナビゲートします。
カスタマイズするバケット・セットを問い合せます。
「更新」をクリックします。「バケット・セットの更新」ウィンドウが表示されます。
必要に応じて、バケットを挿入、削除または変更します。
最良の結果を得るには、バケットを挿入、削除または変更する際に、一連のバケットが連続していることを確認してください。バケットが連続していないと、レポートのバケット・セットが不完全になります。
「適用」をクリックして作業内容を保存します。
この手順を実装の完了後に実行した場合は、影響を受けるダッシュボードで変更内容を表示するために、初期または増分要求セットを再実行してください。
各ダッシュボードの上部に表示される「Eメール」ボタンを使用すると、Oracle Collaboration Suiteが起動し、有効なEメール・アドレスが割り当てられているユーザーに、ダッシュボードまたはレポートをEメールで送信できます。
「Eメール」ボタンを使用可能にするには、Oracle Collaboration Suite Emailを実装している必要があります。『Oracle Email管理者ガイド』を参照してください。
また、次のDBI固有のプロファイル・オプションをサイト・レベルで設定する必要があります。
プロファイル・オプション | 摘要 |
---|---|
BIS: 基準ドメイン名の値 | Eメール機能用のDNSを設定します。 |
BIS: メール送信LDAPサーバー | Eメール機能用のLDAPサーバーを設定します。 |
BIS: メール送信SMTPサーバー | Eメール機能用のSMTPサーバーを設定します。 |
これらのプロファイル・オプションの値は、Oracle Emailに対するプロファイル・オプションに設定した値と一致する必要があります。
各ダッシュボードの上部に表示される「会議」ボタンを使用すると、Oracle Collaboration Suiteが起動し、他のCollaboration SuiteユーザーとともにWeb会議に参加できます。Web会議を使用すると、ダッシュボードまたはレポートの内容について他のユーザーと検討できます。
「会議」ボタンを使用可能にするには、Oracle Collaboration Suite Web Conferencingを実装している必要があります。『Oracle Web Conferencing管理者ガイド』を参照してください。
また、次のDBI固有のプロファイル・オプションをサイト・レベルで設定する必要があります。
プロファイル・オプション | 摘要 |
---|---|
BIS: 会議認証トークン | Web会議用の認証トークンを設定します。 |
BIS: 会議ドメイン | Web会議用のドメイン名を設定します。例: .oracle.com |
BIS: 会議サイトID | Web会議用のサイトIDを設定します。例: 10211594 |
BIS: 会議URI | Web会議に使用されるURLを設定します。例: https://conference.oracle.com/imtapp/OracleRTCService |
これらのプロファイル・オプションの値は、Web Conferencingに対する認証トークン、ドメイン、サイトIDおよびURLのプロファイル・オプションに設定した値と一致する必要があります。
「委任」リンクを使用すると、一定期間、マネージャはロールを部下に委任できます。現在、この機能は「費用管理」および「損益」ダッシュボードでのみ使用可能です。委任は、Oracle Applicationsに対するロール・ベースのセキュリティの概念に基づきます。
マネージャがロールを委任すると、選択したダッシュボードおよびレポートのセットについて、部下はマネージャと同じデータを表示でき、同じレベルのセキュリティ・アクセス権限を付与されます。ダッシュボードおよびレポートのセットは、ロールによって決まります。また、マネージャは委任期間を指定できます。たとえば、マネージャの休暇中、レポートに関する職責を部下に委任する場合があります。
ロールを委任する機能は、複数の原価センターに関する職責がある上位レベルのマネージャにとって、これらの原価センター全体の特定のレポート職責を部下に委任する必要がある場合に便利です。たとえば、最高財務責任者は、買掛管理マネージャに費用ロールを委任できます。
マネージャは、財務アナリストのロールをいずれの部下にも割り当てることができます。
この機能を使用可能にするには、「BIS: 委任リンクを使用可能にする」プロファイル・オプションを「Yes」に設定します。
ロールを使用して委任されるレポートのリストを表示する手順は、次のとおりです。
「Daily Financials Intelligence」職責を使用してOracle Applicationsにログインします。
「費用管理」ダッシュボードにナビゲートします。
「委任」をクリックします。
「ロールの付与」をクリックします。
表示するロールに対する「関連付けられたレポート」をクリックします。
ロールの委任方法の詳細は、『Oracle Daily Business Intelligenceユーザーズ・ガイド』を参照してください。
次のダッシュボードでは、「営業単位」パラメータが使用されます。
資産プロジェクト原価管理
契約プロジェクト原価管理
商品費用管理
商品仕入先管理
調達管理
調達-支払管理
調達実績管理
調達ステータス
買掛管理
買掛ステータス
プロジェクト収益性管理
プロジェクト実績管理
ストアー管理
ストアー上位活動
「営業単位」パラメータによって、ログイン・ユーザーまたは職責に割り当てられている営業単位のデータに制限されます。「営業単位」パラメータを保護するには、「MO: セキュリティ・プロファイル」をユーザーまたは職責レベルで割り当てます。
Oracle Applicationsでは、営業単位は組織階層の一部として定義されます。組織階層では、次の項目が定義されます。
組織(営業単位)の明確なリスト
階層内の指定した組織から抽出された全ノードのリスト
職責に対する「MO: 営業単位」プロファイル・オプションに指定した単一の営業単位
セキュリティ・プロファイルをユーザーまたは職責に関連付けるには、「MO: セキュリティ・プロファイル」オプションをユーザー・レベルまたは職責レベルのいずれかで設定します。
「MO: セキュリティ・プロファイル」オプションをユーザー・レベルで設定すると、組織リストは職責別に変更されず、そのユーザーに対して常に同じになります。
「MO: セキュリティ・プロファイル」オプションを職責レベルで設定すると、組織リストは職責別に変更されます。ユーザーに3つの職責があり、それぞれに異なる営業単位が割り当てられている場合、そのユーザーに表示されるのは、ログインした職責に割り当てられている営業単位のデータのみとなります。
営業単位へのユーザー・アクセスを最大レベルで制御するには、営業単位ベースの複数の職責(「Daily Payables Intelligence - US」、「Daily Payables Intelligence - Europe」など)を設定し、これらの職責に対して「MO: セキュリティ・プロファイル」オプションを設定することをお薦めします。
企業の営業単位を設定する方法を理解するため、次の各項では、様々なビジネス・モデルに対するセキュリティの設定方法の例を示します。
単一のビジネス・グループと営業単位の場合は、次のように設定します。
組織リスト別に保護する方法で、ビジネス・グループのセキュリティ・プロファイルを定義します。
セキュリティ・プロファイル名を定義します。
ビジネス・グループを選択します。
「セキュリティ・タイプ」に「組織階層および/または組織リスト別に組織の保護」を選択します。
「セキュリティ・プロファイル」設定ウィンドウで、単一の営業単位を追加し、その営業単位の分類と営業単位名を選択します。「追加」ボタンが選択されていることを確認します。
「単一要求」で「セキュリティ・リストの修正」を実行します。「パラメータ」ウィンドウで、「名称指名セキュリティ・プロファイル」に対して要求を実行するように選択し、作成したセキュリティ・プロファイル名を選択します。
複数の営業単位があり、それらの営業単位が単一のビジネス・グループに結び付けられている場合は、次のように設定します。
この設定は、次の2通りの方法で実行できます。
方法1: 既存の組織階層を再使用し、既存の組織階層を利用して新規のセキュリティ・プロファイルを定義する
ビジネス・グループのセキュリティ・プロファイルを次のように定義します。
セキュリティ・プロファイル名を定義します。
ビジネス・グループを選択します。
「セキュリティ・タイプ」に「組織階層および/または組織リスト別に組織の保護」を選択します。
「組織階層」フィールドで事前に定義されている組織階層を定義します。
Daily Business Intelligenceに組み込む営業単位が組織階層内の最高組織の場合は、「最高組織に組込む」チェック・ボックスを選択します。
組織階層内にあるビジネス・グループ名をDaily Business Intelligenceの営業単位値リストに表示しないようにするには、「ビジネス・グループ除外」チェック・ボックスを選択します。
「単一要求」で「セキュリティ・リストの修正」を実行します。「パラメータ」ウィンドウで、「名称指名セキュリティ・プロファイル」に対して要求を実行するように選択し、作成したセキュリティ・プロファイル名を選択します。
方法2: 組織リストを使用してセキュリティ・プロファイルを定義する
ビジネス・グループのセキュリティ・プロファイルを次のように定義します。
セキュリティ・プロファイル名を定義します。
ビジネス・グループを選択します。
「セキュリティ・タイプ」に「組織階層および/または組織リスト別に組織の保護」を選択します。
「セキュリティ・プロファイル」設定ウィンドウで、営業単位をすべて追加し、各営業単位について、営業単位の分類と営業単位名を選択します。「追加」ボタンがそれぞれ選択されていることを確認します。
「単一要求」で「セキュリティ・リストの修正」を実行します。「パラメータ」ウィンドウで、「名称指名セキュリティ・プロファイル」に対して要求を実行するように選択し、作成したセキュリティ・プロファイル名を選択します。
複数の営業単位があり、それらの営業単位が複数のビジネス・グループに結び付けられている場合は、次のように設定します。
この設定は、例2で使用した方法で実行できますが、セキュリティ・プロファイルの定義時にビジネス・グループを選択しないでください。
この設定を完了するには、「グローバル・セキュリティ・プロファイル」ウィンドウを使用します。このウィンドウは「HRファンデーション」職責から使用できます。
複数ビジネス・グループに対する組織階層を設定するには、「グローバル組織階層」ウィンドウを使用してグローバル組織階層を定義します。このウィンドウも「HRファンデーション」職責から使用できます。
使用しているOracle E-Business Suiteの機能によっては、これらの前提条件をすでに実行している場合があります。
組織階層の定義: 企業内の営業単位を定義する組織階層を設定します。
詳細は、『Oracle HRMSユーザーズ・ガイド(日本仕様)』の組織階層の作成に関する項を参照してください。
セキュリティ・プロファイルの定義: レコードへのアクセスを組織内の特定レベル(またはそれ以上のレベル)で制御するセキュリティ・プロファイルを設定します。
詳細は、『Oracle HRMSインプリメンテーション・ガイド』の第3章のセキュリティに関する説明を参照してください。
「セキュリティ・リストの修正」プログラムの実行: このプログラムを単一要求として実行して、取引システムの最新情報を組織に移入します。このプログラムは「人事」職責を使用して実行します。この要求が正常に完了したことを確認してから続行してください。
要求の発行方法については、『Oracle Applicationsシステム管理者ガイド』を参照してください。
営業単位セキュリティを設定する手順は、次のとおりです。
「システム管理者」職責を使用して、「プロファイル」->「システム」の順にナビゲートします。
プロファイルを設定するユーザーまたは職責を選択します。
「MO: セキュリティ・プロファイル」オプションを選択します。
「検索」を選択します。
このプロファイル・オプションについて、「ユーザー」または「職責」列でセキュリティ・プロファイルを指定します。
DBIフレームワークの設定完了後、使用するDaily Business Intelligenceの機能およびダッシュボードを設定します。
手順 | 職責 | 機能またはダッシュボード |
---|---|---|
HRプロファイル・オプションの設定 | システム管理者 |
|
会社に対するプレースホルダ組織の作成 | HRMSマネージャ |
|
会社と原価センターの組合せに対する組織の作成 | HRMSマネージャ |
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「GL会社原価センターをHRと同期化」要求セットの実行 | HRMSマネージャ |
|
会社原価センター組織分類が使用可能であることの検証 | HRMSマネージャ |
|
組織へのマネージャの割当て | HRMSマネージャ |
|
「HRI 全原価センター・マネージャのロード」の実行 | Daily Business Intelligence管理者 |
|
品目ディメンションのアップグレード | 品目マネージャ |
|
製品カタログ階層の設定 | 品目マネージャ |
|
「DBI品目ディメンションの設定」要求セットの実行 | Daily Business Intelligence管理者 |
|
ソース元帳グループの定義: | Daily Business Intelligence管理者 |
|
財務ディメンションの定義: | Daily Business Intelligence管理者 |
|
ディメンションの値と階層の管理 | Daily Business Intelligence管理者 |
|
予算と予測の設定: | デスクトップ・インテグレータ |
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General Ledgerの収益と費用に関するレポート・データの保護 | Daily Business Intelligence管理者 |
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General Ledgerプロファイル・オプションの設定 | システム管理者 |
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Payablesプロファイル・オプションの設定 | システム管理者 |
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Email CenterのBIXプロファイル・オプションの設定 | システム管理者 |
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インバウンド・テレフォニのBIXプロファイル・オプションの設定 | システム管理者 |
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DBI for iStoreの「OM: DBI導入」プロファイル・オプションの設定 | システム管理者 |
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Oracle iStoreのプロファイル・オプションの設定 | システム管理者 |
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ミニサイト移行プログラムの実行 | システム管理者 |
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引合ランクの設定 | Oracle Marketing管理者 |
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リージョンの設定 | Business Intelligence Systems |
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DBI for Marketingプロファイル・オプションの定義 | システム管理者 |
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DBI for Projectsのセキュリティ・プロファイルの設定 | Daily Business Intelligence管理者 |
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Daily Business Intelligence for Projectsレポートの設定 | Daily Business Intelligence管理者 |
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従業員としてのユーザーの設定 | 購買 人事 システム管理者 |
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「POA: DBI実装」プロファイル・オプションの確認 | 購買 |
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文書表示の設定 | 購買 システム管理者 |
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商品の設定 | iProcurementスーパー・ユーザー、購買管理責任者、Public Sector Purchasingスーパー・ユーザー |
|
DBI for Financialsプロファイル・オプションとソース元帳グループ割当ての設定 | Daily Business Intelligence管理者 |
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DBI for Salesプロファイル・オプションの設定 | システム管理者 |
|
「商談ログ表の初期ロード」コンカレント・プログラムの実行 | Oracle Sales管理者 |
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収集開始日の決定 | Daily Business Intelligence管理者 |
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Oracle Process Manufacturingの生産資源倉庫の設定 | OPMシステム管理 |
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Oracle Advanced Supply Chain Planningでの計画の実行 | アドバンスト・サプライ・チェーン計画担当 |
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在庫組織セキュリティの設定 | Oracle Inventory |
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営業グループ階層の設定 | CRM管理者 |
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「OM: DBI導入」プロファイル・オプションの設定 | システム管理者 |
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「ISC: 出荷/輸送実行DBIインストレーション」プロファイル・オプションの設定 | システム管理者 |
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「FTE: 運送業者定時到着ウィンドウ」プロファイル・オプションの設定 | システム管理者 |
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時間を表す単位の識別 | システム管理者 |
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基本編成計画の設定 | Daily Business Intelligence管理者 |
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計画収集スケジュールの設定 | Daily Business Intelligence管理者 |
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レポート単位の設定 | Daily Business Intelligence管理者 |
|
各ダッシュボードに必要な設定手順のリストは、このマニュアルの各章、「Daily Business Intelligenceの設定チェックリスト」または付録C「設定とダッシュボードのマトリックス」を参照してください。
DBI機能およびダッシュボードの実装を完了した後は、次に示す設定後の手順を実行します。これらの手順は、すべてのインテリジェンス領域およびダッシュボードに対して完了する必要があります。
営業グループ階層は、営業部署の組織を決定します。また、「営業グループ」パラメータの値リストを作成します。この値リストは次のダッシュボードで使用されます。
営業管理相対実績
営業管理相対実績
商談管理
サービス契約管理
サービス更改管理
これらのダッシュボードに対して初期要求セットを実行する前に、次の表のプログラムをリストされている順に実行して、「営業グループ」パラメータを更新してください。
この手順は、すべてのダッシュボードを対象に1回のみ実行する必要があります。
コンカレント・プログラム | 職責 |
---|---|
グループ階層の水平化 | CRM管理者 |
レポート・マネージャの作成 | CRM管理者 |
これらのプログラムを実行すると、営業グループ階層に対するこれ以降の変更は、影響を受けるダッシュボードに対して初期または増分要求セットを実行したときに自動的に反映されます。
関連項目
『Oracle Common Applications Components Implementation Guide』
要求セット・ジェネレータを使用すると、各ダッシュボードまたはダッシュボードのセットに対する初期および増分要求セットが自動的に作成されます。
初期要求セット: 1つ以上のダッシュボードのすべての情報をロードします。
ダッシュボードを初めて実装する場合、および重要な設定変更のためにデータを再ロードする場合は、必ず初期要求セットを実行します(重要な設定変更には、営業グループや管理者階層の変更、原価センター体系の変更、グローバル・パラメータ設定の変更などがあります)。以前にロードしたデータがパージされ、新しいデータで上書きされます。
増分要求セット: 最後のロードまたはリフレッシュ以降に変更した情報をリフレッシュまたは更新します。この要求セットを使用して、ダッシュボードのデータを保守します。この要求セットは、少なくとも1日1回実行してください。
初期および増分要求セットには、1つ以上のダッシュボードのデータをロードまたはリフレッシュするために必要なすべてのコンカレント・プログラムが格納されます。これらの要求セットによって、プログラムが正しい順序で発行され、適切な表とビューが更新されることが保証されます。
警告: 要求セットを手動で編集しないでください。また、要求セットに格納されているどのコンカレント・プログラムも個別の要求として実行しないでください。
これらのプログラムを手動で編集または実行すると、ダッシュボードおよびレポートの下部に表示される最終更新日が正しく更新されません。また、要求セットはエラーまたは警告で完了します。
同じベース要約とマテリアライズド・ビューが複数のダッシュボードで共有されている場合は、各ダッシュボードごとに個別の初期および増分要求セットを作成する必要はありません。かわりに、関連する複数のダッシュボードごとに初期および増分要求セットを1つ作成できます。
次の表に、ベース要約とマテリアライズド・ビューを共有しているダッシュボードを示します。
初期または増分要求セットを作成する手順は、次のとおりです。
Daily Business Intelligence管理者職責を使用して、「設定」->「グローバル」->「要求セット」->「要求セット」の順にナビゲートします。
「要求セットの生成」をクリックします。
要求セットの名称を入力します。
要求セットの一意の内部名を入力します。
「要約のロード」チェック・ボックスの下にある次のオプションのいずれかを選択します。
初期ロード(以前収集した要約の増分リフレッシュ): 空の要約に対しては初期ロードを実行し、空でない要約に対しては増分リフレッシュを実行する初期要求セットが作成されます。
たとえば、時間ディメンションが以前にロードされた場合、時間ディメンションに対しては増分リフレッシュが実行されますが、その他のすべての要約に対しては初期ロードが実行されます。
このオプションでは、効率的な要求セットが作成されます。
全要約の消去およびロード: 移入済のすべての要約を消去し、データを再ロードする初期要求セットが作成されます。
このオプションでは、実行時間の長い要求セットが作成されますが、データが完全に再ロードされることも保証されます。
増分ロード: すべての要約に対して増分リフレッシュを実行する増分要求セットが作成されます。
要求セットによるベース要約表とマテリアライズド・ビューのロードまたはリフレッシュに要する時間のデータを収集する場合は、「表統計の収集」チェック・ボックスを選択します。
ダッシュボードを要求セットに追加するために、「ページの追加」をクリックします。
要求セットに追加するダッシュボードを問い合せ、選択します。
複数のダッシュボードで共通オブジェクトを共有している場合は、それらを単一の要求セットに結合できることに注意してください。
次の表に、共通オブジェクトを共有しているダッシュボードを示します。次に示すダッシュボードの各グループごとに、単一の要求セットを作成してください。
インテリジェンス領域 | 共通オブジェクトを共有するダッシュボード |
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DBI for Customer Support(サービス) |
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DBI for Customer Support |
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DBI for Depot Repair |
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DBI for Financials - 買掛/未払金 |
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DBI for Financials |
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DBI for Human Resources |
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DBI for Interaction Center |
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DBI for iStore |
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DBI for Marketing |
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DBI for Maintenance |
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DBI for Procurement |
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DBI for Product Lifecycle Management |
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DBI for Projects |
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DBI for SalesおよびDBI for Quoting |
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DBI for Service Contracts |
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DBI for Supply Chain - 顧客、出荷および製品収益 |
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DBI for Supply Chain - 在庫および倉庫 |
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DBI for Supply Chain - 製造および製品原価 |
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DBI for Supply Chain - 計画 |
|
DBI for Supply Chain - 輸送 |
|
「適用」をクリックして作業内容を保存します。
初期要求セットを実行して、特定のダッシュボードまたはダッシュボードのセットのデータをロードします。実装またはアップグレードの完了後、初期要求セットを1回のみ実行する必要があります。
1回に要求セットを1つのみ発行できます。
初期要求セットを実行する手順は、次のとおりです。
Daily Business Intelligence管理者職責を使用して、「要求」->「実行」の順にナビゲートします。
初期要求セットを実行します。
要求セットが警告付きで完了した場合は、要求セットのログ・ファイルをチェックして警告の原因を確認し、問題を解決した後、その要求セットを再度実行します。
次のいずれかの場合、要求セットは失敗する可能性があります。
通貨が正しくロードされていない。ロード中に通貨の換算エラーが発生すると、初期要求セット全体が失敗します。失敗の原因となっている通貨の詳細について、要求セットのログを確認してください。
単位が欠落している。ロード中に単位エラーが発生すると、初期要求セット全体が失敗します。失敗の原因となっている単位の詳細について、要求セットのログを確認してください。
一時表領域が不足している。
関連項目
『Oracle Applicationsユーザーズ・ガイド』の「レポートおよびプログラムの実行」
Daily Business Intelligenceの各ユーザーに適切な職責を割り当てます。
Daily Business Intelligenceユーザーを設定する手順は、次のとおりです。
「システム管理者」職責を使用して、「保護」->「ユーザー」->「定義」の順にナビゲートします。
ユーザーを問い合せます。
「職責」タブ・リージョンの「職責」フィールドで、ユーザーに割り当てる職責(たとえば、「Business Intelligence管理者」)を選択します。各ユーザーに複数の職責を割り当てることができます。
デフォルトでは、「Daily Business Intelligence」職責を割り当てられたユーザーは、その職責に関連付けられているすべてのダッシュボード、リージョンおよびレポートにアクセスできます。
マネージャ・レポートを実装している場合は、ユーザーが従業員と関連付けられていることを確認します。従業員はOracle Human Resourcesで定義されています。
品目レポートを実装している場合は、そのユーザーの次のフィールドが入力されていることを確認します。
個人
顧客
Eメール
これらのフィールドが入力されていないと、ユーザーはOracle Advanced Product Catalogのカタログ設定ワークベンチにアクセスできません。
関連項目
『Oracle Applicationsシステム管理者ガイド』の「Oracle Applicationsセキュリティの概要」
『Oracle HRMSユーザーズ・ガイド(日本仕様)』
ダッシュボードを保守するには、Daily Business Intelligence管理者職責を使用して増分要求セットを定期的に実行します。増分要求セットは、ユーザーが必要とする頻度でスケジュールしてください。要求セットは毎日実行されるようにスケジュールすることをお薦めします。
関連項目
『Oracle Applicationsユーザーズ・ガイド』の「レポートおよびプログラムの実行」
これで、Daily Business Intelligenceは正常に実装されました。
この時点でシステムをバックアップしておくことをお薦めします。